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アイロンがけの億劫さも忘れる! ドイツD.B.K.の名品なら、やる気倍増&仕上がりもばっちり

  • 神原サリー

2021.02.05

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#7 D.B.K. スチーム&ドライアイロン「ジ アカデミックJ 80T」

暮らしのヒントで掲載していた
「神原サリーの愛しの家電語り」が
このたび連載コラムになりました!
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最近はもっぱら衣類スチーマーが人気ですが、パリッとハリを出したり、しっかり折り目をつけたりするなら、やっぱりアイロンが一番。でも、アイロンをかけるのは面倒だし、上手に使えなくて……とお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するD.B.K.の「ジ アカデミック」はシンプルなフォルムがまさにアイロンというデザイン。その使い勝手のよさでロングセラーのアイロンです。スタイリストさんにも愛用者が多いと聞くと、使ってみたくなるのでは? お値段もお求めやすいのがうれしいのです。

ドイツの電熱製品専門メーカーD.B.K.社のアイロン

D.B.K. スチーム&ドライアイロン「ジ アカデミックJ 80T」実勢価格5,000円程度

D.B.K. スチーム&ドライアイロン「ジ アカデミックJ 80T」実勢価格5,000円程度

D.B.K.社はドイツで半世紀ほどの実績をもつ電熱製品専門メーカー。クロームメッキ仕上げのスチールボディがいかにもアイロンらしいデザインで、レトロ感を漂わせています。底部にフッ素樹脂加工で仕上げた熱伝導率の高いアルミ製熱板を使用しているので、滑りもよく950Wというアイロンにしては比較的少ない電力でもしっかりと熱を伝えてアイロンがけができます

効率良く配置された25の孔から強力なスチームを噴射することで、厚手の布地でも気持ちよくアイロンがけができますが、実は私のおすすめはドライモードで使うこと。アイロンに水を入れず、霧吹きを使ったり、完全に乾ききっていないうちにドライモードでアイロンをかけるほうが、うまくいくと感じているのです。というのも、スチームを使う場合、湿気が完全に飛ぶ前にアイロンがけを止めてしまうと、あとでシワが戻ってしまうことがあるから。

「ジ アカデミック」はスチームの力に頼らずとも、すいすいシワが伸びていくので、布地の種類や好みに応じてドライとスチームを使い分けるといいのではと思います。

日本のメーカーのアイロンのようなカラフルな色使いでなく、機能美そのままのデザインが素敵です

日本のメーカーのアイロンのようなカラフルな色使いでなく、機能美そのままのデザインが素敵です

上部にはスチーム用の水の注ぎ口があります。うっかり倒してしまうとあふれ出す場合もあるので注意を

上部にはスチーム用の水の注ぎ口があります。うっかり倒してしまうとあふれ出す場合もあるので注意を

布地の種類に合わせた温度設定ガイド。この番号に合わせてダイヤルを合わせて使います

布地の種類に合わせた温度設定ガイド。この番号に合わせてダイヤルを合わせて使います

底面には25個の孔が効率よく配置されています

底面には25個の孔が効率よく配置されています

自重でしっかりプレスできる1.5㎏の重さがちょうどいい

「ジ アカデミック」の素晴らしさは、適度な重さがあるところなんですね。そして、ちゃんとコードがあるから温度が下がることなく一定に保ててストレスなくアイロン掛けができます。日本のメーカーの主流になっている「コードレスで軽い」というアイロン、全否定はしませんが、アイロンはその重さ――自重といいます――でプレスするという部分が大きいので、しっかりとした重さがないとピシッとプレスできません。その点、「ジ アカデミック」は重すぎて負担になるほどではない、ちょうどいい1.5㎏という重さがいいのです。というのも、こちらのモデルは、長年愛されてきたデザインはそのままに、日本向けの特別仕様になっているから。

コードも動きに合わせて上下して邪魔にならないように考えられた「フレキシブル・コード」になっているので、ちっともストレスを感じないのですね。コードレスアイロンの場合、1か所掛けるたびに給電台にアイロンを戻さないと温度が下がってしまいますが、あの作業が思いのほか面倒なので、せっかくコードを無くしたとは言ってもあんまり快適ではないのです。

