自ら自己肯定感を高めながら、強いエネルギーで活躍を続けるタレントのバービーさん。自己肯定感アップ術や気持ちをコントロールする方法など、じっくりお話を聞きました。
今からでも高められる?母と子どもの「自己肯定感」
◆【自己肯定感が高まった名言集】長谷川京子さん、浜島直子さん…親や周りの大人からかけられた印象的な言葉とは?
◆子どもの自己肯定感を下げる言葉&高めるポイント
この記事は2020年12月7日発売LEE1月号の再掲載です。
タレント バービーさん
1984年生まれ。お笑いコンビ・フォーリンラブのボケ担当。最近は執筆、下着のプロデュースなど多方面で活躍。著書『本音の置き場所』(講談社)が発売中。
細かいto doリストを達成すると“できたハイ”に!
自分らしい生き方やジェンダーについての発言が注目され、ラジオや雑誌連載、公式YouTubeが人気を集めるバービーさん。自己肯定感についてもバービーさんなりの考えが。
「考えてみると『自分は自己肯定感が高いですよ』なんてはっきり言える人は、あまりいないのでは。無理に上げようと頑張るのではなくて、自己肯定感が低い自分への対処法を知っておけばいい。
例えば、落ち込むと自分を制御できなくて、仕事も家事も手につかないなら、頭の中で『落ち込む』という自分の思い・主観と、客観的にやらなければいけない仕事や家事を切り離すトレーニングをしておくとか。気持ち的にはそれどころじゃなくても、どう行動するかをコントロールすることはできると思う。
自己肯定感が低くて問題が起こる部分は人それぞれだと思うので、そのポイントを知って、対処法をいくつか持っておくといいんじゃないかな」(バービーさん)
バービーさん自身が、自己肯定感が低い自分と向き合う方法は、ノートにやりたいことや目標、現状などを書き出すこと。
「気分が落ちるときは『to doリスト』を細かく作って、それを実践。『映画をたくさん見る』のような大きな項目だとなかなかできないので、『見たい映画の予告編だけ見る』とかハードルをぐっと下げて。すると、どんどん“できたハイ”になっていって(笑)、あるときぐんとやりたいことを達成できるんです。
先日、3年前のノートを開いたら『町おこしのECサイトを作る』『下着をプロデュース(写真下②)』など、当時のやりたいことが8割ぐらい叶っていました」(バービーさん)
また、仕事に行き詰まると行っていたのが「言葉の因数分解」。
「言葉から言葉を連想して考えを発展させていく、といったもので、キャラクター作りに悩んでいたときに始めました。ノートの真ん中に『バービー』と書いて、自分で思う長所、短所や周りに言われた言葉、その言葉の類義語を調べて書いていくと、今の自分を形成する要素が明らかに。
これは、悩みとかにも応用できて、例えば真ん中に『自分を好きになれない』と書いて、自分の嫌いなところや自己肯定感が低いと思う理由と、最低限でいいから自分のいいところも書く。何もないと思ったら『毎日歯を磨いている』でもOK!
主観に引っ張られて落ち込んでいるわけだから『自己肯定感が低くても、毎日歯は磨けてる』と客観的に思えるだけでも、気持ちが少し上がるはずです」(バービーさん)
美醜の基準は人それぞれ。多数派に合わせる必要はなし
また、日本女性は社会に根付く“ルッキズム”によって、容姿にコンプレックスを抱きがちです。
「学生時代は私も『細くかわいくなりたい』と。でも、美醜の基準はみんな違うから、多数派に合わせる筋合いはないなって(笑)。気になるなら、SNSで横顔や後ろ姿だけアップして、褒めてもらうのもアリ。SNSは自分を高めるためにうまく活用したいですね」(バービーさん)
最近はそのSNSを通して、若い世代からの悩みが届くことも。
「『親が私の受験に必死で、頑張ることに疲れました』とか。第三者の私が一歩引いて見ると、おそらく親の自己肯定感が低くて周りを気にすることで、子どもに我慢を強いているので、つらいですよね。親も子どももうまく自分の自己肯定感を受け入れて、親の思いが子どもを侵食することは避けられるといいなとつくづく思います」(バービーさん)
私の自己肯定感を高めてくれること&もの
POINT
❶4人兄弟の末っ子。「親からは“〜しろ”がなく、自分自身でOKだと思って育ちました」
❷サイズが大きい女性でも着られる下着をピーチ・ジョンにて製作。
❸2007年にノートに書いた目標。
今からでも高められる?母と子どもの「自己肯定感」
◆【自己肯定感が高まった名言集】長谷川京子さん、浜島直子さん…親や周りの大人からかけられた印象的な言葉とは?
◆子どもの自己肯定感を下げる言葉&高めるポイント
撮影/イマキイレカオリ ヘア&メイク/藤原リカ(ThreePEACE) スタイリスト/谷口夏生 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
この記事は2020年12月7日発売LEE1月号の再掲載です。
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