父さんK:T本さん、12月号で話題だったハナクソキンは? 解決した?
T本先輩:ぜんぜんしてない。
父さんK:なんだっけこのやりとり? 「カバオ君、お父さんの入れ歯見つかった?」
T本先輩:あ、でもね、うちの祖母が言ってたんだって。青森の。
父さんK:お、ちょっと辿れた。
T本先輩:で、祖母は樺太にもいたことがあるって。
ヒラっち:樺太に? ロシア? 広すぎません?
T本先輩:日本領だったときの話ね。
父さんK:じゃあ、イゴール・ボブチャンチンみたいな。ユルチェンコ・ハナクソキン?
ぷーすけ:誰ですかそれ? 「キン」がわからない。
ヒラっち:寒い国の言葉であるとか。「なんとかキン」。
T本先輩:青森か樺太か。
父さんK:樺太の都ってなんだっけ? 行ってみたいよね。
ぷーすけ:よく仕事してる料理家さんがサハリン行ったことあるって。お父さんが住んでたことがあって。初恋の人を探しに行くため。楽しそうでしたよ。名前は覚えてたんだけど、普通の名前で居すぎて分からなかったって。
ヒラっち:ロシア人との恋っていいね。
父さんK:ウラジオストックでもいいから行ってみたい。
ぷーすけ:そのままモスクワまで鉄道。
父さんK:こないだサハリンから北海道にトンネル通すって。プーチンが夢のある提案をしてた。
ヒラっち:めっちゃタイムリーじゃないですか。
T本先輩:あれ、ぷーすけ少し前に休暇取って北海道行ってたよね。
ぷーすけ:新幹線で北海道行ってきました。函館・洞爺湖・札幌。
ヒラっち:すごい。
父さんK:それって、函館着いたらもう泊まらなきゃ。。
ぷーすけ:10時ので行きたかったんだけど、満席で12時半に乗って。で、4時間。
父さんK:ほら、チェックインの時間じゃん。
T本先輩:東京から4時間? ええ、昔18時間くらいかかった。八戸から先が長くて。
ヒラっち:飛行機だったら1時間とかでしょ?
ぷーすけ:札幌までで1時間半とか。
T本先輩:八戸止まりのとき、どうやって行ってたんだっけ。鈍行?
父さんK:特急じゃないですか? 高校のときの修学旅行が北海道で、夜行列車に乗って1泊しましたね。
ぷーすけ:それはそれでいいじゃないですか。
父さんK:しかも函館・洞爺湖・札幌だった。大人として行ったら全然見えるものが違うね。
ヒラっち:北海道の王道コースですね。
T本先輩:しかも4時間で行けるんでしょ。東京・岡山が4時間かからないくらいかな。
父さんK:飛行機と新幹線どっちがいいかの分岐点と言われますね。
ぷーすけ:さすがに4時間だと、寝ておきても時間余る。
ヒラっち:景色が楽しいじゃないですか。
父さんK:東北新幹線の北のほうはトンネルばっかだよ。なるべくまっすぐ通すために穴開けて。
T本先輩:函館では、うにいくら丼? イカもいいよね。
ぷーすけ:魚、生のだめなんで。
T本先輩:イカも?
ぷーすけ:イカも。
T本先輩:それはかわいそうだね。生魚なしで楽しいの?
ぷーすけ:いや、生魚がなくても北海道はすばらしいですよ。うまいものだらけ。ジンギスカンすら食べませんでした。食べるものがありすぎて。函館のバスクとかラコンチャとか。
ヒラっち:コウケンテツさんがおすすめしてたとこだっけ?
ぷーすけ:そう、バスク料理の店、バスク。なぜかスペイン。タラとかイカとか地の物が近いらしいです。生ハムもうまい。
父さんK:ポパイ行った? ちがう、ポパイじゃない。ピエロ、ラッキーピエロ!
ぷーすけ:行きました。ラッキーピエロ。ラッピね。
父さんK:ラッピっつうんだ。
ヒラっち:何?
父さんK:ハンバーガー屋さん。
ぷーすけ:グレイが一押し。チームナックスおすすめの味噌ラーメンもよかったです。
T本先輩:何か、誰々が推してたっていうのが、ヒラっちみたい。
ぷーすけ:違いますよ。行ったらチームナックスもおすすめの店だったんです。あと、「ねぼっけ」
父さんK:ほっけ?
ぷーすけ:東京で食べてるほっけとはワケが違いますよ。
T本先輩:知ってる! 姉が函館から送ってくれたことがある。確かに全然違う。
ぷーすけ:相当うまい。高級魚ですよ。
ヒラっち:じゃあ、それが北海道で一番うまい?
ぷーすけ:う~ん。ホテルの朝食で食べたじゃがバターが一番かも・・・・・・。
父さんK:じゃがバターか…。
T本先輩:結局それには勝てないと。
《登場人物》
バナー左より、父さんK・ぷーすけ・T本先輩・ヒラっち。女性だらけのLEE編集部ライフに、時折、神保町の片隅でくだを巻く日々。
おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
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