こんにちは!
100人隊 053 ブルーです。
一週間分の天気予報を見ると、明らかに以前よりも最高気温が高くなっている日が多く、週末のお出かけ予定を考えるのも楽しみな暖かさになってきましたね♪お出かけ候補として美術館・博物館が候補に入っている方もいらっしゃるのでは?
以前『ゴッホと静物画 伝統から革新へ』展に行ったことをお伝えした際に、少しご紹介した没入型展覧会『ゴッホ・アライブ』!
宣言通り、現在東京会場にて開催中の『ゴッホアライブ』に2月に家族で行ってきたので、その様子をお届けします!
「没入型展覧会」って知ってる?
最近美術展で「没入型」というジャンルがあるのをご存知ですか?世界ではImmersive Museumと呼ばれ、既に広く受け入れられている美術展で、日本でもここ数年でよく耳にするようになりました。
従来の、アーティストが直接作った作品を展示している展覧会とは異なり、そこには「本物」の作品はありません。
映像化した作品を音楽にのせて壁や床に映し出し、その会場内を歩き回ることでまるで作品の中に「没入」したような感覚に陥らせてくれる、最新テクノロジーを生かした展覧会です。
2022年にも、角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市)でのゴッホの没入型展覧会『ファン・ゴッホ―僕には世界がこう見える―』が開催されていて、その時も家族で行ってきました!(以下写真4枚は、@角川武蔵のミュージアムです。)
この展覧会が想像以上に大人も子どもも楽しくて!子どもたちもこの展覧会で「ゴッホ」という画家について知り、たまにゴッホの絵画がテレビなんかで流れると「これママの好きなゴッホの絵?」なんて聞くようになりました。
そこから2年経過して、成長した子どもたちへの新たな刺激になれば良いなと思い、今回行ってきました♫
東京は100都市目!世界中を巡回中「ゴッホ・アライブ!」
没入型展覧会『ゴッホ・アライブ』は世界99都市(日本では神戸・名古屋で開催済)を巡回し、東京は100都市目!現在天王洲アイルにある寺田倉庫G1ビルにて3/31まで開催中です。
900万人を動員し、日本の神戸・名古屋会場では34万人を動員!世界中の多くの人をゴッホの世界へといざなっています。
初!寺田倉庫
入場前から胸が高鳴る空間
寺田倉庫G1ビルに着いて階段を上り、受付は2階!上がるとすぐに拡大された『星月夜』や『ひまわり』が迎えてくれます。
受付を済ますと、そこからエレベーターで会場フロアまで向かうのですが、このエレベーターの一面ゴールドで装飾された天井・壁が荘厳で美しい!他の方もいらしたので写真は撮らなかったのですが、「倉庫」という名の建物にこんなエレベーターが設置されているとは想像もつきませんでした。
ここで没入する準備を整えて
ゴッホの有名な絵画説明ブース&『アルルの寝室』
エレベーターを降りると、ゴッホ&ゴッホの名言?がお出迎え!このような壁が会場内至るところにあります。
中に入るとメジャーな作品の説明ボードが並んでいます。
その先を進んでいくと、絵画でも有名な『アルルの部屋』が再現されたスペースがあります!
家具の配置や、奥行きが強調され過ぎて少しいびつな角度まで、細部にわたり再現されている『アルルの寝室』にお邪魔できます。ここもまるで絵画の中に入ったような「没入感」があります。
いざ!ゴッホの世界へ没入!
次はメインとなる映像と音楽が流れる没入スペースへ!
まず驚いたのが、そのスペースに入ると良い香りが漂っていたこと。
トップノート、ミドルノート、ベースノートで構成されたアロマが順番に、会場に放たれているようです。香りの変化には気付けなかったのですが、まさに五感の一つ嗅覚にも訴えて、ゴッホの世界に連れ出してくれます。
メインの没入スペースに入ると異世界が広がっているのですが、そこにはもう一つ違った「没入スペース」があります。まずはその「もう一つ」の方からご紹介します。
『星月夜』没入体験
ここは『星月夜』の中を歩いているような体験ができるスペース。
壁は全面鏡、床には『星月夜』、小さなライトの集合体で作られた通路を通ると、まるで月や星がキラキラ輝く夜がどこまでも続いているかのような幻想的な世界に入り込めます。
正直私のゴッホの『星月夜』のイメージはここまでキラキラした世界ではなかったので、
「これが『星月夜』?ん?」と一瞬頭が混乱してしまったのですが、娘が「キラキラできれいー!!」と喜んでいたので良し!笑
またこうやって写真を撮ってみると、無数の星の中にいるかのような感覚に陥ります!
