数か月に一度、娘を連れてちょっと大きい病院へ通っています。よく考えればふだん2人きりで過ごすことって全然ないので、この通院の時間はちょっとうれしい時間だったりもします。(大きな心配ごとがあっての通院ではないからこそそう言えるのかもしれません…健康が一番というのは大前提です。)
診察が終わってから二人でランチをするというのも、最近ではお決まりのコースになってきました。
で、そんなシチュエーションのとき。病院で、レストランで。
待ち時間ってけっこう頻繁にあります。
そんなときに「これ間が持っていいな~」と思う絵本のご紹介です。
おみせやさんでくださいな!/あっちゃんあがつく たべものあいうえお
すみずみまでじっくり眺めたくなる、さいとうしのぶさんの絵本。
なかでも「あっちゃんあがつく~」(右)は、さいとうさんの代表作といっていい絵本だと思うのですが、「あ」から「ん」まで、出てくる食べ物がそれはかわいくてにぎやかで。
「おみせやさんでくださいな!」(左)もそうなんですが、ページいっぱいにあれこれ描かれているので、見飽きることがない。むしろなかなかページが進まない。(分厚い絵本なのに!)
読み聞かせというよりは、子どもと一緒にあれこれお話ししながら見ていく絵本なので、2人で一緒に楽しめる絵本だなあと思います。
しりとり
こちらは過去に娘が夢中になった、絵しりとりの本です。
出てくるモチーフはけっこう渋めのものが多く、娘には分からないものも多いです。
しかしそんなことでこの絵本の面白さは失われない!
と証明するかのように、何度も「しりとりしたい~」と私のところに持ってきました。(私の方が飽きてしまうくらい、何度もリピートした…)
文字の読めなかったころは、絵のみでしりとり。
ひらがなが読めるようになった今は、横に書いてある名称を頼りにしりとり。
年齢が上がってもずっと楽しんでいるので、コスパという点で見ても良い絵本だなあと感じています。
あいうえおの本
「しりとり」と同じ作者・安野光雅さんの絵本です。安野さんの数あるロングセラー絵本のなかでも、個人的に「まずはこれを読まなければ」と思う1冊でもあります。
あくまで個人の考えですが、「お勉強させよう」と思ってこういう本を与えているつもりは全然なく、
文字ってこんなに美しいものなんだよ。とか、
この文字からはじまる言葉ってこんなものがあるんだね。とか、
素晴らしい絵に触れつつ、文字に親しみ、親子で会話が弾む。
そんなところが大好きで、この絵本をいつか子どもたちに。と思っていたものでもあります。
こちらも古くて渋いモチーフが多めなので、娘どころか私にもわからないものが多いのですが…。
今ここで触れなかったら、きっと一生知らない言葉だったかもと思うと、それもまたいい知識となるのかも。と思って読んでいます。
*
ちょっと長くなりましたが!
おすすめの「間が持つ絵本」もとい、
「親子で時を忘れて読める絵本」(こっちの方がいいかな)のご紹介でした。
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
38歳/夫・娘(4歳)・息子(1歳)/手づくり部・料理部コーヒーが好き。ミルクティーも好き。掃除は好きだけど片づけは苦手。手紙部部員。都内の雑貨屋さんや本屋さんなどを巡る休日も好きですが、海や山で過ごすのも大好き。いつも気持ちの良い場所を探しています。日記をつけはじめて1年。なるべく楽しいことを書き残したいので、いいこと探しを心がけるようになりました。昨年まで10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。絵本ラバーです。
この記事へのコメント( 2 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
TB niki