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暮らし発見

【着たい服しかないクローゼット】昼田祥子さんとの2日間 Part2

  • 042 くみ

2024.10.16

  • 14

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こんにちは、 No.042 くみです☺

前回の続きでLEE最新号「着たい服しかないクローゼット」の作り方

の企画に出させて頂いた際の、ファッションエディターの昼田祥子さんとの時間。

今回は2日目について、です。

こちらも、よろしければご覧ください☆

いよいよ服捨てが始まります

座談会の翌日、実際に昼田さんに我が家にお越し頂き、クローゼットの整理に取り掛かりました。

前日の高揚した気持ちのままだったので、

「大切にしてきた服を大量に手放すかもしれない不安」を抱えつつも、新たな世界を見たいワクワクの方が勝っていました。

昼田さんの服捨ては、いわゆる断捨離とはまるで異なり、服も自分自身も置き去りにせず、本質の奥の奥まで掘り下げながら、丁寧に見ていくというものです。

今までも自分で断捨離は定期的にやっていましたが、納得がいかなかったのは、基準を

●「値段」…高いものは残す

●「着る着ない」…何年着ていなければ手放す

など上辺だけの誰が決めたのかもわからないようなルールでやってきたからなのだと思いました。

そして、

断捨離=面倒でつまらないもの、というイメージを持っていましたが、

服捨て=明るい未来に向かうための、自分再構築タイム

だったのだ、と気付かされました。

とことん向き合う

具体的なプロセスは誌面に載っているので見て頂きたいのですが、

人それぞれ、人生を詰まらせている根源となるような、最も手放せないカテゴリーがあるのだそうです。

それが、重くストッパーのようにせき止めている限り、前には進めないのだ、と。

私の場合は、前回のクリップにも書きましたが、他人の目、そしてそれと同じか上回るほどのモンスターが、「過去の自分」でした。

もう絶対に着ないと分かっているのに捨てられない、過去の自分が頑張った証の服。

いわば、過去の栄光に浸る服です。

そういった過去の服を手放せない限り、「今が過去の自分より劣っていると自分で決めつけていることになる」と言われました。

とっくに昔よりアップデートされているのに、それを腹の底の底では認められず、過去が勝っていると心のどこかで思ってしまっている。

それは、高かったものを手放せないのも少し似ていて。

「今の自分ではもうこんなに高いものを買う力がないとレッテルを貼っているようなものだ」と。

どちらも、本当にその通りでした。

自分でも気付いていなかった本音をつかれ、衝撃が走りました。

そう、必要ないはずなのにどうしても捨てられないものには、自分を停滞させている理由が乗っかっているのです。

このようにして、お話をさせて頂きながら一着一着と向き合い、「今」の自分に必要ないもの、「未来」を描けない服を様々な理由からピックアップして、60着となりました。

夢のような時間を過ごさせて頂き、その時の空間、雰囲気、言葉の温度、全てを今でも忘れられません。

皆さんがお帰りになった後、山のように積まれた洋服たちを見つめて、フッと心が軽くなり、冷静になり、自分を初めて心からきちんと肯定したい気持ちになりました。

自分の力で手放す

さて、ここからは、その後どのように実際に手放せたかをお話しします。

そのまま60着の山を袋に詰めて手放してしまえば良かったのでしょうけど、そうはいきません。

これは、昼田さんやその時いて下さった編集部の方々に手伝ってもらって出したもの。

自分の力で今一度やり遂げなければ、と思いました。

その時見て頂いた以外のチェストもあったので、家の中の1着1着を再度見直し、

まずはフリマアプリで売れそうなものを出品しました。

この時、売れなければまたいつまでも化石として残ってしまうので、この日までに売れなければ手放す、と期限を決めました。

そうして、1週間で執着薄めの服10着、バッグ3個を手放しました。

まだまだやった感は薄いです。

その次、このペースではいけない、と、ちょうどよく行くショップでリサイクルのキャンペーンをしていたので、値段が高かったシリーズの5着を一気に提供。

すると、その日の夜中、急に衝動に駆られて今まで絶対に捨てられなかった学生時代の部活動で頑張ってきた思い出の品々、後輩にもらった手紙の山、そしてウェア類(10年以上経つのに思い出が詰まっていて捨てられなかったのです…)を一気に処分したのです。

