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里田まいさんスペシャルインタビュー!2019年4月号

里田まいさんスペシャルインタビュー その前向きな「伝え方」マネしていいですか?

2019.03.29

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NY生活、丸5年。「同じ立場で、同じくらいの熱量で息子を思っている」夫・田中将大さんとの二人三脚の育児や、ひとり時間の過ごしかたについて、持ち前のポジティブさでどんどん先へ進んでいく里田まいさんに、たっぷりとお話を伺いました!

里田まい

トップス¥48000/トゥモローランド(マーレット) パンツ¥19000/シンゾーン ルミネ新宿店(ザ シンゾーン) 帽子¥24000/デ・プレ(ブルックスボスウェル) リング¥132000/ショールーム セッション(マリハ) サンダル¥33000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(カジャック)

 

Mai Satoda

さとだ・まい●’84年、北海道生まれ。’02年、アイドルユニット「カントリー娘。」の新メンバーとしてデビュー。’12年、野球選手である田中将大さん(ニューヨーク・ヤンキース)と結婚。’14年に渡米。現在は3歳の息子さんと愛犬・ハルとともにNY在住。

 

大変なときは実況中継! 夫に“知ってもらう”努力を

日常生活では、育児の悩みを誰に相談することが多いですか?

「それはやっぱり、夫ですね。友達や両親に話すこともあるけど、同じ立場で、同じぐらいの熱量で息子を思っているのは夫だと思うので。息子が騒いで手をつけられなくなったら『今大変です』『こういう状況、助けて!』とメッセージを送ったり、テレビ電話をしたり。割と実況中継していますね(笑)。もちろん、シーズン中の大事な時期や試合前は控えますが、それでもどうしても大変で、気が滅入ることはある。それは遠慮せずに、どんどん伝えます。どうしてもイライラがおさまらないときは、それをまず自分で認めてから『私今こういう状態だから、やさしくできない。ごめん』としっかり話す。それで彼が怒ることはないですね。『察してよ!』とつい思ってしまうこともあるけれど、人の気持ちって意外にわからないもの。自分の本音を自分で認めて、きっちり伝えたほうが、もしかしたらいいのかもしれません」

自分と同じ熱量で息子を思い、叱ることもできる夫がいちばんの相談相手です

夫が仕事で家をあけることが多いからこそ「知っておいてもらう」ことは意識しているそう。

「パパにどんなときでもパパ業はあるものなんだ、と思ってもらうのは、大事だなと思います。息子は野球とヤンキースが大好きで、もしかしたら日本でいちばんヤンキースの選手に詳しい2歳男児かもしれません(笑)。最近では、ヤンキースの選手のボールの投げ方や打ち方のマネもできるようになって! でも、2歳になったぐらいから、スタジアムに行くと泣くようになってしまったんですね。野球は見たいんだけど、人の多さや歓声が怖いみたいで。それを知っている夫は、試合後落ち着いてから、『大丈夫だった?』と試合中の息子の様子を気にしてくれたんです。彼が、息子のことや子育てにちゃんと気持ちを向けているからこそだと思うので、少しうれしい気持ちになりましたね」(里田まいさん)

ママがハッピーじゃないと! 素直に甘えると助けてくれる

夫の田中将大さんがヤンキースでプレーして5年。チームの中でもすっかり定着し、里田さん自身も、選手の家族として以前よりも認識されるようになったそう。

「トレードが多いので、5年いると長いほうなんですよね。話しかけられるのを待ってばかりは卒業しようと思い、新しく入った選手の奥さんや家族にも、自分からどんどん挨拶するようになりました。奥様同士のグループメールにもついに参加することに! 英語があまり話せないのでどうしよう、と不安になることもありますが、自分のできる範囲でやってみようと。ほかの選手の奥さんがグッズのお金を立て替えてくれたので、わからないながらも割り勘できるアプリを使ってみたり……。ここで言葉がわからないからと、通訳を通すのも違うと思うんです。自分で頑張っているんだ、という気持ちって彼女たちにも伝わると思うので。わからないということは隠さず全面に出しつつ(笑)、できるだけ楽しくかかわっていきたいなと思いますね」

話を聞いていると、ますます前向きに、そして、たくましく進化を続けている里田さん。自分自身がハッピーでいるために、昨年は、ひとりで楽しむ時間も、積極的に取ったのだそう。

「友達とワイナリーへ出かけたり、夜のジャズバーでお酒を楽しんだり。子どもを預けて自分だけで出かけることには罪悪感もあったのですが、向こうではシッターさんに預けて夫婦で食事に行くことなどはいたって普通。そんな考え方にも少し影響を受けて、夫がいるときや両親が遊びに来てくれるときには、できるだけ楽しい予定を入れることに。『あまり行けないから』を合言葉に、けっこう出かけてます(笑)。こういう時間があると、やっぱりリフレッシュできるんですよね。難しいケースもたくさんあると思いますが、自分の時間が必要なんだということは、パートナーにわかってもらうほうがいいなとあらためて感じました。お母さんが元気じゃないと、家族みんながハッピーじゃないと思うから! すぐには時間が作れなくても、希望だけでも自覚して、伝えておく。『日本に帰ったら、炭火の焼き肉を食べに行きたい!』とか、私はいつも夫に話してます(笑)。ダメな自分を隠さずに認めて、素直に甘えると、意外にみんな助けてくれるものなんですよね! さまざまな体験を経て、今すごく実感しています」(里田まいさん)


次回は、LEEweb限定! 里田さんからLEE読者へ3つの質問と、みなさんから集まった回答、さらに里田さんからのコメントもお届けします。
インタビューの全文は2019年LEE4月号(3/7発売)に掲載しています。

撮影/新田君彦(えるマネージメント) ヘア&メイク/TOMIE(nude.) スタイリスト/福田麻琴 取材・原文/野々山 幸 撮影協力/AWABEES

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