お花をセンスよく暮らしに取り入れたいけれど、そもそも水の適量って? 茎の長さって? 里田さんの素朴な疑問をウヴルのお二人が解決!
●〈ŒUVRE/ウヴル〉田口一征さん、岩永有理さん
2014年、夫婦で「花屋 ウヴル」として、都内のアトリエを拠点に活動をスタート。季節の花を生かした、モダンで美しい色使いやあしらいで一躍人気に。2歳の息子さんを連れて、市場やアトリエに行くこともあるそう。
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ブーケやアレンジメントは電話またはメールでの完全オーダーメイド制。Instagram(oeuvre_tokyo)にて、最新情報などをお知らせ。問い合わせはinfo@oeuvre-tokyo.com
●Mai Satoda
本誌連載「マイ・ワンダフル・ライフ」やLEEwebの「Answer From Mai」が大人気。’21年春に7年間の米国暮らしを経て帰国し、現在は1男1女の育児に奮闘中。
すぐ枯らしてしまうんです
お花をもっと長もちさせるには?
「何より大切なのは、水を清潔に保つこと。水が汚れる主な原因は茎のぬめりなので、こまめに様子を見て茎をカットする頻度や水の量を調節してみてください」(田口さん)
毎日茎を少しカットし、吸水する切り口を新鮮に保って
花がスムーズに水を吸い上げ、みずみずしさを保つため、こまめに茎の根元をカットします。「新鮮な断面ができるように、園芸ハサミで茎をカットします。一気に短く切るともったいないので、目安は下から2〜3cm。毎日、水を替えるタイミングで行って」(田口さん)
水につかった茎の様子を観察しながら、水量を調節
「紫陽花やバラなど、表面の皮が硬い茎は、たっぷり水揚げをする必要があるので、水量を多めに。一方ガーベラやひまわりなど、うぶ毛があるような柔らかい茎は水に触れるとぬめりやすいので、水は少なめに」(田口さん)。これを目安に水量を調節して。
茎が短くなったら、花や花びらを浮かべて、最後まで楽しんで
茎が短くなった花は平たい花器に浮かせれば、最後まで観賞できます。「時間がたったブーケから、色鮮やかな花びらをピックアップして水面に浮かせてもきれい。深皿など、手持ちの食器でいいと思います」(岩永さん)
誰かに贈るときも、自宅に飾りたいときも迷います
お花屋さんで外さない頼み方は、ありますか?
「お花を贈る機会も多いのですが、どんなふうにオーダーすればいいか、毎回悩んでしまいます。お相手の好みがわからないときでも、心をぐっとつかむ失敗しないオーダーの仕方を知りたいです」(里田さん)
季節の花を主役に色をまとめるとセンスよく
相手の好みや目的を伝え、季節の花をメインにお任せを、と田口さん。「気候や温度、香りなど、季節が巡るたびに思い出せる素敵な贈り物になると思います。迷ったら、〝旬のお花をメインにしつつ色をそろえたワントーンで〟とオーダーすると、初めてのお花屋さんでも失敗しづらいと思いますよ」(田口さん)
「まとまりが出てぐっと大人っぽいムードに。素敵ですね!」(里田さん)
『里田まいさんと学ぶ、季節のお花とグリーンの飾り方』詳しい内容は2021年LEE11月号(10/7発売)に掲載中です。
撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) スタイリスト/斉藤くみ(人物) 今田 愛(静物) モデル/里田まい 取材・原文/田中理恵
※クレジットのないものはすべてスタイリスト私物です
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年10/7発売LEE11月号現在)です。
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