くるり、スキマスイッチ、奇妙礼太郎、トニー・ベネット&ダイアナ・クラール……今月注目の音楽をナビゲート!
2018.10.20
『ソングライン』
くるり
変わらない面影も感じさせつつ今をともに生きている彼らに感謝!
気がつくと人生の半分くらいは、くるりとともに歩んできた人もいるのでは。4年ぶりのアルバムは、『その線は水平線』『忘れないように』など、しばらく彼らの音楽を聴いていなかった人の耳にもすっとなじんでいくような楽曲が多い。人も時代も変わっていくけど、決して短くない時間を経て"くるりらしい"楽曲を生み出してくれる彼らに感謝しながら、くるりと自分が進んできた時間を振り返りたくなる、同窓会のようなアルバム。(スピードスター)
『スキマノハナタバ ~Love Song Selection~』
スキマスイッチ
今年デビュー15周年を迎えたスキマスイッチのラブソングだけを集めたセレクトアルバム。ジャケットには収録楽曲の花言葉とリンクした花が描かれているという乙女度の高い仕様に。『奏(かなで)』『ボクノート』『Revival』などの名曲に忘れていたときめきを思い出せそう。(AUG USTA RECORDS)
『More Music』
奇妙礼太郎
アルバムの1曲目が『エロい関係』。そしてこのアーティスト名。オモシロ系かと思って聴くと、そのギャップにやられるのでご注意を。やわらかくて甘い声にがっつりハートをつかまれてしまうはず。昭和っぽい曲もあれば、遊び心のある楽曲も。彼の魅力を知るには十分な全11曲。(ワーナーミュージック・ジャパン)
『ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ』
トニー・ベネット&ダイアナ・クラール
トニー・ベネット(御年92歳!)とダイアナ・クラールというジャズヴォーカル界のキング&クイーンによるデュエットアルバム。アメリカが生んだ最高の作曲家・ガーシュウィンの生誕120周年を記念して、その名曲を2人が歌うというレジェンドが結集した絶対ハズさない一枚。(ユニバーサル クラシックス&ジャズ)
取材・文/古川はる香
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