笑顔が印象的なLEE世代の女性が、毎日の暮らしで大切にしていること、心がけとは? 第1回は、先日、妊娠を発表されたことでも話題の優香さん。ずっと変わらないかわいらしさが支持を集め続ける彼女の、笑顔の秘訣を聞きました。
「朝ごはんは、だんなさんと一緒に。旅行の思い出を話しながら食事をする、穏やかな毎日を大切にしたい」(優香さん)
● 優香 Yuka
1980年6月27日、東京都生まれ。女優、タレントとして活躍。数多くのドラマ、映画、CMに出演し、2018年は舞台『酒と涙とジキルとハイド』の再演が話題に。バラエティでは『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』などに出演中。プライベートでは、2016年に俳優の青木崇高さんと結婚。
ニット¥6980/バロックジャパンリミテッド(マウジー) パンツ¥70000/ガリャルダガランテ 表参道店(アーチ ザ) イヤリング¥16000/ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店(ジー ビンスキー) 靴¥102000/エスケーパーズ(ルパート サンダーソン)
今年の誕生日に、お母さんからプレゼントされたという南部鉄器の鉄瓶。「食器が好きで、ずっと欲しいなと思っていました。鉄分が一緒にとれるので体によく、毎日のお茶の時間に愛用。さび止めで緑茶を入れたり、ゴシゴシ磨かないようにするなど扱いで気をつけることも多いけれど、大切に使っていきたいです」
「ありがとう」「うれしい」は必ず言葉にして伝えます
身にまとうふんわりやわらかな空気と、愛くるしい笑顔。10代から活躍を続け、年齢を重ねるごとにその魅力が増す優香さん。女優として着実にキャリアを積み重ねながら、3年前には俳優の青木崇高さんと結婚。優香さんの笑顔あふれる毎日は、一杯の温かい飲み物からスタートするそうです。
「朝起きたらお気に入りの鉄瓶でお湯を沸かして、バルコニーのベンチでゆっくりお茶やコーヒーを飲む時間が至福。以前は仕事で夜遅い日も多かったのですが、結婚後はすっかり朝型になり、朝ごはんは必ず、だんなさんと一緒に作って食べています。和食が多いのですが、洋食のときはバルコニーにパンなどを運んで、コーヒーと一緒に食べることも」
暮らしを整えることで、体調がよくなるのはもちろん、心もすっきりするのだそう。特に、片付けや整理収納にはこだわりが。
「クローゼットはそれぞれのアイテムをしまうエリアを決めて、新しく購入したら着ないものは家族や友達に譲ったりして手持ちの数を調整。どんな小さい隙間も見逃さず(笑)、無駄なスペースが出ないように気をつけています。パッと見てわかるように、シャツなどは色分けして収納していますね。部屋の掃除も好きです。やっぱり家がきれいだと、毎日気持ちよく過ごせますよね」
結婚してからは、丁寧な暮らしをより一層大切に。ただし、やりすぎないように気をつけているとも……?
「同じ家の中であまりせかせか動いていると、相手も落ち着かないかなと思うので。でも最近は、だんなさんも影響されたのか、自ら掃除をしてくれることがあって。『自分が掃除機をかけるなんて信じられない』と言っています(笑)。やってくれたことがわかると、離れていても、すぐにメールなどで『ありがとう』『掃除してくれてうれしいよ』と連絡しますね。感謝はもちろん、本当にうれしいので、私の気持ちもきちんと伝えたい。もちろん、ささいなケンカをしてイラッとすることもあるんですよ。でも基本は、夫婦でお互いにないものを補い合っていると思っているし、自分の思ったことをぶつけて傷つけ合うのも違うと思う。だんなさんと一緒に旅行に行くと、必ずお土産に箸置きを買ってくるのですが、それを見て『楽しかったね』なんて話しながら食事をする穏やかな日常を、大切にしたいと思っています」
植木の小さな芽に気づく…40代はそんな丁寧な毎日に
夫はもちろん、友達や仕事関係の相手とも、ほどよくいい距離感を保つ優香さん。誰からも嫌われないその“愛され力”は天性のものかと思いきや、ベースには、こんな心がけが。
「相手が傷つくことは、簡単に言いたくないなと思います。自分の思ったことをすべて口に出すのって違うんじゃないかなと思っていて。強い言葉を発することがよしとされる場合もあるけれど、それを言われたら相手はどう思うかなとか、きちんと考えて言葉を選びたい。『人の気持ちを考えましょう』
って子どもの頃から教わっているシンプルなことだけど、忘れがちだから気をつけたいなと思います。あと、私はピリピリした空気が世の中で一番苦手で(笑)。ピリピリを持ってくる人がいたら、いやだなと思いつつも、あえてふざけて笑って、話しかけたりもします。周りに気を使わせるのではなく、いつも笑顔で、重い空気も変えられるような人でありたいですね」
2020年はついに40代に。今後やりたいことや、抱負はありますか?
「仕事の場でも日々の生活でも、ちゃんとした大人になりたいなと思います。冷蔵庫の食材を無駄にせずに使い切るとか、植木に小さな芽が顔を出したのを見逃さないとか。ちょっとしたことなんですけど、これまでは忙しくてできなかったこと、気づけなかったことも多いので、毎日をもっと丁寧に、きちんと暮らしたい。こういう仕事をしているからこそ、世間知らずになりたくないので、地に足がついた生活を送っていきたいなと思います」
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/岡田いずみ(KiKi inc.) スタイリスト/永岡美夏(服) 河野亜紀(物) 取材・文/野々山 幸(TAPE)
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年12/7発売LEE1月号現在)で表示しています。
LEE1月号『教えて! 笑顔の素』から。詳しくは2019年12/7発売LEE1月号に掲載しています。
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