皆さん、手紙を書くことはありますか?
私は最近少し長めの手紙を書いたんですが、
手紙を書くって難しいなって改めて思ったのです。
メールのように簡単に書き直したりもできない。
鉛筆で書くなら、消しゴムで消したりもできるけど、
ペンで書くから、あまりに修正テープばかりになってもかっこ悪いし。
ある程度文章を考えてから書かないと、うまくつながらなかったり。
何より変換に頼り切っている今日、漢字が全く出てこない…
文字にも感情が乗りますよね。
冒頭の部分は丁寧に書けていても、最後になるにつれ、手が疲れて
文字が躍っていたり。
私、こんなに手紙書くのが下手だったかな…
昔はもっとすらすら言葉が出てきてたよね。
パソコンやスマホで返信することが多くなって、
自分で書くという力が本当に衰えていることに気づきました。
そんな時に手に取ったのがこちらの本。
『手紙のある暮らし』(マイナビ出版)
手紙を書くことを日常としているお手紙上手さんの暮らしが
たくさん掲載されています。
紙への愛、手紙を書く相手への愛に溢れた読むと心がポッと温まるような本です。
キモチを書いて届けるって尊いことなんだな。
私も手紙を書いてみたい!と読み終わったら思うこと間違いなし。(私がそう)
子どもからもらった手紙はもちろん宝ものなのですが、
母からもらった手紙で心に残っているものがあります。
新卒で入社した年の5月頃、毎日残業で朝は早くて…
たぶんものすごく暗い顔をして過ごしていたんだと思います。
心配した母が、私に付箋に書いた言葉をくれました。
直接渡してくれたのではなく、何かに貼ってたのだと思うのですが。
毎日お疲れさま。暗いトンネルにもいつか出口があるよ。
つらい時にはそばにいるよ。
こんなことが書いてあった付箋を、大事にしてお財布に入れて
お守りにして毎日毎日仕事に行っていました。
誰かがくれた言葉にこうやって救われることもあります。
封筒・便箋を選んで購入して、筆記具を用意して、文字をしたためて、切手を貼って、ポストに
投函する。
このひと手間の時間も全部、送る相手を思う時間。
だから手紙をもらうと嬉しいんですね。
090 - アコ
書店員 / 広島県 / LEE100人隊
45歳/夫・息子(18歳)・娘(16歳)/料理部・美容部/一日の大半を本に囲まれて過ごしている書店員です。週2回のお休みには、ホットヨガに通って心身ともにリフレッシュすることが今の息抜きです。暮らしも大事、仕事も大事。家族のことを考えるのはもちろんだけど、自分のことも思い切り楽しみたい!そんな私の日常のひとこまをみなさんと共有できることがとてもうれしいです。「丁寧な暮らし」にはほど遠い生活をしていますが、自分なりのそれを目指して……。
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