こんなにマスクを買うことになるなんて…
2020年、夏。
緊急事態宣言解除から2か月が経過するものの、コロナウイルスの新規感染者数は毎日過去最多を塗り替えている状態で、全く収束の気配も感じず明るい見通しも持てないまま。
私自身おそるおそる子どもたちを学校に行かせたり、必要最低限の買い物に出かけたりしているという後ろ向きな日々が、ずっと続いています。
気張って人と会うことも滅多にない。いつもそこはかとなく緊縮の心づもり。そんななかで、例年に比べ買い物累計額がうなぎ登りな品ものがあります。
それがマスク…こんなにマスク購入に血眼になるとは、今年の初頭のころには想像もしていませんでした。
GWの頃にはマスクと名のつくあらゆるものが手に入らなかったことを考えれば、最近はずいぶんといろいろなマスクが購入しやすくなりました。
そして従来からある不織布製のサージカルマスクが全くの品薄だったころから、少しずつ買い集めた「布マスク」「洗えるマスク」も、たくさん集まってしまいました。
「布マスク」「洗えるマスク」の効果については諸説あり、役立つのかそうでないのか、なんともいえないところがあります。私の私感では、これはもはやウイルス対策として身に着けるものではなく、おそらく対外的マナー、自分以外の相手に対する「ツバを飛ばしません」「あなたに伝染させる悪意はありません」という決意表明?のために着けるものになりかわっているのではないか、あるいはファッションの一部ですらあるのではないかという認識でいます。みなさんはどうお考えでしょうか?
ともあれ、我ながら「ほんと、いろんなものがあるものだなあ…」と買い集めながら感心しきりでしたので、私も高見澤さんの記事に倣って情報共有したいと思います。
GUNZE 肌にやさしい布製マスク
素材は綿65%、ポリウレタン35%。フリーサイズ。「肌着屋さんがつくった」と謳っているだけに実際肌触りのよさはピカイチ。使い始めのにおいが若干気になるほかは耳も痛くなりにくい商品でした。
色は薄いグレー(ライトグレー)でクセもなく。2枚入りで1078円と比較的お値ごろでした。手洗い推奨、洗濯機利用の際は洗濯ネット使用とのこと。
UNIQLO エアリズムマスク 3枚組
登場時はちょっとした社会現象にもなったユニクロマスク。発売から1か月以上経ってようやく購入できました。表生地はポリエステル75%、ポリウレタン13%、キュプラ12%。裏生地はナイロン59%、キュプラ31%、ポリウレタン10%。フィルターはポリプロピレン。つけ心地は柔らかく、涼感こそ特にありませんが、「さすがユニクロだなあ」と感心しきりの出来。3枚で990円という価格もさすがだなあと思います。装着姿もじつに無難です。
MUJI 繰り返し使える2枚組・三層マスク
高見澤さんもレビューしていたこちら、私も所用で無印良品に行った際、レジ前で気づいて反射的にサッとカゴへ……。安心のMUJIブランド。素材は本体綿100%、フィルター部ポリプロピレン、耳部はナイロンとポリウレタンで、ワイヤーも使われています。
内側がガーゼなせいか? 初回とても消毒のにおいがして面白いなと思いました(違和感はさほどなし)。手洗い可、でも洗濯機不可。価格はこちらも2枚入りで、税込999円。
ニッセイエブロ株式会社 Suriv[スリーヴ]
SNSで知人が教えてくれた商品で、とてもマスクの入手に困っていた時期に「洗えて5枚入り」という点に惹かれて購入。比較的長い期間愛用することになりました。
本体の素材は「CVC」。これはChief Value Cottonの略称で、「CVC 60/40」はコットン60%、PE(ポリエステル)40%のバランスで混紡された素材なのだそうです。非常にしっかりした商品、縫製。価格は5枚で1480円。
琴平 染匠 吉野屋 讃岐正藍染マスク
これもSNSの知人伝いに知ったマスク。古来より抗菌作用があることで知られる藍染のマスクで、端正さは随一。きっと和服に似合います。「藍」の香りも独特でわたし好みです。
素材は綿100%、耳ひもはポリエチレン。鉄のノーズフィッターが入っています。洗濯は中性洗剤での手洗い推奨です。価格は1枚2750円。※受注生産です。
株式会社コックス ぴたマスク
こちらは実はいただきもの。ご近所さんがお子さん用に購入したものの、サイズを間違えてしまったとのことで、顔の小さい我が家の末娘にと下さいました。ライトグレーで自然な使い心地のようです。素材はポリエステル95%、ポリウレタン5%。手洗い推奨。
HYPER GUARD 日本製 洗えるマスク
運動中など、暑さ対策を謳っていないマスクでの湿り気と暑さに閉口して探した商品。Amazonのレビューであたりを付けましたが当たりでした。「抗菌・消臭・吸水速乾・99%UVカット」、消臭と吸水速乾は体感したところ及第点です。
素材はナイロンとポリウレタン。サイズ展開、カラー展開が多い点も家族での利用がかなって便利です。1枚の価格は1265円。特に明記されていませんでしたが手洗いのほうがいいのだと思います。
洗える マスク 10枚セット 個包装
サージカルマスクの購入もしやすくなってきた折ですが、洗えるマスクも数があったほうがいいのではと思い購入。通販サイトのLOHACOで発見しました。メーカー名などは不明です。素材はポリウレタン。10枚で1375円でした。
RONER MASK SUMMER MODEL
スポーツブランドRONERのオリジナルマスク。私の通っているボクシングジムの会長がWhiteを着用しているので羨ましく、ついBlackとRedを色ち買いしてしまいました。Redは強そうなので、これを装着していたらきっとお惣菜売り場でポテサラを買っていても、誰にも文句を言われないような気がします。
素材はベースが吸汗速乾ポリエステルジャージー。表にポリエステルメッシュを使用。ドロストコードがやたらおしゃれです。セール価格で1枚2475円。
舞台『刀剣乱舞』公式通販 マスク(山姥切長義)
私がいま一番装着している頻度の高いマスクです(ほんとは歌仙兼定が欲しかったんですが、売り切れで買えませんでした。しかしさっきサイトを見たら復活していたので即購入)。素材はポリエステル91% ポリウレタン9%、nanoAg+加工(抗菌防臭)、吸汗速乾、水洗いOK! 息もしやすい。800円。
いずれも着画はありません、あしからず…。世の中いろんなものがあるものだなあ、と何かの参考にしていただければ幸いです。
洗えるマスクの洗い方
さて”洗えるマスク”最大のメリットにしてデメリットは、やはり「洗う」作業にあるのでは…。ただ、もしもマスクに微量のコロナウイルスが付着したとして、通常の洗剤を使った洗濯を行えば不活化できるであろうことは、すでに幾つかの報告により分かっています(※1など)。これは朗報です。
なので私個人としては洗濯機洗濯が叶えばそれに越したことはないのですが、製品によっては「手洗い推奨」といわれます。めんどうですがその際どのように洗えばいいのかといいますと、「界面活性剤を主成分とした洗濯洗剤、ないしはハンドソープなどをしっかり泡立ててマスク表裏を洗い」「なるべく洗剤臭が残らないようしっかり濯ぎ」「できれば天日に干す(陰干しでも)」。
肌、鼻に密着させる布モノですので、余計な成分やにおいは極力残したくありませんし、マスクの生地そのものにある効用を乱しかねないので、柔軟剤は使わないほうがいいでしょう。洗剤自体できるだけ香料のないタイプのほうが無難といえます。マスク洗濯という視点で洗濯洗剤を見直してみる、というのはwhithコロナ時代の家事の一面なのかもしれません。
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