[あべはまじ]
若かった頃の私に教えてあげたい
「あなたは本当にいい人と結婚したよ」って
23歳になる直前で結婚し、今年で43歳になります。
結婚20年、というとすごく長いように思えるけれど、実感としては本当に一瞬。あっという間でした。
結婚したときはまだ若くて、仕事もこれからという時期。
20代のうちはバリバリ働くぞ!と海外ロケに行きまくり30歳になったら落ち着こうと思っていたのに、今度は仕事の質が変わり、さらにおもしろくなってしまって。
カズちゃん(夫の阿部和浩さん)も楽しそうな私を見て応援してくれてはいたけれど、正直あまりいい奥さんではなかったと思います。
旦那さんがカズちゃんじゃなかったら、きっと結婚生活は早々に破綻していたんじゃないかな。
LEEとはまじファミリーHistory
人生の節目には、いつも王子(カメラマン横浪修さん)に撮影してもらえる幸運に恵まれました。
実は『LEE』の専属モデルになったのも、2008年に撮っていただいた夫婦写真がきっかけ。(LEE12月号「カップルのおしゃれ等身大ファイル」撮影/横浪 修)
この企画を見た当時の編集長が、『ぜひLEEに』と声をかけてくれたんです。
2010年のLEE増刊『Men’s LEE』に夫婦共演させていただいたのも、いい思い出。(Men’s LEE「神楽坂さんぽ」撮影/苅谷 愛)
そして2015年の『はまじ、母になりました』企画では、出産1週間前のはち切れそうなおなかと、産後初の家族写真を。(LEE2月号「はまじ、母になりました」撮影/横浪 修)
子どもという“人生の宝”を手に入れた私たちは、今はそれを守るチームメイトのような存在です。
お父さんとしてのカズちゃんは本当に100点満点!
私が忙しいときはごはんを作ってくれるし、ひとり時間が欲しくてイライラすることもあるだろうに息子といるときはいつもニコニコ。
「何を差し置いてもこの笑顔を守る」という気持ちがひしひしと伝わってきます。
実は昨年、カズちゃんのお母さんが天国に旅立ちました。
意識がない母のベッドに毎日のように寄り添い、「こんなに母ちゃんと一緒にいられるのは、実家を出て以来初めてだからうれしい」と優しく話す姿を見て、「私、本当にいい人と結婚したなぁ」としみじみ。
きっと今私が意識を失っても、同じようにカズちゃんは支えてくれるだろう、そう思うと、あらためて心強く、夫婦の距離は一層縮まりました。
そんな夫と一緒に創作をするときの2人の名前が、“あべはまじ”。
"あべはまじ"の絵本
彼はいつも一枚上手で、絵本を作っているときも頼りになるし、些細なことでケンカをして、私がギャンギャン怒っていると、すぐに謝ってくる。
自分が悪いわけでもないのに、静かに謝られると、「あ……なんかすいません」と私も一気に反省モードに(笑)。
結局、手のひらの上で転がされているのは私のほう。
この関係性は、ずっと変わらないんじゃないかな。
子育て中は、お互いひとり時間はしばらくお預け。
それなら3人が笑顔になれることをとことんやっちゃおう!と今年は、思いきってドイツに2週間行く予定。
寂しいけれど、成長とともに息子との時間は減っていくはず。
だからこそ今は旅行の計画を立てたり、3人で食卓を囲んだり、おどける息子を眺めながら夫婦でお酒を飲んだり、家族一緒に過ごす“あべはまじ”の時間を、ますます楽しみたいです。(浜島直子)
はまじをかたちづくるヒトやモノ、おしゃれや暮らしのこだわり、周りをポジティブにする笑顔の源や、愛される理由まで。今の気持ちをAからZの26のアルファベットに託して語ります。
Hamaji’s Profile
はまじま・なおこ
’76生まれ、北海道出身。4 歳の男の子の母。
LEEwebブログ「ここだけのはまじ」やInstagram(hamaji_0912)も大人気。
bayfm『東京ガス Curious HAMAJI』ではLEEとのコラボ企画も。
次回の放送は4月6日(土)。ぜひチェックを!
撮影/横浪 修(人物) 馬場わかな(静物) ヘア&メイク/赤松絵利(esper.) 取材・原文/栗田瑞穂
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年4/7発売LEE5月号現在)で表示しています。クレジットのない衣装は浜島直子さんの私物で、現在販売していないものも含まれています。詳しくはLEE5月号をご覧下さい。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。