LIFE

今からでも高められる?母と子どもの「自己肯定感」

OURHOME Emiさんの自己肯定感を高める「マイノート」術

  • LEE編集部

2021.05.04

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interview 大人になっても、自分で変えることはできる 私はこうして自己肯定感UPしています!

自ら自己肯定感を高めながら、強いエネルギーで活躍を続ける整理収納アドバイザー、OURHOME主宰のEmiさん。自己肯定感アップ術や気持ちをコントロールする方法など、じっくりお話を聞きました。

今からでも高められる?母と子どもの「自己肯定感」
◆子どもの自己肯定感を下げる言葉&高めるポイント
◆バービーさんの「自己肯定感が低い自分への対処法」って?
この記事は2020年12月7日発売LEE1月号の再掲載です。


22歳から書き始めたマイノートは66冊に。書くことでフラットになれて、自分を深掘りできる!子どもたちにもノートをすすめています

整理収納アドバイザー、OURHOME主宰 Emiさん

整理収納アドバイザー、OURHOME主宰 Emiさん

家族の“ちょうどいい暮らし”を提案。著書に『小学生のおかたづけ育』(大和書房)など。16冊目の新刊が12月10日発売。OURHOMEのオンラインレッスンも好評。

仕事と育児の両立ができず自己肯定感がダウン

ポジティブなオーラと強い発信力で、独自の暮らしのアイデアやレッスンを次々と形にしていくEmiさん。やはり以前から自己肯定感は高いのでしょうか?

「そんなことはまったくなくて、子どもの頃は『どうしよう』が口ぐせで心配性。学生時代も『友達はスタイルがよくてうらやましい』と、すぐに人と比べていました。

出産後は、さらに自己肯定感が下がり、できると思っていた仕事と育児の両立がうまくできずに空回り。双子なので次々に体調を崩して、そのたびに会社を休まなければならず理想のワーママとはほど遠く……。毎日わけもわからず涙を流していた時期もありました」(Emiさん)

そんな自己肯定感が低い状態に変化をもたらしたのが、Emiさんのレッスンでもおなじみの「マイノート」をつけること。22歳から現在まで、66冊にもなるそう!

「最初は会社の理念や上司の言葉など仕事で必要なことをメモしていたのですが、暮らしでの気づきをメモすると仕事にも役立ち、それがまた暮らしを高めてくれると気づいて。

今は、仕事のこと、育児の記録はもちろん、好きなファッション、テレビで芸人さんが言っていたいい言葉、取材の事前準備の際の考え事など、なんでもノートへ。書き記すことで、気持ちがどん底まで落ち込んでいても、反対にテンションが高くなりすぎていても、一度フラットな状態になれる。冷静に自分を見ることができます。

いいことも悪いことも書くと、失敗すれば反省になるし、成功したらそのうまくいった仕組みをノートに残しておける。頭のキャパシティには限界があるので覚えておけないけれど、ノートに出せば、次に同じようなことがあると生かせるんです。いいことがあったときほど、しっかり書いておきたいと思っています。

会社を辞めて今後に迷った時期には、自分ができること、やりたいこと、褒められたことなどをノートに書き出して、自己分析をしたこともありました」(Emiさん)

人前で子どもについてのマイナスな発言はしない

小学5年生の男の子と女の子の、双子のママでもあるEmiさん。子どもの自己肯定感にも日々気を配っています。

「私もそうだったのですが、子どもって大人の会話がかなり耳に入っていると思います。人前で子どもについてのプラスのことは話しますが、マイナスなことは言わない。子どもがその場にいないときでも、帰宅したら微妙な空気を感じ取るかもしれないので極力避けて。子どもを褒められたときに、謙遜しすぎないことも気をつけています。

また、私の母は少し天然なところがあり、自分の失敗やできなかったエピソードをよく話してくれて、私はとても気がラクになったんです。それにならって、私も自分の失敗談をよく子どもたちに話しています。失敗話から『こんなに間違えてしまってどうしよう?』と子どもたちに真剣に悩み相談をすることも。子どもでもひとりの人として、尊重することはこれからもしていきたいですね」(Emiさん)

また、お子さん2人も5歳からマイノートをつけているそう!

「最初は子どもがいるときにも私自身がマイノートを書きたいから一緒にやってみよう、という流れでした。今はそれぞれにいろいろと書いていて、娘は買ったものを記録したり、サッカーに熱中している息子は日本代表の選手のスパイクの種類をまとめていたり。子どもが自分の“好き”を思う存分出せるところってなかなかないので、ノートがその場所になればなと。

子どもたちが書きためたノートを見ることもありますが、私が評価をしないことは心がけています。ノートは人に見せて丸をもらうものではなく、自分の心の支えにしてほしい。私がそうであったように、ノートで自分を見つめて深掘りすることで、子どもたちの自己肯定感も育ってほしいなと思っています」(Emiさん)



私の自己肯定感を高めてくれること&もの

POINT

・仕事、育児、ファッションまでマイノートにすべて書き出す! ・成功した仕組みを記しておくと 同じような機会に生かせる ・子どもに親の失敗談や相談を。ひとりの人として尊重する

❶Emiさんのマイノートを公開! 出張中の記録や作りたいレシピなど情報が盛りだくさん。❷・❸子どもたちも5歳のときからつけているマイノート。娘さんは購入したアイテムと、買い物できてうれしい気持ちも記して。

❶Emiさんのマイノートを公開! 出張中の記録や作りたいレシピなど情報が盛りだくさん。
❷・❸子どもたちも5歳のときからつけているマイノート。娘さんは購入したアイテムと、買い物できてうれしい気持ちも記して。

今からでも高められる?母と子どもの「自己肯定感」
◆子どもの自己肯定感を下げる言葉&高めるポイント
◆バービーさんの「自己肯定感が低い自分への対処法」って?


撮影/仲尾知泰 取材・原文/野々山 幸(TAPE)

この記事は2020年12月7日発売LEE1月号の再掲載です。

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LEE編集部 LEE Editors

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