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令和の小中学生の恋愛のリアル

『りぼん』編集部に聞く!「小学生の恋愛」は最近の人気少女漫画でどう描かれてる?

2021.11.17

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親として心配すべき? 寄り添うべき? 令和の子どもの恋愛リアル

小学生でも彼氏・彼女がいたり、早くからスマホを持つことで連絡がとりやすかったり。

30~40代ママ・パパの幼い頃と比べて、恋愛において早熟なようにも思える現代の子どもたち。心配な事件も多い今、親は子どもの恋愛にどう向き合うべき!?

小学6年生がヒロイン、人気漫画『ハツコイと太陽』を掲載するりぼん編集部に話を聞きました!

子どもの恋愛は早熟になっているの?
小学6年生がヒロイン!りぼん『ハツコイと太陽』も人気!

漫画はフィクションですが、小学生がつき合ったり手をつないだり、キスシーンの描写も!子どもの恋愛の本当のところはどうなの?
小学生が主人公の恋愛漫画にもこんなドキドキシーンが!

『ハツコイと太陽 9』木下ほのか ¥506/集英社

『ハツコイと太陽 9』木下ほのか ¥506/集英社

恋愛に興味がなかった小学6年生の泉 小春子が、同じクラスの一条 蒼に恋をして、両思いになるべく奮闘するリアル小学生ラブストーリー。『りぼん』にて2021年9月号まで連載されていた人気漫画。コミックス全9巻が発売中。

子どもだって"つき合う"に興味津々!

『ハツコイと太陽』コミックス4巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)

『ハツコイと太陽』コミックス4巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)

スマホによって恋愛模様が変化

『ハツコイと太陽』コミックス4巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)

『ハツコイと太陽』コミックス4巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)



小学生もキスシーンにキュンとする!?

『ハツコイと太陽』コミックス5巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)

『ハツコイと太陽』コミックス5巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)

『りぼん』編集部 にインタビュー
「小学生の恋愛」は少女漫画でどう描かれてる?

「小学生の恋愛」は漫画の中でどのように描かれているのでしょうか?親世代の作品と、最近の人気漫画の違いは?りぼん編集部に話を聞きました!

『ハニーレモンソーダ』 など実写化もされる 人気漫画を掲載。毎月3日発売。

『ハニーレモンソーダ』など実写化もされる人気漫画を掲載。毎月3日発売。

『ハツコイと太陽』が人気を集める理由とは?

『ハツコイと太陽』は小学6年生の女の子・小春子がヒロイン。連載を立ち上げた編集者が、当時のりぼんに小学生が等身大で読める漫画がない、ということで提案した作品です。
中高生がしている憧れの恋愛を、読者と年齢が近い小学生がすることで、身近に感じて人気を集めたのかなと。
作者の木下ほのかさんは、小学生の言動を観察して作品に取り入れることもあったそうで、今の小学生らしさや、学校生活のこと、友情などのリアリティもしっかり描かれているから、共感を呼んだのではと思います。

『ハツコイと太陽』コミックス4巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)

『ハツコイと太陽』コミックス8巻より(ⓒ木下ほのか/集英社)

『ハツコイと太陽』では、友情やライバルとの関わりもしっかり描かれていて、恋愛を通して考え、成長していくヒロインの姿が印象的。

こんな胸キュンシーンが人気、といった傾向は?

キスシーンは、やはり人気はありますね。実際にキスをする小学生が増えているかはわかりませんが、漫画では昔から変わらず憧れのシーン。
また、今のりぼんではキスシーン以上が描かれることはないので、ぜひ安心してお子さんに読ませてあげてください(笑)。

親世代の作品と、最近の人気漫画の違いは?

昔は「両思い」と呼んでいた状態が、「つき合う」という言葉で表現されている印象があります。
また、つき合うことへのハードルが下がっていて、“つき合った後”が描かれることが多いです。
親世代は片思いの間のすれ違いを大事にしていたので、これは大きな違い。主人公がイチャイチャしているところ、幸せそうな様子が見たい、というのが今の子どもたちの気分のようです。

最近の子どもの恋愛は、昔と比べて早熟だと思う?

漫画はフィクションなので実際の恋愛とは少し異なるとは思いますが、そこまで早熟とは感じません。
ただ、昔は憧れだった恋愛が今は身近で、小学生でもしていいもの、という感覚はあると思います。

少女漫画を通して編集部として伝えたいことは?

恋愛は少女漫画のメインテーマで大切ではあるのですが、ヒロインの女の子がなぜ好きな人に振り向いてもらえるかというと、人として魅力的だから。
友情、家族、人との関わりを大切に描き、人生は恋愛やモテることがすべてじゃないと伝えられたら。りぼんでは、実は恋愛以外の漫画も充実しています。

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実写化もされる人気漫画を多数掲載。子どもの頃読んでいた!という人も多いのでは?

りぼん公式サイトはこちら!:http://ribon.shueisha.co.jp/


取材・原文/野々山 幸(TAPE)

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