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LIFE

Sayaの「星がたり」

やぎ座の木星が明らかにするもの/Sayaの「読む星占い」

  • Saya

2020.05.07

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7都府県の緊急事態宣言から、ひと月が経とうとしていますが、GWは、読者のみなさんも、「ステイアットホーム」で過ごされたのではないでしょうか。

5月7日発売のLEE本誌も、6月5日発売予定の号との合併号になるとか。四半世紀、雑誌の世界にいても、女性誌や生活誌の分野では聞いたことのない事態です。こんなときに何を書いたらいいのかな、と考えあぐねていたのですが、「星がたり」では、このところ、みずがめ座に滞在するルールの星・土星の話ばかりだったので、今日は、やぎ座に滞在する拡大の星・木星についても、触れてみたいと思います。

やぎ座に滞在する拡大の星、木星が
トップの考え方や行動を明らかにしていく

3月22日にルールの星・土星が、31日に行動の星・火星がやぎ座を去り、みずがめ座に入りましたが、やぎ座にはまだ変容の星・冥王星と拡大の星・木星が滞在しています。冥王星は、やぎ座に滞在して13年目ですが、木星は、昨年の12月7日から、今年の12月19日までの滞在です。冥王星に比べたら、ショートステイですが、その分、とてもわかりやすく働いてくれています。

やぎ座の世界は、どんなものか。ピラミッドのような山があって、そこには首長がいるという組織のあり方です。トップを組織全体で支えるという元型をもっていますが、現在の各自治体や企業のあり方もほとんどがそうですね。

木星には「明らかにする」働きもありますが、やぎ座に木星が入ったことで、上に立つ人たちの考え方や行動が明らかになってきていると思います。各都道府県の知事や政策がここまでクローズアップされたことはかつてなかったと思いますが、どの首長と組織が機能していて、どの首長と組織が機能しないのかも、残念ながら、誰の目にも明らかです。また、グローバルな視点から言えば、各国のトップも、誰が信用できて、できないのか、見えてきました。木星は、すべてを拡大して、私たちにまざまざと見せてくれているのです。

社会の骨格となる人々に向けられる注目と感謝

同時に、木星は、やぎ座的なものに、「注目を集める」働きもします。やぎ座は、ピラミッド的な組織でもありますが、身体で言えば、骨を象徴し、社会のなかでも、医療職や公務員、鉄道や物流会社に勤務する人など社会の骨格となる人たちを表しているんですね。実際、これらの「社会的インフラ」を支える業界にはやぎ座に星をもつ人が多いのですが、こうした人々の仕事の本質にも注目とともに、感謝が向けられていますよね。

これだけ住んでいる場所で自治体に差が出ていること、医療や物流など社会的インフラに関しても差があることが木星によって明らかになると、今後は、「親が住んでいたから」「大学進学をした場所だから」となんとなく住むエリアを決めることは少なくなっていくかもしれません。どこに住むかもエリアを見極めて選ぶことになっていくと思います。

自治体を作っているのは、住民の意識です。私たちが自分の考えだと思っていることのかなりの部分が地域の住民の〝当たり前〟でできていることは、本当に多いのです。その当たり前を見直していくことが今後、求められるでしょう。

その上で、私たちひとりひとりが行政や医療に寄りかかるのではなく、きちんと意識をもって、自己管理をしなくてはいけないことも、木星によって見せられていると思います。ウイルスの活動が今後、落ち着いたとしても、まだ薄氷を踏むようなものだと思います。自分は健康で、感染しても軽症で済むかもしれない。あるいは、無症状でも、すでに感染しているかもしれない。つまり、いつでも、ウイルスの運び屋となり、免疫の弱い人を苦しめ、医療崩壊を招く手伝いをしてしまうかもしれない、と自覚して、自分を律しながら、行動しなければいけないなとつくづく思います。

つまり、やぎ座の木星で、

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Saya Saya

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。

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