「煮込みは肉と野菜を炒めて煮るだけ! 火にかけて30分以内で仕上がるので普段のごはんやおもてなしの作り置きにおすすめです」
そう話すのは、フレンチをベースにした家庭的なレシピで人気の料理家、渡辺麻紀さん。
「肉はこま切れなどを使うと火が早く通るし、肉のうま味が野菜にからまってコクのあるおいしさに。食欲をそそる"とろ~り"のもとは、豆、いも類のでんぷんや生クリーム、チーズなど。片栗粉を使ってもOK! とろみがあると冬は体があったまるし、ごはんやパンにもからんでおいしく食べられますよ」
一皿で栄養バランスがとれ、ごはんやパンと食べれば、おなかも大満足! 今回は、牛肉を使った本格派さんのビーフストロガノフをご紹介します。
なめらかでコクのある味にうっとり
ビーフストロガノフ
「缶詰のデミグラスソースを活用した、洋食屋さん風のレシピ。パセリごはんと合わせると、おもてなしにもなりますよ」(渡辺さん)
材料・4人分
- 牛こま切れ肉……400g
- A
- 粗塩、こしょう……各少々
- 太白ごま油(またはサラダ油)……大さじ1
- 玉ねぎ……1個
- マッシュルーム……6個
- バター……30g
- トマトケチャップ……大さじ2
- 薄力粉……大さじ1
- 白ワイン……150㎖
- B
- チキンスープ……100㎖
- 生クリーム……150㎖
- デミグラスソース(缶詰)……150㎖
- 粗塩、こしょう……各少々
- ブランデー(あれば)……大さじ2
作り方
- 牛肉は大きいようなら3 ㎝幅に切り、Aをなじませる。
- 玉ねぎは縦半分に切り、繊維に直角に1 ㎝幅に切る。マッシュルームは4枚に縦にスライスする。
- 鍋にバター20gを弱火で溶かし、②を炒める。トマトケチャップを加え、薄力粉を振って炒め、白ワインを加えて中火にする。煮立ったらBを加え、弱火にして15分煮る。
- フライパンに残りのバターを中火で溶かし、牛肉をさっと炒める。粗塩、こしょう、あればブランデーを振ってアルコール分を飛ばす。③に加えて混ぜ、5分ほど煮る。
ごはんにも・・・
ごはんにバター、粗塩、こしょう、パセリのみじん切りを混ぜたパセリごはんで。好みでサワークリームを添えて。
味も香りも強い牛肉には、カレー、赤ワイン、デミグラスソースなどの強い味がよく合います。こま切れ肉なのに、まるでお店のようなごちそうに!ぜひお試しを!
次回は近藤幸子さんの10分煮込みレシピをお届けします。
撮影/福尾美雪 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子 撮影協力/UTUWA
詳しくは2017年1/6発売のLEE2月号に掲載 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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