先日、1人目と2人目の保活について振り返ってまとめてみましたが、当時はつらくて大変だったことも、今となっては忘れてしまっていることも結構ありました。まとめることで「そういえばそうだった」と当時の記憶が鮮明によみがえり…。
当時のことをいろいろと思い出したついでに、保育園入園までのこの時期をどのように過ごしていたか、どのような準備をしたかを振り返りたいと思います。
保育園で使うグッズは、
1人目は母の手作り、2人目は既製品中心
まず、保育園で生活するために必要な、毎日使うグッズの準備について。1人目のときの区立園は、入園のための説明会で、布団カバーや手提げ袋、上履き袋などを「なるべく手作りで用意するように」との話があり、「園の布団が特殊なサイズなので、必ずぴったりのサイズで手作りしてください」と説明があったので、ヒーッ!と思いながらも、裁縫好きの母にすぐに電話して製作を依頼。
ちょうど育休が終わる直前に夫の海外出張があり実家に帰省することになっていたので、そのタイミングで一緒に布を選んで購入し、作ってもらいました。
あまり派手な柄にしたくないというこだわりがあり、5年くらい使うものだからとちょっとしっかりした布を選んだたのですが、そうなると布代が結構かかりました。敷き布団カバーと掛け布団カバーで、6千円くらい…。その直後、西松屋で園指定サイズとほぼ同じサイズの既製品が1000円程度であるのを見つけ、「既製品のほうが全然安い!しかも、サイズもいろいろある!」と驚きました。
実際に園に通ってみると、既製品の人もチラホラ。既製品だからといって「あ、ずるい」という思いはまったくなく、「ですよね~既製品でもよかったな~」という感じ。もちろん、母の手作りは本当にありがたく、5年間、大事に使わせてもらいましたが。
2人目のときは、1園目も2園目も私立の新しい園だったこともあり、グッズの指定は1人目の区立園のように厳しくなく、「サイズが同じであれば既製品でも大丈夫」と言われ、とてもありがたかったです。布団カバー類は1人目のときに母に作ってもらったものをお下がりで使いましたが、途中、夏に掛け布団カバーを使わない時期にどこかにしまいこんでしまったのが秋になるときに見つけられず(整理が苦手なのがばれてしまいますが…)、探すまでの間に使うため、また、1セット予備があってもいいなぁと思い、西松屋で購入しました。園によっては布団カバーにこまかいサイズ指定がありますが、最近はオーダーメイドではないネットショップでも布団カバーのサイズ展開が豊富で、既製品でも意外とあるので、忙しい方はチェックしてみてください。
洋服の準備も、
園によってルールがあるので注意
子ども服は、セールのタイミングで来年用の大きめサイズを購入したりしがちですが、もし、保育園用の服を買う場合は、飾りやボタン、フードがない、シンプルで動きやすい服を買うのがおすすめです。園によってルールが違うこともありますが、以下の3つはだいたいどこの園でも当てはまるのではないでしょうか。
1.下着は、つながっていないもので半袖やランニングに
股下スナップのついたロンパース肌着など、つながっているものはNGという園が多いと思います。また保育園は冬でも室内は暖房で暖かいので、「長袖肌着は暑すぎるので着せないように」と言われるので、冬でも半袖やランニング、キャミソールタイプにしています。
2.女の子もスカートやワンピースはNGなことが多い
公園遊びなどでスカートは邪魔になってしまうこともあり、女の子でもパンツスタイル指定の園が多いです。ユニクロのレギンスや、ネットショップでやわらかい素材のストレッチパンツを大量購入していました。
ただ、1人目が通っていた区立園は女の子のスカートは絶対NGでしたが、2人目が今通っている私立園は、スカートつきパンツはOKでした。3歳くらいになると「お友達みたいにスカートのついた服がいい!」と言うので、ネットで「スカッツ」を数枚購入しました。
3.外遊び用のアウターもフードつきはNG
