見過ごされがちだけど、実はこの家事、重労働!
ストックや予算の管理、食材や日用品の買い出し、重たいものを運んだり収納したりと、手間も多い「お買い物」。
そこで今回は、買い物賢者の「一週間まとめ買いアイデア」に注目!食材を無駄にせず、ちょうどよく管理する知恵と工夫をうかがいました。
宇高有香さんの一週間買い物アイデア
平日5:週末5の割合が暮らしにフィット
お話をうかがったのは… 宇高有香さん
ライフオーガナイザー。夫、中学1年の息子、小学4年の娘との4人家族。「心地よい暮らし研究会」として『みんなの買い物大全』(ワニブックス)を刊行。
宇高さんの1週間の買い物ルーティン
火曜:宅配システムのお届け日(主に金曜日までの食材)
土曜:家族でスーパーへ買い出し(主に週末の食材と日用品の補充)
平日の食材は宅配システムに頼る
商品を選ぶポイント
必ず頼むものは牛乳、卵、豆腐、精肉と野菜とフルーツ。野菜は葉物、根菜、旬のものをバランスよく。この日は、ホットケーキミックス、パスタ、さばの水煮缶も。子どもの成長に合わせて、徐々に頼む量が増えている。
週末分は夫主導でスーパーで揃える
商品を選ぶポイント
この週末は、お子さんたちのリクエストによりチキン南蛮とたこ焼きを作ることになり、必要な材料を調達。ほかに夫の晩酌用のお酒やおつまみ、子どものお菓子、週末に食べたいものなど、週に1回、家族がそれぞれ欲しいものを購入。
平日は私、週末は夫。担当を分けたらいいリズムに
長く続けている週に1回、スーパーでの買い出しは宇高さんが主導でしたが、ここ1年で新しいスタイルが確立されたそう。
「おうち時間が増えたことで、夫が料理に目覚め、週末はごはん担当を買って出てくれたんです。なので、スーパーの買い出しから夫におまかせして、私は一緒に行くけれど店内では別行動。足りない日用品やスーパーで買いたいものをささっと買いに走り、レジで合流するようになりました」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
一方、平日のごはんは、宅配システムで届く食材がメインに。
「もともとは加工肉や調味料など、こだわりたい食材だけを買っていましたが、便利でどの食材もおいしいので、少しずつ割合が増えていきました。月曜日は週末の残り食材でやりくりし、火曜日に宅配が届いたら、平日のうちにこの食材を使い切るようにして、金曜日の夜に冷蔵庫を空にできたら大成功です」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
まとめ買い派ながら冷凍品を扱うのは苦手、という宇高さんは冷凍保存をせず、作り置きもなし。
「以前は肉や魚を冷凍していたけれど、結局忘れがち。作り置きを試した時期もあったけれど、うまく回せなかったのでやめました。今はその日ごとに作るものを決めて、冷蔵の肉や魚を積極的に使い切る。なくなったら缶詰や乾物もどんどん活用することで、ストレスがなくなり、食材もうまく回るようになりました!」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
宇高有香さんの買い物ルール1
宅配食材は持ち手付きのバッグに。キッチンまで運ぶのが楽に
玄関先で受け取る宅配システムの食材は、保冷バッグに冷蔵、もう1つのバッグに常温を。バッグはどちらも持ち手付きにしたことで運ぶのがスムーズに。
「クーラーボックスを試したこともあったけれど、運ぶときに壁を傷つけたので、ソフトバッグに変更」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
宇高有香さんの買い物ルール2
葉野菜は大玉と小ぶりのものを隔週で頼み、野菜室の在庫量を調整
レタスやキャベツなど、大物の葉野菜は使い切るのに時間がかかることも。
「隔週でサニーレタスや水菜などの小ぶりな葉野菜を注文するようにしたら、野菜室に入り切らない!と焦ることがなくなりました」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
宇高有香さんの買い物ルール3
ストック食材の包装はすぐ外し、使いやすく収納
届いた缶詰などのストック食材は、収納するタイミングで包装を外します。
「ちょっとしたことですが、ごはん作りの慌ただしいときに、ぱっとすぐ使えるとイライラが軽減。ちなみに日用品も外側の包装を外してからストック棚にしまうようにしています」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
宇高有香さんの買い物ルール4
夕食作りと同時に下ゆでする野菜は、調理台に置いておく
下ゆでしたい野菜は、仕分けのときに冷蔵庫に入れず、あえてキッチンに一時置き。
「少しの時間なら常温で問題なし。冷蔵庫から取り出す手間を省けるし、夕食作りのついでに忘れず取りかかれます」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
宇高有香さんの買い物ルール5
週末のごはん作りは夫担当。子どもがお品書きからリクエスト
「料理にハマった夫ですが、献立作りは悩むよう。毎週"何食べたい?"と聞きすぎて、子どもから不満が出て(笑)」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
そこで生まれたのがお品書き。子どもが好きなメニューを書き出しておき、そこから選ぶことで献立決めがスムーズに。
宇高有香さんの買い物ルール6
在庫が足りないと気づいたらGoogle Keepのアプリに記入
トイレットペーパーはトイレ内、キッチンの消耗品はキッチンと、各ストックは使う場所に保管。
「日々使いながら、買い足そうと思った瞬間にスマホでGoogle Keepを開いてメモ。リスト化しやすく、見やすくて便利」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
宇高有香さんの買い物ルール7
スーパーではかごを2つ用意し買う段階から冷蔵とその他に仕分け
スーパーではカートにかごを2つセット。
「1つは冷蔵品を入れて、もう1つは常温と、あらかじめかごに入れるときから仕分けをし、レジでかごごとにマイバッグへ移してもらいます。帰宅後の片付けもスムーズです」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
宇高有香さんの買い物ルール8
調味料の4パターンから献立を組み立てる
「今日の献立は何にしよう、考える作業を手放しました」と宇高さん。和、洋、中、1本で味が決まるものと、主に4パターンの調味料を軸に、即興で調理。
「いろいろ試して、今の私にはこれがしっくりきています」(ライフオーガナイザー 宇高有香さん)
撮影/名和真紀子 取材・原文/田中理恵
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