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玉川髙島屋本館5F アートサロンで、写真家、遠藤湖舟さんの世界にふれてみては?

2020.03.13

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遠藤湖舟写真展「<始まり>へのアンソロジー」

1977 Europe, Rothenburg, West Germany

ロサンゼルス・カウンティ美術館に作品が収蔵されているのが、写真家、遠藤湖舟さん。

今回開催される写真展「<始まり>へのアンソロジー」では、1977年に22才の遠藤さんがひとりヨーロッパをさまよい撮影した作品から最新作まで、彼の軌跡を確認する試みなんだそう。膨大な作品群から30数点を選りすぐり、「アンソロジー(作品集)」として構成されています。

遠藤さんは、1954年長野生まれ。幼い頃から自然に囲まれて育った彼の記憶には、森の小さな草地で「光」が静止し、煌く光景があり、遠藤さんの作品が、見る者に「光」を感じさせるのは、この原体験が魂に刻まれているから。
そして「光」の源である星に強く惹かれるようになり、その「光」を手元に置きたいと写真を始め、地球上で展開されてきた人間の歴史を、月や星はずっと見つめて来たという視点を持ち、その「時間」と「空間」の中に<美>を見出し、作品にしようとしているのだとか。

米国西海岸最大級のロサンゼルス・カウンティ美術館には、若冲で有名なプライスコレクションが収められた日本館があり、その日本美術の系譜に遠藤さんの作品が加わります。
2020年は、2作品『朝陽 Rising Sun』と『宵月 Evening Moon』が公開されるとのことです。

 

遠藤湖舟写真展「<始まり>へのアンソロジー」
2020年4月1日(水)~4月7日(火)
玉川髙島屋本館5F アートサロン
10:00~20:00 *最終日は16時で終了
入場料:無料
※月4日(土)と5日(日)午後2時から作家によるギャラリートークがあります。
公式サイト
 

 

【遠藤湖舟(えんどう こしゅう)プロフィール】

遠藤湖舟は写真を中心とした、総合的なアート表現を行ってきました。
宇宙から微生物までを対象とし、「境界を超えた」シームレスな世界にアプローチしようとしています。
2006年より個展を開催し、翌年、写真集『宇宙からの贈りもの』(講談社)が出版されました。
2015年には髙島屋4店(日本橋、京都、大阪、横浜)で大規模な巡回個展『天空の美、地上の美。』開催。
2017年には公立美術館である奥田元宋・小由女美術館(広島県三次市立)で個展が開催れました。この年、ニューヨークのギャラリーで個展を開催し、ロサンゼルス・カウンティ美術館に作品が収蔵されました。
一方、2018年には京都・北野天満宮で遠藤湖舟写真空間『星河悠久』を作り上げるなど、幅広く活動しています。
1954年に長野県で生まれ、77年早稲田大学理工学部応用化学科卒業。科学的な目と思考を基本に持ちながら、心で感じる「美」へ強く迫ろうとしています。
スタジオは東京世田谷にあり、「身近にある<美>」というテーマを大切にしながら作品制作に取り組んでいます。
2020年より、10年計画でシルクロードの撮影をスタートする。

 

 

 

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