うちの息子だけでしょうか。傘を剣や杖に見立てて、本来ではない使い方をするのって。傘って決して安いものではないので、きるだけ大切に使ってもらいたいですよね。どうしたら愛着を持ってもらえるのだろうか、と考えていたところ、傘作りを体験できるキットを発見しました。
大人も興味深い、傘の組み立て工程
傘作りを体験できる「そら傘キット」は、手順に沿って組み立てていくことで、傘の仕組みを学べるというもの。
大人でも傘を作ったことがある人は少数だと思うので、息子より私の方が興味津々で取り組みました。
まずは石突を外し、傘骨を取り付けていきます。
傘骨の向きが正しくないと傘生地がうまく取り付けられないので、ここは慎重に。私は向きを間違えて何度もやり直しました。ビニール傘は使い捨て感覚でしたが、こんな面倒くさい工程を知ると大切に使わなければ、と改心。
続いて露先を外して、生地を取り付けていきます。
これも細かな作業で、子どもの手先の練習にもなりそう。
生地を張り終えたら、いわゆるビニール傘の完成!
5歳の息子には難易度が高かったためほぼ私が作りましたが、小学校中学年くらいになれば一人でもできそう。知っているようで知らなかった傘の構造が理解でき、個人的にも勉強になりました。
ここからが子どものお楽しみ。デコレーションです。
付属のシールや油性ペンで自由に装飾をしていき、オリジナリティを出していきます。雨などに濡れて剥がれたり、色落ちしないように生地の内側に施していくのがポイント。
息子は大好きな恐竜や動物を描いていました。
完成品はこんな感じ。これなら似たような傘に紛れて取り違えられる心配もなさそう。
傘袋付きのため、濡れた傘を持つ時に感じるストレスも軽減できます。
パーツはすべてプラスチックのため錆びませんし、柔軟性のある素材なので風にも強いのも魅力。もし骨が折れても修理できるので、使い捨てではなく、長く使える点も◎。
自らデコった傘だったからうれしかったのでしょう、息子はいつものように振り回すこともなく、丁寧に差していた姿が微笑ましかった!
長いおうち時間、まもなく訪れる梅雨に備えて傘を自作してすごしてはいかがですか。
「そら傘キット」公式サイトはこちら!
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津島千佳 Tica Tsushima
ライター
1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。