大人のインテリアを邪魔しないショップスタッフのアイデアは、すぐに実践したくなるものが満載!長年北欧で暮らした、『NATUR』オーナー夫婦のお宅もその一つ。素敵な暮らしのアイデアをご紹介します。
Home with Kids 2

一歩、中に入れば、まるで森林の中にいるようなリビングが広がる須長さん夫妻の家。ふたりが長年かけて集めてきたという素敵な北欧家具にもうっとりさせられます。
「スウェーデンの1980年代のポストモダンの世界観が好きで、銅素材やくすんだ色のアイテムをよく取り入れています」という夫の檀さんと、「あえて、派手なものにトライしてみて遊んでみることも」という妻の理世さん。
そんなふたりのセンスやアイデアが、ナチュラルになりすぎない、スパイスのきいたおしゃれな空間を生み出しています。

リビング奥のサンルーム。ゆったりと置かれたアーコールのデイベッドがなんとも優雅。スヴェンスク・テンの色鮮やかなテキスタイルともマッチ。
遠くの森林までパノラマが広がる窓辺は、厳しい冬場になるべく西日や光が入るように設置したのだとか。
Entrance&Office Room
須長さん宅は玄関からワクワク。招かれる方も楽しい気持ちにさせてくれます。

手作りのぬくもりあふれるかわいい玄関まわり。ドアの取っ手は落ち葉集めに使うスウェーデンの木のスティック、郵便受けはブルーベリー摘み用のかごを使用。

玄関には広めの土間があり、入って右手の壁一面を本棚に。土間がクッションになって寒さ対策になるのだとか。

ウォールランプはスウェーデンの昔の点滴用のガラスを再利用して。配線も点滴を通していた穴に。

奥には、白い空間にダークウッドの家具の組み合わせが素敵な仕事部屋が。
映画『となりのトトロ』のお父さんのように、外で遊ぶ子供を見ながら仕事がしたいと思い、庭に面して設計したそう。庭から子供がそのまま入れるように、床はモルタルに。

書類はすべて同じファイルで収納。シンクと蛇口はアンティークを洗うために設置。
Kitten&Bedroom

キッチンは家づくりで一番先に決まっていたそう。理世さんの希望で調理台の下に何もないキッチンを実現。調理道具や食器は冷蔵庫の横の収納に。

下に何もない分、今は子供の玩具を置いて遊び場になっています。

寝室用の和室。壁、収納の引き戸、天井には、スウェーデンの老舗メーカー、Lim&Handtryckの壁紙を使用。
「子供連れがホテルよりも旅館が楽なように、寝室を和室に。みんなフレキシブルに寝られるので便利です」(理世さん)
子供との暮らしを考えた配慮がたくさんある須長さん宅。まさに家族みんなが幸せになれる理想の家と言えそう。
HELSINKI FINLAND
2LDK 72㎡
妻37歳(『NATUR』オーナー)
夫41歳(『NATUR』オーナー、デザイナー)
息子2歳、娘0歳
息子の絃君と生まれたばかりの杏ちゃんとの4人暮らし。夫の檀さんはスウェーデン国立美術学校、コンストファックを卒業した家具デザイナーでもあり、現在、舞台美術の家具の制作にも携わっているそう。
Photograph/Oskar Falck Coordination/Yuki Murata Composition&Original Text/Sayoko Kishiyama Taeko Ishii Noriko Tanaka
詳しくは2016年11/7発売のLEE12月号に掲載
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