昨年冬のニット特集で大人気を博したスタイリストコンビが再結成!
色白「よっしー」こと吉村友希さんと、日焼け肌「まつじゅん」こと松村純子さんのおふたりが、肌色と春のきれい色との相性をチェック!お互いに厳しくも楽しく、評価します。
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Color-01 Pink Lilac
まずはそれぞれに、ピンクライラックに対する自己評価をしてもらいました。
よっしー「色白にとって、淡いきれい色は難易度の高いカラー。肌の白さと溶け合って膨張して見えがちですし、どこか薄幸そうにも見えてしまいそうで。ピンクでも濃いトーンは得意なのですが……」
一方、まつじゅんは最初から自信満々!
まつじゅん「ピンクの中でもブルーみの強いライラック系は、日焼け肌の得意分野。今日は、どんな素材がベストチョイスか知りたいです!」
自分に似合うと思う一枚を、まずは自由にセレクト
ピンクライラックといっても、濃いトーンから淡いトーンまでさまざま。よっしーは迷わずいちばん濃いトーンを、まつじゅんは最もブルーみが強いニットをセレクト。
よっしー「まつじゅん、そのニット似合ってるね。肌色がクリアに見える」
まつじゅん「ありがとう! よっしーが着てるニットは……多分、私のほうが似合うと思う(笑)」
色みを修正したよっしーが苦手意識から解放されて
まつじゅんにすすめられ、淡めトーンのシャツを着用したよっしー。まつじゅんは自分好みのこなれ系シャツを試着。
まつじゅん「そっちのほうが断然似合うよ! 濃いトーンに固執しないほうがいい」
よっしー「確かにね。自分でもそう思う。まつじゅんは、ニットの素材感も似合ってたけど、シャツのニュアンスも快活で素敵!」
日焼け肌は素材にかかわらずピンクライラックが似合う
気をよくしてさらに淡いトーンを選んだよっしー。まつじゅんはピンクライラックが似合うことに後押しされ、いつもは着ないというとろみ系ブラウスにも挑戦。
よっしー「素材や色みにかかわらず、とにかく似合うよ。この春は着まくって!」
まつじゅん「よっしーは、さっきの色のがいいね。寒色トーンより暖色トーンがベターだね」
Color-02 Blue
青みが強い色が似合うことをピンクライラックの試着で確信したまつじゅんにとって、今やブルーは得意中の得意カラー。
まつじゅん「地味色が好きな私にとって、ブルーは普段から愛用している唯一のきれい色。肌見せのバランスも勉強したいです」
逆に、寒色系に対する苦手意識が強いよっしーは、ブルーに対してかなり及び腰。
よっしー「ブルーの服は一枚も持っていません。似合う色みを見つけて、この春こそ、ブルーを着こなしたいです!」
濃い色が似合うというよっしーの先入観が…
濃い色好みのよっしーは、ピンクライラックのときと同じく、今回も、いちばん濃い色みのブルーニットをチョイス。まつじゅんは、今季狙っているというトップスから試着。
よっしー「まつじゅん、すぐそのトップス買って! 顔映りがよすぎ」
まつじゅん「うん、すぐ買うね。よっしーは、やっぱり濃い色みじゃなくてもいいかもよ」
トップスをチェンジして、似合う色みを吟味
次にそれぞれのトップスをチェンジ。よっしーは苦手意識がいちばん高いブルー系の淡い色に挑戦。まつじゅんは日焼け肌を引き立てる濃色ニットにトライ。
よっしー「あれ、意外に似合うかも?」
まつじゅん「うん、色白肌がきわだってるよ! 白と同じ効果があると思う。私のニットは鮮やかな色みがいいね。デコルテの見え方も絶妙」
色白は甘めトーンがベター。日焼け肌は肌見せを意識
ブルーに対する苦手意識が薄まったよっしーと、得意意識が強まったまつじゅん。さらにブルーの面積が多いワンピを試着。
よっしー「多分まつじゅんは私が着てるワンピースも着こなすよね。そのワンピは首元をあけたらもっとよさそう」
まつじゅん「よっしーは、淡ブルーのほうが似合ってた。色みが辛口すぎないほうがいいみたい」
Color-03 Yellow
ピンクライラックとブルーでは、日焼け肌優勢の結果だった一方で、この実験の当初から、イエローがかなり苦手と自己評価していたまつじゅん。よっしーは逆に、イエローが得意分野。
よっしー「イエローはレモン系からマスタード系まで、どのトーンも好き。クローゼットのイエロー率も多いんです」
まつじゅん「顔色がくすんで見えたり、日焼け肌が強調されたりと、イエローに対してはいいイメージがなくて、この実験も心配しかない……」
自信満々のよっしーと不安そうなまつじゅん…
よっしーが手に取ったのはまさにビタミンカラーのレモン系イエロー。まつじゅんは肌見せ率が多めのオーバーサイズシャツを手に取った。
まつじゅん「よっしー、自信満々じゃん! 確かに素敵だよ。白肌がさらに内側から発光してる」
よっしー「やっと好きな色を着られた。まつじゅんも、むしろこっちのレモン色を着てみたら?」
意外にレモン色が似合うとまつじゅんの新発見が!
