おうち時間が長くなった今、おしゃれで心地良いインテリアを目指す人が急増中!
でも、おしゃれなインテリアって?どうやってコーディネートしたらいいの?
実は、部屋の印象やインテリアの完成度を大きく左右するのが「壁」。
そこで、インテリアスタイリストの石井佳苗さんに、好きなものであふれていても、素敵見えする壁使い&インテリアのコツを教えてもらいました!
ご自宅を動画でご紹介いただきました!with猫シャインズ
インテリアスタイリスト 石井佳苗さん
アパレル会社勤務後、インテリアへの興味が高まり「カッシーナ・イクスシー」に入社。独立後は雑誌、書籍、広告など多方面で活躍。インテリアのオンラインレッスンも好評。
https://www.kanaeishii-stylist.com/
石井さんのインテリアが支持される3つの理由
「佳苗さんは心底インテリアが好きな人。理論派だからアドバイス上手で、私もたくさん影響を受けています」(女優 石田ゆり子さん)
LEE1月号カバーに登場してくれた女優の石田ゆり子さんは、石井さんによくインテリアの相談をするほど親しい仲。
「佳苗さんは、ただセンスがいいだけでなく、ルーツから好きなものを選んでいるのが素敵。家の構造や動線も熟知しているし、プロの仲間を取り込んで皆でインテリアを楽しもうという姿勢も。そのすべてが男前で格好よく、"先生"と呼んでいろんなことを教えてもらっています」(石田ゆり子さん)
1|インテリアメーカーに10年勤務した知識の豊富さ
「カッシーナ・イクスシー」に10年間勤務。退社後、縁あって声をかけられ、いきなりインテリアスタイリストとして活動開始! DIYやリノベーションに関する著書や取材も多数。
2|理論的にインテリアを語れる"講師"としても活躍
「なぜここに飾るのか」「どう置けばバランスがいいのか」を初心者にもわかりやすく解説できるのが石井さんの強み。NHK『趣味どきっ!』の講師や、ワークショップでも大人気。
3|広告のスタイリングやイベントなどでも引っ張りだこ
パナソニックの広告が印象に残っている人も多いはずだし、コラボイベントは毎回大盛況。暮らしの中にものを取り入れたくなる空間作りの名手だから、企業や店舗からも信頼度大。
壁の余白を好きなもので満たすこと。
それは自分らしいインテリアへの、気軽な第一歩
「たいていの家は、家具が占める割合よりも壁のほうが多いもの。視界に占める面積が多い分、壁は空間の印象に大きく影響するんです」(石井佳苗さん)
確かに、ふと視線を動かしたときに大好きなものが目に入れば、それだけでうれしいけれど……そう広くないスペースで、壁にまであれこれ凝ってしまうと、圧迫感でより狭く感じる気がします。
「それが、実は反対なんですよね。人が空間の広さを何で判断するかといえば、どれだけ視線を動かしたか、というのもあるそうです。
ただの白い壁だと視線が動きませんから、むしろ狭く感じる。
壁に興味を惹かれるものがたくさんあれば、視線があちこち動きますから、空間をより奥行きのあるものとしてとらえられるんです」(石井佳苗さん)
壁を飾ってインテリアを楽しむ!
石井佳苗さん宅の壁ヒストリー
スタートは、一枚の絵や鏡から。まずひとつ飾ってみれば、その効果の大きさにうれしくなって、どんどん壁で自分らしさを表現したくなりますよ、と石井さん。
「基本的に、好きなものを好きに飾ればOK。絵や写真に限らず、立体アートでもいいし、小さな棚をつければ好きなものを組み合わせて飾ることもできます」(石井佳苗さん)
2011年~@浦賀[テラスハウス]
都内から浦賀のテラスハウスへ。DIYを夢中で楽しんだ頃
高低差をつけたDIYの壁付けの棚には、お気に入りがいっぱい。リースを飾ったり、バーにラグをざっくり掛けたりなど、大きな白壁をフル活用。
2015年~@逗子[ヴィンテージマンション]
内窓が印象的な海辺の部屋。棚を設え、壁を楽しむ
白壁のアクセントになる、金属風に塗装したL字棚(中央)をDIY。低めの位置にもフレームで棚を設えるなど、椅子に座ったときの目線を意識。
2018年~@世田谷[賃貸マンション]
壁面の多さが魅力!存分に壁インテリアを満喫
一面の壁ではなく、凹凸があったために立体的な壁インテリアが楽しめた部屋。
「独立型キッチンだったので、その分、壁が多かったんですよ」(石井佳苗さん)
現在の家のキッチンでも活躍する木製の壁付け棚。シンプルな棚ほど、置くもの次第で印象が一変。
2019年~現在[都内のヴィンテージマンション]
利便性を考えて、都心に。壁マニアぶりはますます加熱!
オープンキッチンと大きな窓が開放的な現在の住まい。都心・駅近に築50年の趣深いヴィンテージマンションを購入。
「壁が少なくなっちゃったな、なんて思ったりもしましたが(笑)。リビング横に畳の部屋を作り、自分好みの壁まで作りました!」(石井佳苗さん)
リビング一面の壁には、上部に棚を足して、より壁インテリアを楽しむ工夫を。
お気に入りを素敵に配置するコツは、壁を背景に空間を一枚の絵としてとらえ、中心を決めてバランスよくほかのものを配置していくこと。
棚には白系のものを多めに、キャビネット上には真鍮や濃い色をきりりと配し、メリハリを。
撮影/宮濱祐美子 取材・原文/福山雅美
※商品の価格は本体価格(税抜き:2020年12/7発売LEE1月号現在)で表示しています。詳しくはLEE1月号をご覧下さい。
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