前半の【長崎編】は、盛りだくさんな旅でした。
さて、後半の【佐賀編】では、のんびりした大人旅ができるかな~?
(※すべて撮影・掲載許可をいただきました)
観光列車「ふたつ星4047」に乗って、武雄温泉へ
2日目の午後は、ずっと夢見ていた「観光列車・ふたつ星4047」に乗ることができました。

乗車するときに、隣の席の女性と、ちょっとした座席をめぐるハプニングや、荷物について助け合う場面がありました。それがきっかけで、その方を含む5人組のお姉様たち(私の母と同世代だそうです)と仲良くなり、3時間の乗車中、いろいろとお話させていただきました。

隣の女性は、佐賀県出身のとても明るい方でした。予約しないと食べられない、出来立てふわふわな長崎スフレを「こんなに食べると夕飯が食べられなくなるから!」と、半分こしてくれました。楽しくおしゃべりしたり、一人で車窓をボーっと眺めたり、ゆっくりした時間を過ごせました。


武雄温泉で、夜のお散歩
武雄温泉駅に到着し、駅前のホテルにチェックインしました。大浴場でさっぱりして、夜の街へ。駅周辺を歩き回ってみたものの、女性一人で入りやすそうなお店が見つからず、「もうコンビニでいいかな~」と諦めかけていました。
そのとき、列車で出会ったお姉様たちが「福太朗」というお店へ行くと言っていたのを思い出しました。すっぴん+髪ボサボサで恥ずかしかったのですが、思い切って行ってみることに。

店内は、その5人グループの貸切状態で、私の顔を見るなり「来てくれたの〜!」と笑顔で大歓迎してくれました。穏やかで優しいご夫婦が営むお店で、カウンター席へ案内していただきました。

大将の包丁さばきを眺めながらいただく新鮮なお刺身と野菜が、すごくおいしかったです。背後から聞こえる佐賀弁のにぎやかな声をBGMに、佐賀の地酒「鍋島」を味わう時間は、旅ならではの贅沢でした。最後は、店内の全員で記念撮影をして、1時間ほどでお店を後にしました。

お店を出た後は、すぐ近くの武雄温泉楼門へ。東京駅の設計で有名な辰野金吾さんが手がけた楼門が、真っ暗な景色の中に赤くライトアップされ、竜宮城のようで幻想的でした。温かい出会いに満たされ、ほろ酔い気分の夢見心地で散歩しながら、ホテルへ戻りました。

【3日目】武雄温泉「元湯」で朝風呂
最終日の朝は、6時半に起きて、武雄温泉の「元湯」へ朝風呂に向かいました。
現存する温泉施設の建物としては日本最古ということで、どれくらい古いのかなと正直ドキドキしました。実際に入ると、天井が高く、吹き抜けから外気が入る開放的な空間が広がっていました。

武雄温泉の特徴なのですが、お湯がとっても熱くてびっくり!「ぬる湯」でも41度、「あつ湯」は45度もありました。「あつ湯」は2回ほど挑戦して、ようやく肩まで浸かれましたが、数十秒で体がピリピリするほどでした。冬は、外からの空気が冷たいので、更に熱く45度以上にするそうです。

老舗和菓子屋「山里屋」の丸ぼうろ
武雄温泉の近くに「山里屋」という和菓子屋さんがありました。最近改装したばかりのおしゃれな外観ですが、お店は江戸時代から続く老舗です。店内では、佐賀県発祥という「丸ぼうろ」を作っている様子を見ることができました。

店員さんがとても親切な方で、「武雄神社の大楠は、私たちが小さいころは触れられるくらいの距離にあったけど、最近はもう病気がちになって柵がどんどん広くなってるんですよ。それでもパワーを感じる方は多いみたいなので、ぜひ行ってみてくださいね!」と教えてくれました。

武雄市図書館と、こども図書館
ホテルをチェックアウトする頃には、台風の影響で雨風が強くなっていました。早めに帰ることも頭をよぎりましたが、どうしても行きたかった「武雄市図書館」へ行くことにしました。写真で見て憧れていたとおり、洗練されたきれいな空間でした。

お隣の「こども図書館」は明るく開放的で、木のぬくもり溢れる空間が広がっていました。館内には、紙芝居や絵本の読み聞かせをする優しい声が響いていました。読み聞かせ隊の方に「おいでおいで」と手招きされ、子どもたちの後ろで、私も静かに参加させていただきました。

さらに、読み聞かせ隊の「ザ・佐賀のお母ちゃん」という温かい雰囲気の方に、館内にある絵本作家さんのイラストの場所、2階からのきれいな景色を教えていただきました。近所にこんな素敵な図書館があるなんてうらやましいなと思いました。佐賀の皆さん、本当に優しくて大好きです。


武雄神社の大楠(おおくす)
和菓子屋さんで聞いたお話が心に残り、最後に大楠を参拝するため「武雄神社」へ。小雨に濡れる神社はしっとりとした風情がありました。

奥へ進むと、樹齢3000年の大楠が静かに佇んでいました。柵越しではありましたが、遠くからでも強い生命力を感じます。長い年月を生きてきた大楠に「これからも元気でいてほしいな」と願いながら、父の日のプレゼントとして桐箱に入った健康長寿のお守りも購入しました。

急いで岐阜へ帰る
台風の影響で帰りの新幹線が止まる不安があったため、予定を少し早めて帰ることにしました。
岐阜の自宅に着いてから「長崎ちゃんぽんを食べそびれた!」と思い出し、家で冷凍のちゃんぽんを作って食べました。こうして、楽しかった2泊3日の一人旅が、終わりました。

長崎での目まぐるしい観光地巡りとはうってかわって、佐賀では、地元の方の温かさに触れる時間になりました。偶然の出会いから一緒にお酒を飲んだり、読み聞かせに混ぜてもらったりと、人の優しさが心に沁みる佐賀編でした。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
皆さんもよかったら武雄に来てね~(温泉ねこ・たけおくんより)

086 - かぼす
会社員 / 岐阜県 / LEE100人隊
40歳/手づくり部・料理部・美容部/清流の国、岐阜県に住んでいます。毎朝ラジオ体操をするのが日課です。大学時代から15年以上過ごした大阪は、私にとって第二の故郷です。今も関西ローカル番組を見ると落ち着きます。日商簿記2級、FP3級の知識でNISAなどお金の勉強にも挑戦中です。読書や映画鑑賞も好きで、手帳やブログに感想文を書くなど、一つの作品を長い時間かけて楽しんでいます。LEE100人隊では、地方暮らしの豊かな風景や、岐阜県のおすすめカフェ・パン屋さんなどを発信していきたいです。身長167cm。
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