季節がめぐり、今年も残すところ3ヶ月足らずとなりましたね。過ごしやすくなりましたが、逆に夏の疲れなど出ていませんか。今年は災害も多く、気を張っていた方も多いと思います。無理せず、残りの日々を乗り切りましょう。
今日は、「ジェネレーションを作る星」についてお話ししたいと思います。
まず占星術の基本は、最初にもお話しした通り、天と地がシンクロしているという世界観だということを思い出してください。太陽系の星の動きと地上の私たちの心、出来ごとが相似形になっていると考えるのですね。
占星術で使う星座は、英語ではsign。実際の夜空の星座はconstellationで、ちょっと違います。実際の夜空の星座は均等ではないですが、占星術で使うsignは座標として使うことから、黄道が12分割され、それに近くにあるconstellationが割り当てられています。よく本当は13星座あると言いますが、それは黄道近くにあるconstellationの話。占星術のsignでは12分割に意味があるのですね。
太陽系の星たちは、これら12のsignをめぐりますが、それぞれサイクルは異なります。太陽は約1年かけて、黄道(太陽の通り道)を一周します。水星や金星のように太陽の近くから離れない星は、1年を超えることはありませんが、火星は約2年、木星は約12年、土星は約29年、天王星は約84年、海王星は約165年とそのサイクルはどんどん長くなっていきます。現在では準惑星とされる冥王星に至っては、約247年とも言われます(楕円軌道を描いているので、実際には多少前後します)。
その昔、惑星の順序は、「水金地火木土天海冥」と覚えたものですが、太陽に近い水星、金星、火星くらいまでは、サイクルが早いので、個人的な性格を表すとされます。対して、太陽から遠い天王星、海王星、冥王星は、広い意味での世代を表すとされます。天王星は約7年、海王星は約13、4年、冥王星は約15、6年、ひとつの星座に滞在し、それらの組み合わせがあるジェネレーションの性質を作り出すのです(こちらも外惑星に関しては、多少、前後します)。そして、パーソナルな天体と、広い意味での世代を作る外惑星の間にある木星、土星は、1つの星座に約1年、土星は約2年半滞在することから、「同じ学年」や「同世代」に共通した意識を作ります。
たとえば、私は1971年の
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。