1人目の園も、2人目の園も、フードは子どもが引っ張って転倒してしまうことがあるかもしれないのでNGでした。外用アウターのフードもNGなんですが、冬に入ると、フードのないアウターが意外と売っていないんです! ユニクロのフリースはとても便利ですが、早めに購入しないと好みの色や柄は売り切れてしまいますし、頼れる西松屋でもフードのないアウターは売り切れてしまうのか、ほしいタイミングでなかなか見つかりません。
あと、不器用な私の場合、衣類かけにかけるためのループが最初からついているものを買いたいのですが、それもなかなかなく…。ループ、つけるのに時間がかかるので…(汗)。
あと、自宅に必ず常備したほうがいいのが、名前を書くための油性ペン。保育園はすべての持ち物に記名が必要で、おむつにも1枚1枚記名、おむつを持ち帰るビニール袋にも毎日記名するので、油性ペンは必須アイテムです。
おむつや衣類用のお名前スタンプが便利そうで作ろうと思いつつ、結局2人とも、全部ペンで毎晩コツコツ記名しました。
また、私の場合、不器用なので、靴下の記名がうまく書けずに苦労しました。名前を書くスペースのある靴下は名前が書きやすく便利です。
保育園の生活のための準備、私が実際にしたこと
次に、保育園の生活に慣れるために準備したことを簡単に紹介したいと思います。
1.早寝早起きをする
朝の準備にどのくらい時間がかかるかは、生活が始まってみないと予測できない部分はありましたが、毎晩帰宅が遅い夫が、朝一緒に早く起きて準備をしてくれることは期待できなかったので、全部自分でやることを覚悟。7時までに自分の身支度を整えて朝食を作り終えて、できれば夕食の仕込みを少しして。7時に子どもに朝ごはんを食べさせ、そこから子どもの準備と朝食の片付けをして出社するとしたら、私の起床は5時半から6時くらいになるかなぁと。
2月後半くらいから遅くても6時半には起きるようにして、子どもを7時に起こす生活に切り替えました(息子は早起きだったので、私だけ6時半にパッと起きる練習となりましたが…)
そして、いざ入園して仕事に復帰すると、夕食は仕込みではなく完全に作っておく必要があり、毎日5時半起きの生活でした。
2.断乳&幼児食の練習
前回の保活の振り返りでも紹介しましたが、1人目は1才の誕生日の直後に1才クラスの入園で、区立園の説明会では「1才からの保育園なので離乳食の提供とミルクの授乳はしていない」という説明を受け、「固形物を食べる練習をするように」と言われました。私がRSウイルスにかかって治療をするために抗生物質を飲む必要があったことと、仕事復帰後に深夜の授乳をする自信もなく、かといって入園直前に断乳するのも少しかわいそうな気がして、生後11カ月になる前くらいに思い切って断乳をしました。それまで授乳間隔がまったく減らず、夜中も何度も授乳し、離乳食もあまり食べてくれなかったので、断乳は不安でしたが、先輩ママたちに聞いていた通り、「大泣きして眠れないのは最初の1晩だけ」でした。あとは少しずつ泣く回数も減り、2晩目は泣きながらも諦めて寝て、3日目にはほぼ忘れて過ごしていました。入園が決まって、「幼児食の練習をするように」と言われてからは、なるべく固形物を食べる練習をしました。急には大変かと思い、まずは手づかみ食べできる「野菜のお焼き」をよく作りました。2人目も同様で、1才ごろ断乳をし、幼児食に切り替えました。
3.ママチャリの練習をする
1人目のときは、保育園の通園と同時にママチャリデビューでした。入園前の2月ごろ、子ども乗せつきの電動自転車とヘルメットを購入しました。私もママチャリは初めてで不安だったので、入園前に2週間ほど練習しました。これはやっておいてよかったです。とくにヘルメットは嫌がることもあるので、早めに慣らしておくといいかもしれません。
しておけばよかったと後悔したこと
保育園での生活が始まってから、しておけばよかったなぁと後悔したことはこちら。
1.フリージングおかずを作っておけばよかった