※追い続けている某アイドルのペンライトやグッズの山までも!笑 

これ×10ぐらいの量。たくさんのありがたい言葉をもらってきたことに心から感謝。

その後、フリマアプリと区のリサイクル、ファストファッションのショップで常に行っているリサイクルなどを利用して、ただゴミで捨てるということはせずに、2か月で80着手放しました。

内訳は、洋服68着 バッグ5個 靴7足

一つ一つに、今までありがとうという気持ちを込めて、さよならを告げました。

大真面目に、自分の人生を作ってきてくれた服に真剣に触れたことで涙が込み上げてきました。



現状は…

そうして、いったんクローゼット整理に片を付けた今、洋服がきちんと顔を見せ、呼吸しているのを感じます。

パンツたち
ニットたち
よく着るカットソーチーム
アウターやトップスの一部

正直まだちょっと手をつけられていないゾーンもいくつかありますが、そこは追々。

全てをキラキラとした1軍のお気に入りにする必要はなく、公園用、自転車送迎用、運動用、保護者会用など、役割が決まっている服が今のライフスタイルには必要です。

これらの役割を服に与えているのは全て自分。

自分の選択のみで作り上げた、「私」が心地よいクローゼットは、今までぎゅうぎゅうに詰められていた服たちも、のびのびとして息遣いが感じられる。

これからの未来を、進めたい方向に一緒に進めていこうね、というチームの気持ちです。

クローゼットは今の自分を投影している。

見て眺めて抱く感情が、そのまんま今の自分。

正直、これだけ整えても染みついた買い物や思考の癖までは急には整わず、この2か月の間にもついつい服を買っているし、罪悪感やモヤっともあるし、、でもどこか新しい風が吹いている感もあるし、と、まだまだ揺らぎまくりです。

ですが、今ある服を改めて大切にしたい気持ち、これから足されていく1着1着には今までよりも真剣に心を込めて迎え入れたいという気持ち、思い描く未来に引っ張り上げてくれるようなとっておきの洋服に出会うのが楽しみな気持ちは、揺らがない芯となり、

単なる収納だったクローゼットへの価値観は大きく変わりました。

昼田さんでも長い年月かかったのだから、私なんてまだまだ! がんばるぞぅ。

感謝の気持ちでいっぱいです!

先日、昼田さんが開催された「クローゼットマネージメント」の講座に足を運びました。

申し込んだ時には、この日までに全てをすっきりさせて良い報告ができるように臨もう✨なんて気合を入れていたのですが、会の後にお話しした際に、「くみさん、まだ絶賛モヤモヤでしょう!」なんて言われてしまいました🤣笑 さすがのご名答です…!!

(私のことをしっかり覚えてて下さり、感激しました、ありがとうございます…!🥺)

このように、まだまだ、捨てて人生を動かせている境地には至っていない私ですが、時にモヤモヤを抱えながらも、捨てたことで気持ちが軽くなり、自分の中に新しいスペースが出来て、毎日が以前よりも楽しく、クリアになりました。

これから、もう一歩先に見える景色に、どんなものがあるかわくわくしています。

「捨てたら入ってくる!くみさんなら大丈夫!」が昼田さんから頂いた宝物のパワーワードです。

長く綴ってしまいましたが、私のこの実体験が、様々な理由でクローゼットが「心地よくない」と感じている皆さまにとって、一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

今回、昼田さんはもちろん、企画に関わって下さった編集部の方、全ての方に、素晴らしいご縁と機会を頂けたことに感謝申し上げます。

先日の再会♡ご本人と、運営の方に掲載許可を頂いております。

昼田さん大好き♡

またお会いできますように。

042 くみ

042 - くみ

主婦 / 東京都 / LEE100人隊

36歳/夫・娘(7歳)・息子(4歳)/料理部・美容部/2児のママです。慌ただしい日々の中、大好きなファッションや美容にかける時間に癒されています。お気に入りに囲まれた暮らしをしたいという目標に向けて、LEEを参考に楽しみながら取り組んでいます。日本化粧品検定1級を持っていますので、取り入れやすいママ美容や、自分好みのフレンチシックなファッションなど、好奇心、探究心全開で好きなものをどんどんシェアしていきたいです。よろしくお願いします☆

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