前回のクリップにたくさんのコメントをありがとうございました。亀のようにノロノロですが、少しづつお返事も更新中です。たくさんの優しい言葉を本当にありがとうございました。
さて、発熱から始まり30代で左半身麻痺になった話の続きです。
今までドキュメンタリーやドラマで「あなたは今日から身体の半分が麻痺になって動きません。」なんてシーンを見たら
こんなの絶対つらいだろうな。
絶望だろうな。
泣き叫ぶか、1人で悲しみを噛み締めるのかなぁ。
と思っていたのですが、現実になってみると私の場合は違いました。
「え?生活ってどうなるの?介護ヘルパーさんに来てもらえるのかな?トイレもこの先1人で行けないままなの?来年入学の長女の旗当番行けるかな!?運転も厳しそうだから子どもが熱出したらどうしよう!あっタクシーがあるか。最悪それだな。ちょっとカジュアルでおしゃれな車椅子とかあるのかなぁ?カーキとかいいな。杖もミナ ペルホネンみたいな可愛い柄のやつとかあったらいいな!」
考えながらだんだん自分の欲望の方に引っ張られていました。笑
たぶんそれは言われるより前に、あきらかに身体が動かない事をじわじわと実感していたからだと思います。
受け入れると言うより、どこか他人事のように感じていたのかもしれません。
受け入れなくたっていい
私の場合は、こんな感じで現実と少し距離をとって「あまり深く考えない」事で自分自身を保っていたように思います。
でもそのお陰で思わぬ発見がありました。
深く考える事を辞めたら、出来ない事に注目せず今できる事や、この環境の中でのちょっと楽しい出来事に意識がいくようになりました。
昨日より起きていられる時間が長くなった!
差し入れのゼリーが美味しい!
看護師さんの名札になぜかおでんくんのシール貼ってある!などなど。笑
これからどうしよう。。に向き合わなかったから、気持ちを保てたように思います。
今までは、「山は登るもの!つらい事でも真剣に向き合い、正面から挑戦すれば山を乗り越えられるのだ!」くらいの根性論を持っていました。
でも今回の事で、全ての事に正面からぶつかる事をやめました。
正面からぶつかる事が必要な時もあるし、向き合い過ぎない方が上手くいく時もある。
ずっと1つの方法や信念を貫き通さなくちゃいけない!なんて事はないんだな。
その時々にあった方法を選んでも、ダメな自分になってしまう訳でも、何かが失われる訳ではないと学びました。
障害がなくても
みんな生きていれば言葉に出さないだけでいろんな事があると思います。
なんにも抱えずに生きてる人の方が少ないんじゃないかなぁ。
どうにも変えられない事も、受け止められない事もあると思います。
みんなそれぞれ、その時に合った自分を守る方法があるんだと思います。
どんな方法にも優劣はなくて、その時のペースや方法で柔軟に生きていきたいし、子ども達にもこの先挫けそうな事があったら、そのように伝えていきたいなぁと思います。
力は抜いて自分を守っていい。でもその先に進む方法はきっとどこかにあるから、今後も自分のペースで探していきたいです。
ナツミ
個人事業主 / 愛知県 /
37歳/夫・娘(7歳・4歳)/美容部/おてんば姉妹に翻弄されながら、子育ても仕事も好きなこともあきらめたくない!と欲張りに生きています。自分にも家族にも心地よいバランスを探している日々です。1年前に病気のため、片麻痺に。少し制限のある生活ですが、できることに目を向けて楽しく!今年度もよろしくお願いします。
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ナツミ