この度、家を建てました。
40歳という、人生の折り返し地点を迎えた後の自分の暮らしのこと、子ども達が巣立つまでの環境、そして巣立った後の暮らし方を考えた結果、元々考えていたマンションのリノベーションから、「一戸建て」を建てることに決めました。
その過程には、ずっと「リノベするならこんなお家を建てた人にお願いしたいなあ」と思っていたカフェ兼住宅が、実は、建築事務所だったこと、町中で、「こんな家なら一戸建てに住みたいね」と夫婦で話した家が、その建築士さんが建てた家だったり、という嬉しい偶然が重なったことも、一戸建てに向けての動きを加速させたのは言うまでもありません。
建築事務所のドアをたたいてから、完成まで、一年ちょっとで駆け抜けました。
楽しくも大変な家づくりを終えてみて、家づくりは、ハードを作るのではなく、どんな暮らしがしたいかのソフトを作ることなのだ、と感じています。
土地選びから、間取り、使う素材を決める過程で、夫婦で、どんな暮らしをしたいか、いろんなことを話し合う機会になり、結果的に、一年前とは暮らし方、考え方がずいぶん変わったからです。
建築士さんのご自宅のスッキリした暮らし方にも刺激を受けたこともあり、家づくりを進めながら、「暮らしに必要なもの」「暮らし方」を見直しながら、断舎離をしました。断舎離したのは、物だけではなく、考え方や暮らし方、などの行動も断舎離したと思っています。
これからの暮らし、を家族でベクトルを合わせることができてからは、迷うことはありましたが、設備など、いる、いらない、の決定は早かったと思います。
暮らしの見直しは進めましたが、新しい家のインテリアは、キャビネット、ダイニングセット、ソファなど、今までのものをたくさん使いました。新しく買うものは、子どものベッドくらいです。
今までのものも大切に考えてくださった、建築士さんたち、職人の技で美しく作り上げてくださった施工会社の皆さま、住んでいたマンションを次の方につないでくださった不動産屋さん、家のことをいろいろと相談に乗ってくれたお友達、、、沢山の方の協力あって、暮らしの見直しが進みました。
本当に本当に感謝してもしつくせません。
ぼちぼちと、家族で新しい暮らしを紡いでいきたいと思います。
FOMES design建築デザイン事務所
ミワコ Miwako
事務職 / 岡山県 /
家族は、夫、思春期の息子2人(16歳、14歳)。茶道、お菓子とパン作りが趣味です。今年は、体幹を作りたくてピラティスを始めました。家族と、日々の小さな楽しみを共有して過ごせるよう、暮らしまわりのこと、体や心を整えることが目標です。
この記事へのコメント( 22 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
ミワコ