まだ食べられる食べ物が大量に捨てられている、いわゆる「食品ロス」問題。
今回は、“おトクなお買い物”を通してこの問題に向き合う「社会貢献型ショッピングサイトKURADASHI.jp」について、私自身がサービスを利用した体験談を交えてご紹介したいと思います。
私たちが捨てている食べ物の量は、毎日お茶碗約1杯分!
日本の「食品ロス」の量は、なんと年間約632万トン。日本人1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てていることになるそうです。
(出典:内閣府大臣官房政府広報室・政府広報オンライン)
KURADASHI.jpはネット通販型のフードシェアリングサービスで、掲載されている商品は全て、同サイトの社会貢献活動に賛同した企業から集まったもの。例えば賞味期限内にも関わらず捨てられていたものや、中身に問題がなくてもラベルが破損しているものなど、これまでならば廃棄されていた“もったいない”商品を、お手頃な価格で買い物できるサイトです。
さらに特長的なのは、商品価格の一部が指定の社会活動団体に寄付されるという点。子どもの医療、動物愛護など内容は様々で、購入の際、自分の好きな寄付先を選択することもできます。またマイページで、自分自身がKURADASHI.jpでのお買い物を通してどれだけ支援をしたかデータとして確認することができるシステムも、好評を集めているそうです。
“社会貢献そのもの”が楽しければ、無理なく続けられる!
私が興味を持った理由は、まずはやはり「お得にお買い物ができる上、食品ロスを減らすだけでなく、他の社会貢献までできる」という魅力。そして「社会貢献」という行為を、“日常の中で無理なくできる”形にしてくれた、その仕組みづくり自体に感動したことでした。
「買い物」という行為は日常に直結しています。特に、食品や日用品の買い物は、私たちがほとんど毎日行うことだと思いますが、そこから地続きで「社会貢献」できるという仕組みは素晴らしいと感じます。世の中には解決しなければならない社会問題がたくさんあると気づいていても、子どもがいて、家事もして、仕事もあって…という日常の中で更に、“社会のため”に何か行動を起こし、それを続けて行くことは、正直大変だし躊躇してしまうこともあると思います。
そんな中で、気軽に参加することができ、続けること自体も楽しいKURADASHI.jpの“新しい社会貢献の形”は「できることから始めてみよう」というきっかけになるのではないでしょうか。
幅広い取り扱い商品と自宅に届く手軽さも魅力
フードシェアを目的としたサイトや活動は他にも色々あり、それぞれが魅力を持っています。その中で私がKURADASHI.jpを選んだ理由は主に2点。宅配便などで届けられる「商品」がサービスの中心だということ、そして取扱商品の種類が幅広いことでした。
レストランなどの「食事」の廃棄に焦点を充てたフードシェアサービスもありますが、まだ子どもたちが小さく、ほとんど毎日家で食事を作る立場としては、材料となる食材や、お菓子、缶詰、飲料などを選び、それが自宅に宅配される点に使いやすさを感じました。
また取扱商品も幅広く、食品、栄養ドリンクなどの健康食品、美容クリームなどの化粧品、鞄など装飾品…と様々。思いがけず「これ欲しい!」というものに出会うこともあり、サイトを見ること自体も楽しんでいます。
「自分のためのお買い物が人のためにもなるなんて、ちょっとステキ!」
登録方法は、住所など必要事項を入力するだけで、通常会員は無料です。また、月額540円かかるプレミアム会員もあり、通常だと1商品あたり540円かかる送料が、何度買っても全て送料無料となる仕組み。月に2回以上利用する方は、こちらを選んでいるようです。
サイトの作りは、いわゆる一般的なECサイトの形式で、気になる商品をクリックすると詳細が出てきます。
右側には”もともとの値段”である「参考価格」と、”今回購入できる”「メーカー協賛価格」。そして受付期間や出荷予定日などが掲載されています。賞味期限が近いものは、その点について注意書きがある場合もありました。
そして、左下には支援金額と支援先団体の記載があります。商品によって支援金額は異なり、支援先も「ご購入金の一部を海外支援団体に役立てます。」「社会福祉支援団体に役立てます。」など様々。
支援団体は複数の中から選ぶことができ、それぞれの団体の活動内容についても、サイト内で知ることができます。
買い物をする「利用者」である私たちが“楽しみながら社会貢献”できることはもちろんですが、食品ロスの削減をしながら “みんなが幸せになれる仕組みづくり”をされているところも、KURADASHI.jpの素晴らしさだと感じています。
私たちユーザーは、おトクにお買い物ができる上に社会貢献できる。
企業は、これまでならば廃棄せざるを得なかった商品を販売できる。
慈善団体は、寄付を受け取ることができる。
…実際に利用してみて、関わる方みんなが得をする素晴らしいサービスだなと実感しています。
サイト内には、「新年会、忘年会、送別会などの社内イベントに!その他、学校行事、町内会、ゴルフコンペの景品に!」といった提案もあり、イベントも多くなるこれからの時期に活用できるシーンも多そうだと思いました。
気になった方は、まずは是非サイトをチェックしてみてくださいね!
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佐々木はる菜 Halna Sasaki
ライター
1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。