繰り返しますが、「アイロンは自重でプレスするから重さが大切! 絡まらないコードなら、コード付きのほうが断然快適」です。

動きに合わせて上下するフレキシブル・コード

動きに合わせて上下するフレキシブル・コード

アトリエではアイロン台でなく、大きなテーブルの上に、アイロンマットを敷いて使っています。スチームで使うとマットの下に湿気がたまるので、あとでふき取る必要がありますが、基本的にドライで使っているのであまり気になりません

アトリエではアイロン台でなく、大きなテーブルの上に、アイロンマットを敷いて使っています。スチームで使うとマットの下に湿気がたまるので、あとでふき取る必要がありますが、基本的にドライで使っているのであまり気になりません

綿100%のワイシャツもエプロンもピシッとシワが伸びます

ノーアイロンでOKのタイプも増えていますが、家庭でアイロンが必要になる筆頭といえば、ワイシャツかもしれませんね。夫は綿100%のワイシャツしか着ないのでプレスが大変に思うかもしれませんが、D.B.K.の「ジ アカデミック」を使うと本当にストレスなくピシッとしわが伸びていくので、アイロンを使う時間が楽しくなります。適度にとがった先端部分でボタンとボタンの間のような細かいところも丁寧に仕上げられます。

お気に入りのマリメッコのエプロンもけっこう厚地の木綿ですが、こちらも時間をかけずにすいすいしわが伸びて気持ちがいい! 首や腰の部分の細いヒモはねじれたりしていてアイロンで伸ばすのに時間がかかるものですが、こちらもバッチリ。もしかしてアイロン掛けが上手になったのではと思わせてくれるのがうれしいですよね。

“ちょうどいい重さ”で綿100%のワイシャツもピシッとプレス

“ちょうどいい重さ”で綿100%のワイシャツもピシッとプレス

DBLのアイロンなら小回りもきいてボタンまわりもOK

ボタンまわりもOK

厚手の生地のエプロンもみるみるうちにシワが伸びます

厚手の生地のエプロンもみるみるうちにシワが伸びます

キレイに仕上がるとお料理をするのもより一層楽しくなるというもの

キレイに仕上がるとお料理をするのもより一層楽しくなるというもの



【番外編】
D.B.K.のタオルウォーマーも絶賛愛用中!

最後に同じくドイツD.B.K.社製のタオルウォーマーをご紹介しますね。パイプの中で密閉された難燃性のオイルが電気で暖まって循環し、これによってパイプが暖められるという仕組みになっています。バスタオルを掛けておくと、使うときにさっぱりと乾いて暖かく、お風呂上りに体に触れた時に本当に気持ちがいいのです。

洗濯後の濡れたタオルを乾かすのには不向きですが、夜の入浴後に使用したタオルをこれに掛けておけば、朝のシャワー後に再び使うときにもサラッと乾いて気分よく使えます。パイプの部分は暖房用のオイルヒーターよりもやや熱めですが、手で触れて火傷するほどではありません(ずっと握っているのはNGですよ)。

冬場は脱衣所がほんのり暖まるのもうれしいですし、消費電力が120Wなので電気代を気にしないで使えるところもいいなと思います。わが家ではこの冬に使い始めたばかりですが、長年愛用している人によれば、梅雨の季節なども脱衣所・洗面所の湿気を防ぎ、乾いたタオルが気持ちいいとのこと。

D.B.K. タオルウォーマー TW100GD 希望小売価格22,000円(税込)。真鍮っぽいカラーとデザインがクラシカルな雰囲気です

D.B.K. タオルウォーマー TW100GD 希望小売価格22,000円(税込)。真鍮っぽいカラーとデザインがクラシカルな雰囲気です

DATA

D.B.K. スチーム&ドライアイロン「ジ アカデミックJ 80T」実勢価格5,000円程度

  • ブランド:D.B.K.
  • 商品名:スチーム&ドライアイロン「ジ アカデミックJ 80T」
  • 製品詳細

「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!

神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

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