暮らし発見

『父、こんなこと』を読んで、死と向き合う

  • 013 ましゅ

2026.06.27

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こんにちは😊013/ましゅです。

まだまだ寒かった時期に読んだこのエッセイ。
最近祖母が亡くなり、大好きだった人の死を身近にしたことで思い出し、読書レビューなるクリップを書こうと思い付き。

葬式は死んだ人の格でするの?

梅雨のお花
訃報を聞いて早退した会社帰り。祖母の好きそうな色合いのお花を買って帰った夕方。

文中にあった文さんの父への問いかけ。それとも残った人の柄でするのかと。

父と子の信頼感だからこそ出来る会話だなと感じました。


著者の幸田文さんは、言わずと知れた幸田露伴の次女であり、離婚後は娘さんを連れて晩年父のもとで一緒に暮らしたそう。

その時の父との生活、‘介護’以上の死にゆく過程、死を真正面から受け止めた娘としての心の記憶が綴られています。

100人隊の方のレビューが興味深かった、ジェーン・スーさんの『介護未満の父に起きたこと』の一冊よりももっと‘死’と対峙した内容。
日常の些細な感情の機微も、ここまで細かく丁寧に綴られていて、天性の文才を感じずを得ませんでした。

一人の肉体が死んでいく過程の一番表っ側の事実

父・こんなこと

きっと傍でお世話をしている人には一日のタスクであり、気にも留めない、むしろ考えたら心が苦しくなるし。終わらない世話の一つ一つが、静かに描かれていて、祖母の過程と重なりました。

私たち娘には細かく話さないが、この様子を定期的に見ている母はどんな気持ちだったのだろう、とか、自分の母(祖母のこと)の変わりゆく姿を見てどう気持ちの折り合いをつけていたのだろうとか、そんなことも頭に浮かんだり。

はっとしたり、どきっとしたり

廊下に突如現れるLEGO. めんどくささと可愛げが混在する3歳児.

子どものお世話をしていても思うことですが、看病って今日始まって明日終わる、というものではないですよね。
病んでいる時は全てが看病で、心身晴れて休む間はない、という表現もあり納得納得×100.

ちょっと気ままにしてみても、完全に心まで休まらない。

もう何年も前に亡くなったもう一人の祖母の世話を、親族間で対応していた時、私の父はその様子を話したがらなかった記憶で。
その理由は、



子ども達は未来を生きていくからなぁ

当時その意味はあまりわからなかったが、自分も親になり、子どもの世話をしていると、子ども達はいつかは良くなるという未来が少なからずある。

だから看病もなんとか乗り切れるけど、いつ終わるかもわからないこの死に向かう看病は、なんとも心のエネルギーを使うことかと。あの時の父の言葉をなんとなく理解し、年齢を重ねたな~と感じた瞬間でした。

静かに丁寧に、時には(愛ある)嫌味っぽさもある文章。好きでした。

ちょっと見方が変わりそうで、また今、再読したいなと感じた一冊です。

013/ましゅ

013 - ましゅ

会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊

37歳/夫・息子(7歳・3歳)・娘(2歳)/美容部/現在育休中ママです。慌しい日々を明るく前向きに過ごせるように。そして自分も大事にできる時間を。「子どもと快適に過ごせる服」が、好きなファッションとなりました。そこへ、キレイめ・クラシカル・上品さを足して行くのがLEE100人隊3年目の目標です。旅行、読書、子連れお出かけ、ご褒美時間、美味しいものなど、共有するのが楽しみです。よろしくお願いします♪

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