先日はファッション系書籍について書きましたが、暮らしにまつわる本もいくつか借りて読みました。
レシート探訪
OGツナちゃんのブログを読んで私も読んでみたかった本。藤沢あかりさん著。
様々な分野・職業・年齢の方のレシートを頼りにインタビュー形式で進んでいくエッセイです。
コンビニ、スーパー、パン屋さんなどなど。
どんな人にも「買い物」という行為はあって、ごく普通に生活しているというのが垣間見られるんですよね。そこから展開されるお話が面白くて。
レシート1枚でこんなに物語って広がる?
オモテ部分しか知らなかったあの方の、ウシロの部分が見える(ウラ、っていうとなんか違って聞こえちゃいそうだから、あえてウシロと呼ぶね)。家族と暮らす姿、食事の準備をする姿、子供と遊ぶ姿。
特別な人ではない、私たちと同じように暮らしている。同じように。その事実だけで何だかほっとしました。
85歳、「好きなこと」を続けるごきげん暮らし
ミナ ペルホネン「call」のスタッフである小畑滋子さん著。
ご自身の今までの経歴、ご家族のこと、お仕事のこと。
「100歳でも可の求人で採用」ということではじめは話題になったのかなと思うのですが、すごいのはそのバイタリティだけじゃなく、衣食住についてもやはり滲み出る上品さというか、これまでの積み重ねというか、落ち着いた静かな暮らしが描かれていて。
丁寧に暮らす、ってこういうことなのかなと思う。ライフスタイル本ってあんまりキラキラしてると嫌味っぽく聞こえちゃうじゃない?でもそうじゃなくて、ごくごく普通の暮らしをごくごく自然に”重ねている”という言葉がぴったりだと思う。
暮らしの中に終わりと始まりをつくる / 明るい方へ舵を切る練習
どちらも一田憲子さん著。
上にも書いたけれど、暮らし系の本って正直たまにちょっとスンッとしてるタイプのもあるじゃないですか。憧れるし芯があってとてもかっこいいけれど、私の場合、ある程度生活感があるものの方が読みやすいし入ってきやすいんですよね。
この書籍は2冊とも「めんどくさい」が多く登場するし、ごはん食べたら寝ちゃうとか、一田さん自身が何だかとってもチャーミングなんです。
語り口も軽快で、今更ながら一気にファンになっちゃった。
で、多分だけど何でもゴーゴー!みたいなタイプじゃないんじゃないかな、と思う。少し憶病というか、人間らしい部分を感じて。
そういう、少し心配性な部分がおこがましいけれど自分と似てるかも、と思ってしまったのだ。ほんとにおこがましいけれど。
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ブログに書くつもりがなかったので写真がばらけていますが…
生活はそこにある。今。でも思考の仕方でどう過ごすかが変わってきてしまうよね。私は特にマイナス思考だから。。。
以上にある4冊、誰も無理していなかったし、誰も意気込んでいなかった。でも、誰も流してはいなかった。
じゃあ、私は?
暮らしの本は面白いです。
TB - ゆかり
主婦 / 岐阜県 / LEE100人隊トップブロガー
43歳/夫・娘(7歳)/料理部・美容部/こんにちは!引き続き今年度も活動させていただきます。どうぞよろしくお願いします。身も心も(できるだけ)背筋を伸ばして(できるだけ)背伸びはせずに。毎日の暮らしも(できるだけ)軽やかに健やかに、穏やかに過ごしていたいです。チョコレートが好き。早起きは苦手。猫を飼うのが夢。
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