【固定費ケース別節約術】保険・光熱費・通信費…節約できないのはあなたの気持ちが弱いからじゃないんです!
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LEE編集部
2021.03.22
支出を減らしたいとは思っているけれど、携帯のキャリアを乗り換えるのはなんだか不安も……。しかも、家計簿を見返しても「無駄遣い」だと思うような支出が見当たらない! これは人間なら誰もが抱いてしまう心理のせいなんです。仕組みを知れば変われるはず!
「月3万円黒字術」で心も暮らしもラクになる!
◆【約4割の読者の世帯収入が減った】コロナ時代の家計の変化を読者306人にアンケート!
◆【自分の幸せにつながるお金の使い方】投資家・ヤマザキOKコンピュータさんに教わりました
この記事は2021年2月5日発売LEE3月号「『月3万円黒字術』で心も暮らしもラクになる!」の再掲載です。
固定費を見直したいですか?
決められないときの心の動きを理解すれば見直せます!
支出を減らすには、毎月出ていく固定費の見直しが最優先。「見直したい」と思う人もアンケートでは約半数いました。
それなのにいざ行動を起こそうとすると、なぜか「変えないほうがよさそう」「選ぶのが大変」「やめたら損する」とネガティブなことを考えてストップしがち。山下さんによるとこの背景には行動経済学が。
「人間には、得をすることよりも、損をすることを強く恐れる心理があります。この心理と経済行動を結びつけたのが行動経済学です。
あらかじめどんな現象が心の中で起きるのかを知っておけば、“これは人間の心理現象だから”と、惑わされることなく必要な判断ができるようになるでしょう」(FP 山下幸子さん)
固定費見直しで現れがちなのは「現状維持バイアス」「選択肢の過剰」「サンクコストの過大視」。
これらの決断できないワケと、その対策について学んでおきましょう。
見直しを避けたいのはこの鬼たちのせい!?
今の状態が最適だと感じてしまう「現状維持バイアス」、選択肢が多すぎると選ばないことを選んでしまう「選択肢の過剰」、やめて得するより、損することに目がいってしまう「サンクコストの過大視」が固定費の見直しを阻止!
5つの固定費 ケース別対処法!
掛け捨ての保険を契約している人が多いと思います。「今やめて、保険対象の病気にかかったら保険料が無駄になる」とサンクコストの過大視が起きることが。今、保険料を見直せば結果的に得をするということに目を向けましょう。
電力自由化、ガス自由化でたくさんの企業が参入。選択肢が多すぎで「このままでいいや」と選ぶことを避けたい気持ちに。「エネチェンジ」などの料金比較サイトで条件を入力すれば最も安くなる会社がわかるので、まずは活用してみては。
「キャリアを替えると、サービスが悪くなるかも」と考えてしまうのは、現状維持バイアスが働いているから。もしサービスが悪ければまた乗り換えればいいのです。リサーチして悪いところがなければ勇気を出して乗り換えを。
これもサンクコストの過大視が働き、「やめたら今までの努力が無駄になる」と思ってしまいます。でも、子どもが夢中になっていないならズバリ無駄!「みんなやっているから」ではなく、子ども自身の意見を尊重しましょう。
気がつくと利用してないのに料金だけを払っていることが多いのがジムやサブスク。これもやめようとするとサンクコストの過大視が働き「続けてきたのにもったいない」と考えがち。一度すべてやめてみて、必要なものだけ再加入を。
「月3万円黒字術」で心も暮らしもラクになる!
◆【約4割の読者の世帯収入が減った】コロナ時代の家計の変化を読者306人にアンケート!
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イラストレーション/沼田 健 取材・原文/古川はる香
この記事は2021年2月5日発売LEE3月号「『月3万円黒字術』で心も暮らしもラクになる!」の再掲載です。
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