1人目も2人目も、入園して最初の1週間は、帰宅後はずっと私にべったり抱っこでした。まだ保育園の生活のペースもつかめないので、食事もしっかり食べれない日もあったようで、帰宅後はおなかが空いて早く食べたいと泣くことも多く、急いで夕食の準備をしないといけないのですが、私から離れるのも断固拒否。しばらくは、帰宅後おんぶでキッチンに立ち急いで夕食を出さないといけません。帰宅後ひとまず赤ちゃんせんべいやパンなどを食べさせるというママ友もいましたが、わが家は1人目が少食だったので、食事量に響くのでできず…。最初の1週間はレンジでチンするだけで食べられるような準備をしておけばよかったなぁと後悔しました。
2.大人と1才児が一緒に食べられる煮込み料理バリエを増やす
わが家の場合、1人目も2人目も、保育園から帰宅後、「すぐ夕食食べたい!」は結局1年近く続きました。2~3才くらいになると、「DVD見て待っててね」ができるよにうなり、だいぶラクになります。
1才半くらいまではまだ大人と同じような形状や固さのものは難しいですが、かといって大人用と子ども用を別に作るのは面倒。なので、ひき肉で作った「肉団子と白菜のくたくたスープ煮」のような、大人と1才児が一緒に食べられる煮込み料理を作っておき、温めるだけにしておくとすごく便利で。バリエが少なく、この「肉団子と白菜のくたくたスープ煮」を中華風にしたり、和風にしたり洋風トマト煮にしたりと、アレンジしてよく食べていました。辛くないマーボー豆腐や、煮込みハンバーグにじゃがいもにんじんきのこを一緒に煮込んだものなどもよく作っていました。
「1才から保育園に預けて働くママのために、“大人と1才児が一緒に食べられる作り置き煮込み料理の本”を誰か作って~」と常に思っていました。今発売中のLEE2月号の「フライパンひとつでごちそう煮込みカレンダー」も参考になりそうなレシピがいっぱい載っていますよね。
3.慢性疾患があれば、受診して薬をもらっておく
1人目も2人目もアトピー性皮膚炎でしたが、保育園入園後は環境の変化やストレスからかかゆがることも多く…。通っていた皮膚科は土曜日は午前しか診療がなく、そこに仕事や用事が入ってしまうと大変で。それに、当時は人気の小児専門の皮膚科に通っていたので、土曜日は2~3時間待ちも当たり前で。薬をもらうのも一苦労だったので、入園前に少し多めにもらっておけばよかったなぁと後悔。薬の種類や先生の方針によっては難しいかもしれませんが、慢性疾患がある場合は、入園前に少し多めに薬をもらえないか相談してみてもいいかもしれません。働くママでも通いやすい、早朝や遅めの時間、土日も診療しているかかりつけ医を探しておくのもおすすめです。
以上、入園グッズや生活の準備を中心に振り返ってみました。今準備中の方の参考になったらうれしいです。
ちなみに、わが家や1人目も2人目も歩くのがゆっくりめで。とくに1人目は、1才になってもつかまり立ちはするものの、手を離そうとする様子はまったくなく、1才になっても移動はハイハイで。1才からの園だったので、ハイハイは3月末生まれのうちの子だけかな…と心配でしたが、そこはちゃんと先生方がしっかりケアしてくださったので、3月末生まれでいろいろついていけないのでは…という不安は入園してすぐ解消できました。「発達がゆっくりめ…」と悩んだり、「早生まれで心配」というママもいるかもしれませんが、保育園の先生に聞いてもらうことや、アドバイスをもらうことで安心できることもあるので、不安なことは先生方になんでも相談するといいと思います!!
ほかにも私自身の身だしなみやモチベーションの準備などもあったのですが、長くなってしまったので、また機会があれば紹介したいと思います。
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渡辺有紀子 Yukiko Watanabe
編集・ライター
1979年、新潟県出身。妊娠・出産・育児の雑誌編集を16年間経験。家族はレコード会社勤務の夫、2010年生まれの息子、2014年生まれの娘。ほぼワンオペで仕事と育児の両立に奮闘するも、娘の便秘通院をきっかけに退社し、フリーに。趣味はクラシックバレエ。