そこでふたりは、トップスを交換。イエローが得意な余裕満々のよっしーは、スタイリスト魂を発揮して、着こなしまでチェックし始める。
よっしー「ほら! 肌色が明るく見えるよ。すっきりシルエットもはつらつと見えていい」
まつじゅん「確かにね! よっしーは、さすがマスタード系も似合うね。ぐっと女っぽい印象になるよ」
ボトムでの投入なら、肌色を気にせず楽しめる
イエローに対して、もはや悩みゼロのよっしー。すっかりスタイリストとしての本業に戻り、まつじゅんにスカートまでおすすめし始めるという展開に。
よっしー「どうしても苦手意識があるなら、ボトムで投入するという選択肢もありだよね。白Tが新鮮に見える」
まつじゅん「うん、スカートなら色みを気にせず楽しめます!」
Color-04 Green
最後のチャレンジはグリーン。今回の4つのきれい色の中で、最も色白肌に似合うという自覚があるよっしー。
一方のまつじゅんは、イエローよりは苦手意識がないものの、ピンクライラックやブルーなどの青み系のきれい色よりは、難しさを感じるそう。
よっしー「グリーンはほかの人が着てるのを見ていても、色白肌を引き立てるカラーだと、前々から思っています」
まつじゅん「濃すぎないペールトーンのグリーンなら、日焼け肌もいけるはず!」
光沢感のあるグリーンが色白肌をさらにクリアに
迷いなくよっしーが選んだのは、ほどよい光沢感のあるシルク素材のシンプルニット。まつじゅんは、カジュアル派らしく、ストライプ柄のワンピースに挑戦。
まつじゅん「よっしー、悔しいけど可愛いよ。さっきのレモン色と同じく、肌映りが最高にいい」
よっしー「まつじゅんは苦手意識を持たなくてもいいよ。なんか新鮮だよ」
シルク素材のグリーンは日焼け肌をクリーンに
もしかしたら私も似合うかもと、まつじゅんが、上でよっしーが着たニットに目をつける。よっしーは、ストライプのワンピースにチャレンジ。
まつじゅん「やっぱり! 意外に似合う。光沢感がある素材だから肌映りがいいんだね」
よっしー「うん。肌色がクリーンに見えるよ」
まつじゅん「よっしーはグリーンならこなれ系もOK」
ふたりとも大満足で、今回の実験室も無事終了!
グリーンならなんでもこいのよっしーが、今年らしいシルエットのスカートに挑戦。
よっしー「グリーンがどこかに入ると、全身がぱっと華やぐね」
まつじゅん「そうだね。いつも地味色ばかり着てないで、たまにはきれい色も取り入れないと。私はこのニットが気に入ってしまった。早速、手に入れて春らしい着こなしを満喫したいな」
優しげな雰囲気や明るいムードなどの好印象が、すんなり手に入るきれい色。
「どんな色が合うのか分からない」「コーディネートが難しそう」と感じている方も、今回の顔映えリサーチを参考に、この春こそきれい色に挑戦してみて!
撮影/小渕真希子 ヘア&メイク/高山ジュン(nude.)
※詳しくは2018年4/7発売LEE5月号をご覧下さい。
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