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LIFE

佐々木はる菜

子どもの絵や制作物どうしてる?「おうち展覧会」なら親子で楽しみ、整理もできる!

  • 佐々木はる菜

2020.03.19

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学期末や学年末は、保育園・幼稚園や小学校から1年間に作った「作品」をまとめて持って帰ってくることの多い時期。我が家では毎年春休みに「おうち展覧会」なるものを開催し、親子で一緒に楽しみながら一気に作品の整理をすることにしています。

子どもと一緒に準備すれば、お休み中のイベントに!

兄妹それぞれが小学校や幼稚園、家で作るものに加え、我が家では2人とも絵・造形の習い事もしているため、毎年学年末に大量の制作物を持ち帰ってきます。

サイズも形も様々で立体物などもあるため、以前は収納方法ばかりに頭を悩ませていました。一部をしばらく部屋に飾り、大半はまとめて棚の奥へ…なんてことも多く、一度しまってしまうと見返す機会もなくなっていました。

でも、子どもたちにとっては自分たちが一所懸命作った大切な作品。もっとみんなで楽しむ方法はないか考えた結果、年に1回「〇〇(子どもの名前)画伯の“おうち展覧会”」を開催することにしました。
きっかけは、「どうせならば、家じゅうに飾っちゃおう!」と思いついたこと。長男が年少の1年間に習い事で作ってきた作品に素敵なものが多く、どれを飾るか悩むくらいならば、一度全部「展示」したら良いのではと思いつきました。

飾る作品を選びながら、一緒に整理もできる!

まずどの作品をどの場所にどんなふうに飾るか、子ども本人と相談しながら決めて行きます。絵は「貼ってはがせるタイプ」のテープで壁に直接貼り、立体物は吊り下げたり、玄関や棚の上などのスペースに飾ったりしています。我が家は非常に狭いのですが(笑)、「全部の壁に飾ってOK!」となればかなりの数を飾ることができます。

習い事では、兄妹それぞれが決まった学年で同じテーマの作品を作ることも。今年は、それぞれが年中さんだったときに作った同じ作品を上下に並べて展示するなど、子ども達なりに工夫してくれました!

そして、作品を持ち帰った袋から出す際、作品をスマホで写真撮影することもポイント!
大量の作品全てを保存しておくことは難しいので写真で残し、どうしても取っておきたい作品以外は時期を見て整理するようにしています。
りなみに私の場合、作品アルバムはあまり労力をかけすぎずに済むよう、アップロードするだけで自動的にアルバム化してくれるフォトアルバムサービスを使ってまとめています。

展覧会当日は、ドレスアップをして特別ゲストを!

「展覧会」当日は、子どもたちもそれぞれドレスアップ!…もちろん無理のない範囲で構わないのですが、特に、おしゃれにうるさい5歳娘は、この「服を考える」というひと手間が嬉しい様子。特別感が高まります!

プリンセス好き全盛期の娘は、毎年手持ちのドレスを着用、長男も昔はジャケットを着てくれましたが年長ごろから恥ずかしがるように。今年は「せっかくなのでお揃いの服にする!」と唯一持っている同じトレーナーを2人で選んでいました。

もちろんパパやママが見るだけでも充分なのですが、もしも可能ならば、おじいちゃんやおばあちゃんなど、ちょっと特別な方を招待できると盛り上がります。仲良しのお友達に、遊びに来てもらうがてら声をかけても良いかもしれません。

その年の忙しさと子ども達のテンションによりますが、招待状を作った時もありました。

我が家の場合、毎年来てくれるゲストは子ども達が大好きな「ばばちゃん」、近くに住む私の母です。子どもたち本人にエスコートをしてもらい、絵や作品の説明もお願いしています。子どもたちはもちろんですが、初めて「おうち展覧会」を開いた時、予想以上に母が喜んでくれて「良い思い出になった」と言ってくれたことも、続けている理由のひとつになっています。

右は、ストローに息を入れて膨らますとオバケが出てくるびっくり箱!“画伯”によると、傘袋で作ったそうです(笑)



「おうち展覧会」を始めて感じたメリットとは

展覧会をするようになって一番良かったと感じているのは、作品を通して子どもたちと向き合えること。「どれを飾るか」という準備に始まり、ひとつひとつの作品を改めて一緒に見ることになるため、作った時のエピソードや、各作品への思い入れを本人の口から聞くことができます。

娘の作品。順番にドアを開いていくと一番上には大好きなプリンセス!子どもなりの理由やストーリーがあり、それらを聞くのも楽しみのひとつです。

また、基本的に「全部飾る」ということも大切だと感じています。
部屋に飾っておくとなると、つい「大人目線で良いと思えるもの」を選びがちですが、1年を通して作ってきたものを見直すと、作品の変化を通じて本人たちの成長を実感することもできます。
「こんなものが作れるようになったんだ!」
「そんなことを考えて作ったんだ!」
毎年、棚にしまっていたら知ることができなかった気づきがたくさんあり、楽しいです。

息子のお気にいりの気球。ちゃんと本人が乗っています(笑)

また子どもたちは、やはり自分の「お気に入り」から選んでいくことが多いため、目立つ場所には本人たちの「自信作」が飾られます。みんなが日々それを眺め、褒める機会も多くなるため、「自分が頑張ったことを家族に認めてもらう喜び」を感じるのか、誇らしそうな様子を見せることが多くなりました。また、家族で子どもたちが作ったものについて話す機会が自然と増えたことも、良かったことのひとつです。

整理・保管がスムーズになったことも嬉しい!

大量に「作品」を持ち帰ることの多い学年末は、他にも片付けなければならないものが多い時期で、しかも2人分…正直なところ、慌ただしい毎日の中で収納などを考え整理すること自体がストレスにもなっていました。
展覧会をすると必然的に作品を一度全て見ることになるので、全体量を把握し内容を「見える化」できることもメリットだと感じています。同時に子どもの思い入れ具合も知ることができるため、その後「どれを優先的にとっておくか」という取捨選択もしやすくなります。

大切な我が子が作った、世界にひとつだけの作品。整理や保管方法ももちろん大切ですが、まずは「子どもが1年間作ってきたものを、きれいに飾って家族みんなで楽しむ」ことで、かけがえのない楽しい時間が過ごすことができると感じています。親や周りにとっても良い想い出になると感じているので、気になった方は是非試していただけたら嬉しいです!

 

佐々木はる菜 Halna Sasaki

ライター

1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。

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