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FOOD

エンジョイ☆クリスマス2018

とっておきの手作りシュトーレン 【基本編】

2018.11.16

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今から準備して、たっぷり楽しむ! 素敵に贈る
シュトーレンって?

クリスマスのその日を待ちながら、少しずつ、少しずつ味わうシュトーレン。ちょっぴりハードルが高そうだけれど、実は、作り方はとてもシンプル。
時間がたつほどおいしくなるから、今から作り始めれば、クリスマスが食べ頃。手作りをかわいくラッピングして、季節感あふれる、贈り物にしても素敵です。

のんびり作ってじっくり熟成。
本格シュトーレンは失敗知らず

ここ数年、クリスマスシーズンのお菓子として、すっかり定着したシュトーレン。本場のドイツでは、それぞれに工夫を凝らして、ホームメイドで楽しみます。

「本来は家庭で作る素朴なお菓子なので、作り方は簡単。材料さえそろえたら、必要なのは、発酵をのんびり待つ“時間”だけ。お菓子作りに向き合える一日があれば、失敗なくおいしく焼けますよ」

2週間程度は、熟成させて味わいを深めたいシュトーレン。洋酒漬けドライフルーツから手作りをすることを考えれば、今から取りかかるのがベスト。ちなみにこのレシピ、焼き上がりはかなり大きめですが、それにはこんな理由が。

「シュトーレンは、どっしり&しっとり感がおいしさの条件。小さく作ると、水分が抜けすぎてしまうんです。大きくても、切り分けてお友達にお裾分けすれば喜ばれますし、何といっても保存がきくから、少しずつ長い期間をかけて味わうのもまた、楽しみ」

今回は、しっかり日もちする本格派と、子どももおいしく食べられる、やさしい味わいの2種のレシピを紹介。シュトーレンが焼き上がるいい香りと一緒に、いよいよ、クリスマスシーズンの到来です。

今から準備して、たっぷり楽しむ! 素敵に贈る
シュトーレンって?

シュトーレンが日もちする理由

1.洋酒漬けドライフルーツ
洋酒漬けドライフルーツのアルコール分で、防腐効果が。レーズン、クランベリー、ブルーベリーを清潔な瓶に入れ、ラム酒など好みの洋酒を注ぐ。しっかり浸るよう、水分が減ったら適宜注ぎ足す。食べ頃は10日目~


こんなフルーツもおすすめ!
いちじくやマンゴー、アプリコット。ドライフルーツの組み合わせは自由。オイルコーティングしてある場合は、熱湯を回しかけて水分をふいておくこと。りんご(紅玉)は、生でOK。すべてさいの目切りで


2.砂糖をまぶす
アルコール分に加え、バターを何度か塗って油脂分をしっかりしみ込ませ、さらにたっぷりの砂糖を繰り返しまぶす。この3つの工程で、保存期間はより長く。仕上げにも、クリスマスの雪のイメージで、粉砂糖をふんわりと

Point
2~3週間寝かせたほうがおいしく

シュトーレンは、時間をおくほど味わいが深まるもの。直射日光の当たらない涼しい場所に2週間ほど、できれば3週間はおいたほうがおいしくなる。冷蔵保存はかたくなるので絶対NG!

シュトーレンの基本がおわかりになりましたか? 次回は、本格シュトーレンのレシピと作り方をお届けします。お楽しみに!


撮影/砂原 文 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/福山雅美
この記事は2017年11月7日発売LEE12月号『クリスマス特集PART.2 「とっておきの手作りシュトーレン」』の再掲載です。

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