【沖縄】名護博物館「名護・やんばるのくらしと自然」を学ぶ 001icoco
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TB icoco
2024.07.25 更新日:2024.07.31
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昨年、移転してリニューアルされた名護博物館に行きました。世界自然遺産に登録されたやんばるの山から川を通して海につながる自然の中で営まれてきた名護・やんばるの人々の暮らしを環境ごとに紹介されています。
【沖縄】名護博物館の行き方

名護市の山側に位置する大中という住宅街にあります。目の前に通りはあり公共交通機関も整っていますが、車社会の沖縄。やはり車での訪問をおすすめします。
常設展示は有料

チケットは受付の横にある販売機から購入。

階段を使って二階へ上がります。
地域特有の文化と歴史を形成した展示

迫力満点のザトウクジラとマッコウクジラの標本が目の前に。それもそのはず1950-1960年ごろまで名護市で伝統的に行われていたピトゥ(鯨)漁など、やんばるの海につながる人々のくらしや関わりについて多くの資料が残されています。

漁をする時に使われた造船。この船であの大きな鯨を囲むなんて凄い。

海の中の多様性だったり海辺の環境を知ることが出来る展示。わたしも好きなキクメイシのなかまがありました。

気迫に満ちた貝殻の展示。小指の爪より小さいサイズの貝殻もあります。もちろん一つ一つ名前付いていて、ここには名もなき貝殻なんてありませんでした(震)。
気になった昔の暮らし①植物由来の染織物

エー(藍)は今も沖縄の有名な染料ですが、ウッチン(うこん)、フクギやヒルギの幹からこんな美しい色を抽出できるなんて知らなかったです。
気になった昔の暮らし②食べ物

懐かしいものから馴染みのあるものまで。沖縄料理に興味ある方におすすめの展示です。
気になった昔の暮らし③家の造り

建物から外へ出ると赤瓦の古民家が展示されており昔の生活空間を再現したエリアになっています。間取りが古い実家とほぼ一緒!ついつい亡くなった親族を思い出しほろりとした気分に。でも居間にあった囲碁で子供たちがオセロとして遊ひはじめたので直ぐ笑っちゃいましたけどね。

やんばるの身近な自然を観察できる「自然と人の共生エリア」では、人里から山へ続く自然の連続性をイメージした造りになっているそうです。
【終了しています】企画展「鳥展」に行く

名護博物館へどうしても行きたかった最大の理由は「鳥展」!少しだけご紹介したいと思います。実は稀な渡り鳥も含め、日本全国で見られる野鳥の約80%を沖縄で見ることが出来ると言われています。渡り鳥が多く飛来する理由はいくつかあるそうで、県に属する南西諸島には小さな島が連なり鳥にとって安全に渡るルートになっていること、そして冬でも暖かい気候だということが挙げられています。
鳥が気になるワケ

野良にわとりたちを追いかけて早半年弱。こんなに鳥に興味を持つ日が来るなんて人生は何が起こるか分からない。この日野良にわとり3号くんはどこにも見当たらず、いつもペア1号と2号だけ。雄鶏同士なのに喧嘩も見たこと無くて本当仲良し。でも最近全然見かけていないんですけどね。どこ行ったんだろう。
思い入れある野鳥たち①ヤンバルクイナ

沖縄の野鳥と言えば天然記念物・希少野生動物のヤンバルクイナではないでしょうか。以前野性のヤンバルクイナを見るために泊りがけでやんばるに行って本当に出会えた時は感動しました。後日友人はなんと子育て中のヤンバルクイナも見れたそう。ほぼ見る事が出来ないと説明された雛と出会えるなんてそんな事あるの?!と驚き。なんだかご利益ありそうですよね。
思い入れある野鳥たち②シロハラクイナ

沖縄本島では生息していないシロハラクイナ。ヤンバルクイナと同じクイナ科の鳥です。くちばしや羽の色は違いますが、じっくり見ると似てる部分が多いですよね。この鳥を見たくて伊是名島まで行ったんですよ。比較的どこでも見れると聞いていたけど全く出会えず無念の気持ちを抱えていましたが、ここで剥製シロハラクイナに出会えました。そばには雛(剥製)も!!
思い入れある野鳥たち③イソヒヨドリ

幸せの青い鳥。メスは茶色の羽ですけど鳴き声がとても美しい鳥です。梅雨前まで我が家のベランダに毎朝来て「ぴーひょろろ、ぴーひょろろ」と美しい鳴き声で朝起き超苦手なわたしを起こしてくれる幸せな日々を送っていました。振り返るとなんて儚い時間。わたしのイソヒヨドリ、どこに行ったの?

剥製を触れるコーナーもありまして、息子はカラスのひなを触ったり(ぷにぷに柔らかいそう)、アカショウビンを撫でていました(ふわふわだったそう)。貴重な体験させて頂きありがとうございました。ブログでは紹介出来なかった面白い鳥がたくさんいて、この鳥展をきっかけにもっと日本の鳥について知りたくなりました。
気になる看板「パイの店 ラ・ポンム」

満喫した時間を過ごせた博物館を出て車に乗ろうすると気になる看板が。あたりを見渡し、

吸い込まれるようにお店にたどり着きました。メニューの種類は豊富にあってケーキやクッキーもかなりお安いのですが、看板商品のパイは各種なんと80円!近所のこどもたちはお小遣いを握りしめて買いに来るのかな?おやつに焼き菓子を買いに来る子供たちってなんかおしゃれですね。

車の中で各々食べたいものを選んで食べる。ちょこ味はやはりというかやっぱり取り合いになっていました。教訓、チョコ系はいつも多めに買おう。ごちそうさまでした。
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会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・娘(18歳・9歳)・息子(11歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌・Web「LEE」、そして100人隊が大好きです。小窓の住人として、書くこと・伝えることに夢中になっていたら、あっという間に5年目。これからも、LEEが大切にしているものを大切にして、ゆるりと日常を楽しみながら書き綴っていきたいと思います。衣食住はシンプルなカラーの中に時々はっきりとした色を取り入れるのが好き。北欧やビンテージの雑貨・家具・沖縄のものもお気に入り。服はきれいめカジュアルが多め。肩幅広め・中肉中背で、骨格ナチュラル。イエベ秋の濃いくすみ色が合うらしく、ブルべ冬にも少し寄っている(らしい)身長162cm。
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