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花粉、ダニ・・・アレルギーから家族を守る!

ダニ・花粉…アレルギーを防ぐ掃除の仕方! ソファ、カーペット、畳、フローリング

2020.01.14

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何かしらのアレルギーを持っている人が増えている昨今。アレルギーの予防や緩和には、毎日の掃除・洗濯にちょっとしたコツが必要です。

すぐに実践できて、効果の高い暮らしまわりのハウツーを、おなじみ、住生活ジャーナリスト藤原千秋さんが伝授します!

今回は、「ソファ」「カーペット&ラグ」「畳」「フローリング」のアレルゲンを撃退する掃除の仕方をお届け。
まずは、掃除の際のポイントから!

藤原千秋さん教えて!
アレルギーから家族を守る掃除の際のポイントは?

POINT 1:

バタバタ動かず、しずしずと

「掃除に一生懸命になると、つい激しく動きがちですが、舞い上がったアレルゲンを吸い込むことでアレルギー症状が悪化することも。小さなアクションで静かに動くようにして」(藤原千秋さん)

POINT 2:

窓はすぐに閉めず、掃除後5分は開けておく

「花粉などのハウスダストは掃除中だけでなく掃除後も舞っています。掃除機がけの後はすぐに窓を閉めず、最短でも5分間は開けておいて部屋の外に追い出しましょう」(藤原千秋さん)

ソファのアレルゲン対策のポイント
積もったゴミや皮脂汚れに注意

気をつけたいのは布製のソファ。花粉が付着しやすいうえ、クッションの中はダニの住みかになっている場合も。汚れを残さず吸い取り&ふき取って。



ソファのアレルゲン対策01
クッションを外して隙間をくまなく吸う

「座面や背もたれにはめてあるクッションの隙間には、食べ物のカスや髪の毛など思いのほかゴミがたくさん。ダニのエサになるものが多いので、クッションはすべて外して掃除機で吸います。
特に布製ソファは表面に花粉がつきやすいので、クッション表面も吸って」(藤原千秋さん)

ソファのアレルゲン対策02
洗えるカバー類は洗い、洗えないものは「ふき洗い」

「ソファに布製のカバーなどをかぶせている場合は、ダニよけ洗剤などを使ってこまめに洗濯して。
洗えないソファは、特に体が触れる部分が皮脂などで汚れていると、ダニを引き寄せやすい。セスキ水などで固く絞ったぞうきんでこする『ふき洗い』を」(藤原千秋さん)

藤原千秋さんのおすすめアイテム


汗や皮脂の黒ずみを気持ちよくオフ!

洗浄液がしみ込んだ厚手のシートで、カーペットや布製ソファなどの黒ずみ汚れをサッパリ落とす。クイックル 布・カーペット ウエットぶきシート 4枚入り オープン価格/花王

「ペットの毛もからめとれます!」(藤原さん)
※この商品は終売となっております(2024年2月現在追記)

カーペット&ラグのアレルゲン対策のポイント
毛足の奥のアレルゲンまで除去!

食べ物のカスや人の皮脂などのダニが好む汚れや、花粉もたまりやすい。丁寧に掃除機をかけるか、花粉の時期は敷くのをやめるという選択もアリ。

カーペット&ラグのアレルゲン対策01
家具の脚や部屋の隅を重点的に掃除機がけ

「カーペットの毛足に入り込んだ花粉やダニの死骸などは、掃除機で吸引。人がよく座る場所、家具の脚元、部屋の隅はたまりやすいポイントなので念入りに。
掃除機は素早く動かして何往復もさせるのではなく、引くときにゆっくりかけるのがコツ」(藤原千秋さん)

藤原千秋さんのおすすめアイテム

スプレーすればアレル物質を無力化!
スプレーすると花粉やダニの死骸など、11種類ものアレルゲンを包み込んで無力化。舞い上がりも防いで、部屋の空気が清浄に。アレリア シールドミスト 290㎖¥1500/サンスター

「掃除機の仕上げに使ってみて!」(藤原さん)

カーペット&ラグのアレルゲン対策02
乾燥した状態をキープしてダニやカビを寄せつけない

「加湿器などをつけていると、カーペットやラグの下が意外と湿度が高いことも。カビ発生やダニ繁殖のモトとなるので、乾燥させておくのが鉄則。除湿マットなどを下に入れておきましょう。ダニを捕まえる作用のあるマットとのダブル使いも有効!」(藤原千秋さん)

× NG! 粘着テープでは中のアレルゲンまでは取れません!
「ローラーの掃除用粘着シートは、表面のゴミやほこりが取れて一見きれいになった印象に。でもカーペットの毛足の奥に潜んだ花粉やダニまでは届いていません!」(藤原千秋さん)

CHECK! ぬいぐるみもダニの住みか!遊ばず飾るが正解

「フワフワのぬいぐるみは花粉がつきやすく、またダニの発生源になりがち。アレルギー予防にはプラスチック製の人形を選んだり、触らず飾るだけにするなどの対策も考えて」(藤原千秋さん)

藤原千秋さんのおすすめアイテム

ダニをしっかり引き寄せて乾燥退治!
カーペットやふとんの下に潜り込んだダニまで誘引して退治、フンや死骸もしっかり閉じ込める。化学性殺虫成分不使用だから安心して使える。ダニ捕りロボ レギュラーサイス¥1571/TCBジャパン(日革研究所)

「わが家はふとんの下にも入れてます」(藤原さん)

畳のアレルゲン対策のポイント
目の隙間をしっかり

畳の目は詰まって見えても、隙間やその下はダニの潜伏場所。掃除機で中まで取り除くことが大事。

畳のアレルゲン対策01
畳の目に沿って掃除機がけ

「目の隙間に入り込んでいるダニや花粉は、掃除機で吸引します。畳の目に沿って、ゆっくりとかけて。
畳と畳の間に詰まっている目に見えるゴミやほこりは、先にかき出してから掃除機をかけるとさらにgood」(藤原千秋さん)

畳のアレルゲン対策02
一年に一度は畳を上げてダニを一掃

「畳の下は一年中暗いので、ダニにとっては住みやすい環境。畳は手で簡単に外せるので、年に一度は畳を上げて掃除機できれいに吸い取って。
畳を戻す際に、除湿シートやダニよけシートなどを敷き込んでおくと、ダニが増えるのを防げます」(藤原千秋さん)

フローリングのアレルゲン対策のポイント
舞い上げずに吸う!

窓の開閉のたびに、花粉は部屋に侵入してきます。部屋の奥まで広がっていかないよう、素早く吸引!

フローリングのアレルゲン対策
窓辺と部屋の隅を重点的に

「花粉が多いのは窓辺、次に部屋の隅。掃除機をかける際は排気で花粉を舞い上げてしまわないように、本体を持ち上げてかけます。
スティック型や排気口が上にあるタイプならベスト。舞い上がりを防ぐには、朝イチなど家族が起きてくる前がチャンス!」(藤原千秋さん)

藤原千秋さんのおすすめアイテム

コンパクトヘッドで扱いやすさ抜群!
頼もしい吸引力で微細なほこりまで確実に吸い取る。従来と比べ40%コンパクトなヘッドで取り回しやすく、スイスイかけられる。Dyson V8 SlimFluffy+ オープン価格/ダイソン

ふとん用ヘッドもついてるのが◎


撮影/齊藤晴香 イラストレーション/松元まり子 取材・原文/遊佐信子
※商品の価格は本体価格(税抜き:2020年1/7発売LEE2月号現在)で表示しています。詳しくはLEE2月号をご覧下さい。

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