長男の中学受験が終わりました。
熱望校は残念な結果でしたが、第三志望の学校に合格をいただけて進学することにしました。
小4の2月から3年間通塾し、ノートやテキストはこの量。
共働き、両親ともに中学受験の経験なし。そして幼児の弟がいる。一筋縄ではいかなかったのですが、時には家族でぶつかり合い、泣き、喜び、最後は家族で心を一つに受験に挑むことができました。
2月の受験校はことごとくあのグレーの背景で淡々と描かれた「不合格」を何度みたことか、、、。
しかし長男は悔しいながらも、負けることなく5日連続、時には午前も午後も1日中入試を受け続ける日もありました。
望み通りの結果ではなかったかもしれませんが、中学受験という選択をして、自分を律しながら目標に向かって3年間、向き合った長男はそれだけで尊敬し、誇らしく思います。
2月3日、呪いが解けた日
この日は午後受験に向け午前中塾に送迎をしていました。その時に長男と話をたわいない会話をしていたのですが、私がふと泣けてきてしまって。「どうしてこんなに頑張っているのに、合格じゃないんだろう」3年間が走馬灯のように頭に浮かび、残酷さと悔しさが抑えきれず、涙が止まらなくなってしまったんです。
そんなときに長男が「ママ、泣かないでよ、俺は頑張るよ。絶対受かるから。だからほら元気だしてよ!」と声を掛けてくれました。
一番辛かったのは絶対息子。それなのに逆にはげましの言葉を笑顔でかけてくれたのです。
その瞬間。
「この子はもう大丈夫」
と確信しました。努力もできるし、人に優しくできる、そしてどこまでもポジティブな息子は、どこでも何があっても力強く生きていける。
「不合格でも大丈夫」
心からそう思えたのです。
私は心のどこかで、「絶対〇〇中学に合格してほしい」、「このレベルの学校に行ってほしい」どこかでそう思っていたと思います。そんな呪いが息子の一言で解けました。
2月5日
最終日、2月5日は東京は雪。
奇跡と地元を感じる雪。「おじいちゃんが応援してくれている気がする」と1年前に亡くなった祖父を思い出したようです。そんな天気の中最後の決戦へ。
午前中は最終日なので急遽憧れの学校にチャレンジ、午後は第一志望校最後の入試です。
倍率は6倍、11倍の厳しい戦いでした。
息子は最終日まであきらめることなく、対策をし、前向きな気持ちでやり切りました。
受験を終えて息子から「自分の実力を出し切れた。中学受験をしてよかったよ、ありがとう」という言葉。
残念な結果でしたが、この言葉を聞けてよかった。最後までやり切ったこと、自分を律して勉強してきたことは絶対糧になると思います。
中学受験を終えて
中学受験は3人に1人しか第一志望に合格できない、本当に過酷な戦いです。親も伴走が必須ですし、お金もかかる。
しかし、この受験を通して、明らかに息子の学力、精神面の成長を体感し、家族で乗り越え絆も深まりました。
親として自分自身も悩み、苦しいときもありましたが、私自身も貴重な経験をさせてもらって成長させてもらったと思います。ありがとう。
なにより受験で学んだことは「子どもを信じること」
期待するのではなく、願うのではなく、とことん信じること。こんな当たり前のことに気づかされました。
徐々に日常に戻ってきていますが、私はこの3年間受験のことを考えなかった日がなかったので、なんだか受験ロスな気持ち。息子は放課後友達と遊んだり、久々のゲームをして楽しんでいますが、勉強しなくて大丈夫かソワソワするそうです(笑)
4月から長男は中学生、次男は小学生。新たな門出を信じて見守りたいと思います。
052 - あお
会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊
38歳/夫・息子(12歳・6歳)/料理部・美容部/人と話すこと、人と関わることが好きです。仕事も「人」にまつわるお仕事。平日は質素に暮らす、土日はていねいに暮らすことを心がけています。整理収納アドバイザー1級の資格、FP資格有。インテリア、読書、おしゃれが好きです。身長154cm。毎月読書ブログUPしています。
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052 あお