LEE読者へのラジオアンケートにて、好きなパーソナリティ部門で多くの票を集めたジェーン・スーさん。TBSラジオのお昼の声として幅広く支持されている『ジェーン・スー 生活は踊る』について聞きました。
「声はウソをつけません。ラジオだからこそ本音が聴けます」
――ジェーン・スーさん

「誰かにとって居場所になれる、“ハブ空港”みたいな番組を目指しています。番組で心がけているのは、『誰でもすぐに試せる』『日々のルーティンをワクワクさせる』情報を伝えることで、私自身も『一緒にやってみよう』という気持ちで楽しんでいます」
普段の生活でも、番組のためにアンテナを張っているのかと思いきや、「アンテナは張っていません。普通に暮らしていて、自分が気になったことだけ取り上げています」という答えが。
「今までで印象に残っているのは、『女性の生理』について特集したこと。これだけ女性が活躍している社会なのに、生理のことはタブーみたいになっているのが不思議で。男性スタッフも、生理について全然知らなくて。番組では、男性たちの前で生理用ナプキンを全種類並べて、『多い日』があることや、『羽』の説明をしたりしました。映像だとぎょっとするようなことも、音声だけのラジオだからできたのかなぁと思います」
でも、ラジオならではの難しさを感じることもあるのだとか。
「声はウソをつけないんですよ。本当のことを言わないと、声だけだとすぐばれるんです。逆に、本音を聴きたい人は、ぜひラジオを聴いてみてください!」
JANE SU

1973年生まれ。作詞家・ラジオパーソナリティ・コラムニスト。脳科学者の中野信子さんとの対談をまとめた最新刊『女に生まれてモヤってる!』(小学館)は、多くの女性たちから共感を得ている。『ジェーン・スー 生活は踊る』はTBSラジオで月曜〜金曜の11:00~13:00に放送中。
ジェーン・スーさんが考えるラジオの魅力!

魅力1「日常の孤独感がやわらぐこともあります」
育休中のお母さんから、「誰ともしゃべらない日は、ラジオに助けられている」と言われることが。ラジオを聴いて居場所が見つかる人や、孤独がやわらぐ人もいると思うんです。
魅力2「見せることができないからこそ伝えられることも」
生理特集がいい例ですが、生理用ナプキンをじかに見せることができないラジオだからできたことで、男性リスナーからもよい反響がありました。リスナーの想像力にゆだねられる部分が多いから伝わるということも。
魅力3「リスナーとともに一緒に踊らにゃ損!」
リアルタイムでリスナーも参加できるのもいいところ。番組では、お悩み相談にリスナーから答えをもらうことも。「一緒に踊らにゃ、損」という気持ちで、楽しんだもん勝ちです。
『ジェーン・スー 生活は踊る』のココが好き! by読者
誰も置いてけぼりにしないスーさんが好き。大げさかもしれないけど、聴いていると、自分が社会の一員であることを確認できていつも安心します(LEE100人隊TB yuki*)
コラムニストで「未婚のプロ」と名乗るジェーン・スーさんの相談コーナーが最高におもしろい! 下手な言葉で濁したり、ごまかしたりしない、言葉選びのセンスが本当に素晴らしいんです!(なお・会社員)
「スーパー総選挙」「ドラッグストア総選挙」「ホットケーキミックスに何を入れるのが一番おいしいのか?」などの企画にウキウキ。聴いていると、何気ない日々の生活もカラフルになります!(ちゃしぶ・主婦)
LEEにもよく出ている家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さんが月イチレギュラー。お役立ち掃除グッズの紹介には耳ダンボです。直後に買いに走ったことも(きっこ・自営業)
撮影/フルフォード 海(ジェーン・スーさん) 取材・文/渡辺有紀子
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