子どもも喜び、写真映えし、「もしかしたらゴッホの見た風景もこういった明るい星空だったのかな?」と今まで自分が抱いていたイメージとは異なる新しい想像もできる『星月夜』スペースでした。
五感を刺激!
流れる音楽や香りもポイント
ゴッホの作品と言葉で画家人生を辿る「没入ゾーン」へ
ついにメインの没入型スペースへ!
ゴッホが手紙につづった言葉(弟テオへの手紙が多いんでしょうね)とともに、絵画が映し出されます。
壁や床の全面に映し出される絵画たち。同じテーマの異なる絵画が映し出されることもあれば、全てのスクリーンに同じ絵画が並んでいたり、絵画にそった写真が投影されることも。
その迫力は圧巻で、まるで絵画の中に入ってしまった感覚が味わえます。
映し出された絵画は花びらが舞ったり、水面が揺れたりと本来の絵画にはないモーションがあり、その動きが更に絵画の世界へ引き込んでくれます。
また絵画にあわせて流れる音楽が、没入感を深める大きな役割を果たしています。「あ、これ聴いたことある」という曲が多く(例えば、エリック・サティの『ジムノペディ』など)、心地よく世界観に入っていけます。あわせて上で述べたように放たれる強すぎない香りが、自然と脳に記憶させるように更に引き込んでくれます。
ゴッホに関する予備知識なしでも飛び込める!
ゴッホの画家人生を順を追って辿っていきます。映し出された絵画に作品名の記載はないのですが、絵画の題材のチョイス、タッチや色使い、その時のゴッホの状況と言葉がリンクし、「この絵を描いている時はこんな心情だったのか」など想像しながら観ることができます。
ゴッホが正直に心情をつづった言葉が胸に刺さり、まるで小説の中にいるような気分にもなれます。
特に予習せずにふらっと立ち寄っても、「よくわからないけれど楽しかった」ではなく、知識を増やしゴッホの画家人生を理解しながら異世界空間体験ができると思います。
是非「歩いて」更に没入感を味わって!
椅子も設置されているのですが、数は多くないので、座って観ることはあまり想定しない方が良さそうです。そもそも私のオススメは、ゆっくりでも良いので歩きながら回ること!
はじめは場所をキープして同じ場所からずっと観ていたのですが、途中飽き始めた子どもを夫が先に連れ出してくれて自由に動けるようになったのをきっかけに、観る場所も変えようと移動。そこで「…あ!歩いてる方が没入感がある!」と気付きました。
立ち止まっていたいた時の大きな立派なスクリーンで映画を見ているような感覚から、絵画や写真が映った床の上を歩き、自分のまわり360度どこを見ても絵画に囲まれることで、まさに作品の中に紛れ込んだような異世界感に変わりました。
人が多くて自由に動き回るのは難しいと思いますが、全体を見渡しながら会場内全体を少しずつ歩いてみることを是非オススメします!
最後はひまわり畑で記念写真を
会場を出るとゴッホといえば!のひまわり畑!
スペース自体は広くないのですが、壁だけでなく天井まで鏡張りで、一面にひまわり畑が広がっているような錯覚を起こします。
ここは完全にフォトスポット!皆ここで写真を撮りたいので混んでしまう場所ですが(私は人がいないタイミングをおさえられませんでした)、タイミングを見計らって素敵な写真をお撮りください♪
お子さんと一緒に行かれる方はpart.2をお読みください!
まさにゴッホの世界に「没入」できる展覧会でした。
メジャーな絵画に関する説明展示があり、ゴッホの手紙の言葉から彼の人生の変遷も汲み取れるので、
予備知識がなくても十分に楽しめると思います。
子どもたちを通常の美術展に連れ出すのはハードルが高いので、こういった展覧会こそ「子どもと一緒に行きたい」と考えている方も多いと思います。
実際私も子どもと一緒に行ったのですが、とても楽しかったかった半面「こんな準備をすればよかった…」と思う点があります。
今後お子さんと一緒に行かれる予定のある方に少しでもお役に立てるような内容を、part.2でお伝えします。東京会場でも、この後の福岡会場でも、子連れ参戦予定の方は是非お読みになってもらえると嬉しいです♫
053 - ブルー
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊
37歳/夫・息子(8歳)・娘(4歳)/料理部・美容部/岡山県出身。パン屋さんめぐりや旅行先でお土産を買うこと、美術鑑賞が趣味。LEEと元気な子どもたちのおかげで、昔は苦手だったカジュアルなテイストの服装にも挑戦中。ファッションやおいしいもの、子どもたちとのお出かけ、身近なちょっとしたもの。丁寧な生活とはほど遠いバタバタな毎日の中で見つけた「あ、これよいな」と感じられるものを、みなさんと共有していけたらと思います。身長156cm。
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053 ブルー