
『ビルド・ア・ガール』

©Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019 配給:ポニーキャニオン、フラッグ
ぶつかりながらもわが道を進む毒舌女子のパワフルな青春映画
オアシス、ブラー、プライマル・スクリームetc.……が旋風を巻き起こした’90年代前半のUKロックシーンを背景に、冴えない女子高生が音楽業界に単身乗り込んでいく姿を描いた『ビルド・ア・ガール』。脚本も手がけたイギリスの人気作家キャトリン・モランの半自伝的小説の映画化で、彼女自身なんと15歳でオブザーバー紙の若者レポーター賞を受賞した。当然脚色はあるが、そんな彼女の視点と体験を通して描かれる当時のリアルな業界事情に、ワクワクが止まらない!
イギリス郊外に家族7人で暮らすジョアンナは、学校ではドン臭いとバカにされぎみだが、豊かな想像力とたぐいまれな文才の持ち主。元バンドマンで音楽への夢を諦めきれない父親は甲斐性がなく、一家の生活はいつもカツカツ。そんなとき、音楽マニアの兄にすすめられ、ギャラ目的で大手音楽誌のライターに応募する。
ユニークな視点と文才が認められるも、現れたダサ女子に編集部はビックリ。だが持ち前の機転とガッツで試験採用を勝ち取った彼女は、髪を赤く染め、奇抜な衣装を自作し、栄光のプレスパスでライブハウスを渡り歩く。そして“音楽ライター、ドリー・ワイルド”として人気を得る。ところが取材で出会ったロックスターに、本気で夢中になってしまい……。
才能あふれる16歳、されど16歳。気まぐれで繊細なカリスマロックスターに、心の傷をポロッと告白されメロメロになる乙女心に共感必至。甘々な記事を酷評されたジョアンナが一念発起し、編集部の求める“辛口評論家”として毒舌で返り咲き、ロックシーンに斬り込んでいく快進撃が実に痛快。でもどこか危うく鼓動もはやる。案の定――。人気者ともてはやされ、家族を養える金銭も得て、“万能感”からの勘違い行動って、ことの大小はともかく誰もが経験あるのでは!?
でも失敗してからの、ジョアンナの“パワフルで素直な反省”がまさに真骨頂。ぶつかろうが思うままに突き進む。その姿から、私たちの心にも勇気がわき上がる。最高!
・10月22日より新宿武蔵野館ほか全国公開
・公式サイト
『護られなかった者たちへ』

©2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会 配給:松竹
胸のザワザワが収まらないヒューマン・ミステリー
東日本大震災から10年目の仙台。全身を縛られ、餓死に至らされる連続殺人事件が発生する。担当刑事(阿部寛)は被害者らの共通点から、出所したばかりの利根(佐藤健)に行き当たるが。大勢の命をのみ込んだ震災、被災者同士のつながり、生活保護、その実態――。刑事が利根を追うほどに、現代日本が抱える問題や闇が浮かび上がる。
心臓バクバク、一瞬たりとも見逃せない! 『64-ロクヨン-』などの瀬々敬久が、同名小説を映画化。
・全国にて公開中
・公式サイト
※公開につきましては、各作品の公式サイトをご参照ください。
取材・原文/折田千鶴子
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