【LEEレシピ】「本格シュトーレン」／福田淳子さん、少しアレンジして作ってみました TB icoco

１００人隊メンバーが続々あげているシュトーレン（シュトレン）のクリップを読んで、購買意欲がむくむくと湧いてきました。どのお店で買おうか迷っているうちに、食材の整理整頓をしていたら「あれ、こんなに材料が残っているなら自分でもなんとか作れそう？」と思ってしまい、今年は久しぶりにシュトーレンを作ってみることにしました。家族にはナッツ類やブランデーの風味があまり得意でないメンバーもいるので、みんなが食べられるものを作ることを念頭に置いて、参考にしたのは福田淳子さんの「本格シュトーレン」レシピ。きっと美味しく仕上がると感じたので選びました。

のんびり作ろう「本格シュトーレン」レシピ／福田淳子さん

パンやお菓子を作ると決めたとき、前日の夜にできる限り準備をすることが好きです。作業を一気に詰め込みすぎると、だいたい失敗してしまうので、自分なりの成功への対処です（笑）。生地からゆっくり発酵させたかったので、イーストの量を少なめにして、冷蔵庫でゆっくりオーバーナイト発酵させました。

マジパンも前日に作ってラップで包んでおきました。福田さんのマジパンレシピは、材料が無駄にならないようよく考えられていて、しかも美味しく仕上がるように設計されているなぁと感動しました。

冷凍庫や冷蔵庫にある使えそうなフィリングをいろいろ集めてみました。まずは、冷凍していた茹で栗をバニラビーンズときび糖でじっくり煮詰めたもの。それから、先日失敗してしまった紅玉のセミドライ。そして、冷凍してあった柚子の皮を急遽ピールにしたものも用意しました。

初めて冷凍していた柚子の皮からピールを作ったのですが、これがめちゃくちゃ楽にできて新発見でした。柑橘の皮は通常下茹でしたり苦味を抜いたりがちょっと手間ですが、冷凍しておいた皮を使うとそのまま調理に使えるだけでなく、工程もラクに進んだ気がします。

翌日は冷蔵庫から生地を取り出し、常温に戻してから伸ばしてフィリングを入れたり、折りたたんで形を整える作業をしました。フィリングがたっぷりあったので、生地から飛び出してきそうになって、まとめるのが思った以上に大変。

マジパンと栗を豪快にのせる。

えっほえっほ、形を整えるよ！

なんとかまとめました。本当は富士山みたいな形にしたかったのに、諸事情により出来ず定番のなまこの形にしまた。

生地はひと回りふんわりと大きくなるまで発酵。触った感じも柔らかくなると「よし、ここまでOK」と合図を送ってくれます。福田さんの生地レシピは発酵具合が分かりやすいので作業しやすかったです。

ででん！とこんがり焼きあがりました。次は、はけで溶かしバターをたっぷり（！！！）まんべんなく塗ってしみ込ませ、冷まします。そしてラップで二重に包み、直射日光の当たらない涼しい場所に置いておきます。この後、焼いてまたバターを塗って冷やす作業を繰り返しました（ぜひレシピで詳しい工程のご確認を！）。

出来立てほやほや「シュトーレン」

今回シュトーレンを2本作った理由は、ひとつを味見用、もうひとつを本番用にするため。久しぶりに作るので、出来上がりがどうなるか全然わからなくて、ワクワクしたり不安もあったり（笑）。でも実際に食べてみたら、出来立てでもちゃんとシュトーレンとして成り立っている！ と感動。特に生地が絹みたいにしっとりふんわりで、なんだか遠くにパネトーネみたいな繊細な味や柔らかさがあったり、マジパンも全体の味に優しいパンチを与えていい仕事しています。必死で詰め込んだフィリングもあれだけたっぷり入れたのに、ちょうどよく馴染んでいるのが不思議なくらい最高でした。本番用の方もクリスマスまでどんな風に変化していくのか楽しみです。

ちょうど、友人に合う予定があったので出来立てほやほやの少しだけ包んでお裾分け。

栗のバニラシロップは最高の副産物

今回のシュトーレン作りの小話。冷凍していた茹で栗を煮詰めたシロップはもちろんちゃんと活用させています。今や高級材料になってしまったバニラビーンズをたっぷり使ったのでそんなシロップを捨てきれませんー！

簡単「ミルクプリン」に変身！

余ったシロップで、温めた牛乳とゼラチンを使った簡単おやつ「ミルクプリン」を作ってみました。

息子が、普段あまり馴染みのないバニラビーンズの粒々を見て、思わず「なに、これ？！こわい〜！」とおびえていましたが（笑）、ちゃんと説明してから食べてもらいました。おいしい！と言ってもらえたので、ひとまず一安心（笑）。これから年末年始に向けて忙しい日々が続きますが、みなさまもどうぞご自愛ください。