保育園からの帰り。
4歳の娘と毎日通る、桜並木の道。
今の時期は、ふくふくと芽が大きく育っていく様子がわかりやすく、楽しく観察しながら帰っています。
ここ数日はもう、今にも咲きそう!
ということは。
「娘に、そろそろあの絵本…」
と、お休みの日、本屋さんへ買い求めに行った桜の絵本。
ご紹介させてください。
さくら

「かがくのとも」シリーズから出ているこちらの絵本。
むかし読んでとても感動して以来、ことあるごとに身近な人にお薦めしてきました。
内容はというと、、
「桜の1年の様子が描かれています」。
この説明だけなら、教科書や図鑑でもじゅうぶんでしょ、とお思いになるかもしれません。
でも、それだけでは全然説明が追いつかない!

まず、言葉が本当にきれい。
文章の長谷川摂子さんは、もう亡くなられていますが、絵本作家さん。(しかも大御所の、というイメージ)。「かがくのとも」の好きなところは、その道の専門の方が文章を書いているパターンと、ちゃんと専門家の監修を受けたうえで、詩人や作家などが文章を書いているパターンとあるところ。
この『さくら』に関しては、後者のパターンなんですよね。
桜の1年をこんなにドラマチックに言い表せるんだなあと。
私はすぐ感動してしまうタチなので(笑)、最初のページと最後のページの文章を読むともう、胸がいっぱいになって泣きそうになっちゃう。

もうひとつ、好きなところを挙げると。
桜の絵本というだけあって、読むのはやっぱりその季節の頃かな?と思いがちなのですが、前述したように、描かれているのは「桜の一年」。
つまり、どの時季に読んでも、そのときの桜の様子と重ね合わせて読むことができるのです。
桜は花が咲いたときだけが主役じゃないよ。
春夏秋冬、こんな風に生きているんだよ。
そう言われているような気がします。

娘も気に入ったようで、毎晩読んでと持ってくるので心の中でガッツポーズ。
そして、桜の下を通るたびに「私はソメイヨシノ!(原文ままではありませんが、そんな感じの文があります)」と言うのがルールみたくなってきた最近です。
満開まであと少し🌸
楽しみです。
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
40歳/夫・娘(6歳)・息子(3歳)/手づくり部・料理部・美容部/平日は仕事、休日は子どもの習いごとと、毎日忙しく過ごしています。隙間時間に海外ドラマ鑑賞、読書をするのが趣味ですが、最近ピアノと編み物(かぎ針編み)を始めて夢中になっています。コーヒーやミルクティーを飲む時間を大事にしていますが、お酒も大好き。10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。本屋さんに入ると落ち着きます。絵本収集家です。
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