夏休みが終わると、いよいよ消費税の10%へのアップ時期が迫ってきます。なんだか気が重いですね。増税時の負担軽減策として実施されることになっていた「プレミアム付商品券」の申請受け付けも始まりました。“家計の負担緩和や地域の消費下支えのため”発行されるこの商品券について、簡単におさらいしておきましょう。
まず、この商品券を申請できるのは、
①住民税非課税の方と、
②学齢3歳未満(2016年4月2日~2019年9月30日までに生まれた・生まれる予定)の乳幼児のいる子育て世帯の方です。
購入できる商品券は額面500円で、最大2.5万円分まで。これを2万円で買うことができるので、25%分(5000円)のプレミアムがつくというわけですね。もう少し細かく言うと、住民税非課税の方は一人当たり2.5万円分まで買えるので、夫婦二人暮らしでどちらも条件に該当するなら合計5万円分が4万円で買えます。
子育て世帯で3歳未満の子供が2人いる家庭なら、同じく子2人分で5万円まで。ただし、もし子供の両親が住民税非課税者にあたるなら、家族4人分がさらに上乗せになり、2.5万円×(子ども2人)+(非課税者4人)=15万円分を12万円で購入できることに。詳しくは内閣府のHPで確認を。
おつりは出ないので使い方に注意
この商品券を発行するのは住民票のある市区町村。子育て世帯には9月頃に購入引換券が届くことになっていますが、住民税非課税の方は自分で申請が必要とのこと。実際に商品券を購入できるのは10月からの予定です。
オトクな券ですが使用するには注意点もあります。まず、この券で買い物してもおつりが出ないこと。そして、使える期間が決まっていること。10月1日から2020年3月31日までの最大6か月となっているので、計画的に買い物しないと使い切れず余ってしまったということにもなりかねません。また、どこで使えるかについては発行する市区町村が使用可能店を定めており、もし購入後に別の市区町村に引っ越しとなると、以前の商品券は使えなくなってしまいます(転居先で再度手続きし、購入することはできる)。一人当たり最大2.5万円まで買えると書きましたが、5千円単位での分割購入も可能とのこと(購入は2020年2月まで)。
使い切れなければただ購入代金を払っただけになるので、そこは慎重にしたいもの。また、2.5万円分も使えるならとついあれこれ買い過ぎて、逆に支出額が膨らんでしまった……ということにならないように、くれぐれも計画的に使用しましょう。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。