こんにちは! 059ツナです。
ここ松本では2学期が始まって1週間。日中はまだまだ暑さが残り、汗だくで帰ってきた息子にシャワーをうながすのが日課となっています。
夏休みも残りわずかな今、「やっと終わる…」とほっとしている親御さんも多いんじゃないかな?
今回は「お互い毎日おつかれさま!」との気持ちをこめて、LEE世代のみなさんにおすすめしたい本の紹介です。
共感の嵐!村井理子さんのエッセイ。
こちら、『いらねえけどありがとう』。
翻訳家・村井理子さんによるエッセイ本です。サブタイトルには「いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術」との文字が。これはぜひとも知りたいやつ…!
ワクワクしながら手に取りました。
まず、表紙をめくった時に目に入る言葉がいい!
プロローグの「米を研ぐのが苦手」という衝撃的(?)な告白…からの流れがテンポよく、一気に引き込まれます。
淡々と綴られるエッセイかと思いきや、唐突にスイッチが入る感じがおもしろい!
新しい視点に「なるほど~」と感じ入ることもあれば
「そうそう!そうなのよね!」と前のめりで激しく共感の声を上げたくなることも。笑家族と暮らす中で積もる小さなモヤモヤを、すぱーん!と言語化してくれるのは爽快そのものです。少し先の未来を想像して p.109 の文末にも共感しきり…!
とりあえず今のうちに “Tips34” の技を習得しようと思っています◎
村井理子さんのエッセイにハマる。
この1冊ですっかり村井さんファンになった私。怒涛の勢いでエッセイを読みあさりました。
この文体、やっぱり好み♡
軽快な文章が心地よくてぽんぽん読み進められます。
双子の息子さんを育てる母でもある村井さん。
母目線で書かれた文章も多く、息子くんたちの成長がうかがい知れるのも興味深い! 同じく男の子を育てる身としてとっても参考になります。
私は時々…いや結構頻繁に、胸がつまって泣きそうになる文章がありました。。
親子とは? 家族とは?
深く考えさせられるエッセイも。
軽快で笑えるけれど、しみじみ胸に迫る文章は子育て関連以外にもちらほら。飄々とした印象のある村井さんですが、過去には壮絶ともいえる経験をされているんです。
そんな経験が綴られたのがこちらの2冊。
表紙の雰囲気が物語るように、『家族』についてはかなりシリアスな内容が語られています。いつもの村井さん節も封印。
これはあくまでも私の推測ですが…。
おそらく村井さんのお兄さんは発達凸凹があったように見受けられます。
「そういう時代だったから仕方ない」と言うのは簡単ですが、息子のことを考えながら、胸がつぶれそうな思いで読み進めました。
心の中ではどんなに思い合っていても、ちょっとしたボタンの掛け違いで崩れていく関係がある。家族の絆や親子関係について、改めて考えるきっかけになりました。
夜に読んだら眠れなくなりました…。
ところで、以前ご紹介したこちらの本なんと村井さんによる翻訳でした!
『いらねえけど…』を読んだ後に気づいてびっくり。
私感ですが、『家族』にはどこか『エデュケーション』と通ずる印象があります。
村井さんがこの本を翻訳されたのは、もしかしたら自身のご家族のことを想ってなのかな…。そんなことをぼんやり考えてしまいました。
LEE世代におすすめです◎
『いらねえけどありがとう』で初めて手にした村井理子さんのエッセイは、笑いあり、学びあり、そして何より共感あり。
この先出版される作品も絶対読みたい!と思わせてくれる名文ぞろいでした。
女性のモヤっとした気持ちを代弁してくれるあたり、特にLEE世代のみなさんにぴったりじゃないかな?
おつかれな時には特におすすめです!
そうそう。画像にはありませんが、愛犬ハリーくんについて書かれたエッセイ本も出版されていますよ~。
わんこ好きな方も、ぜひ♡
ツナ
主婦 / 長野県 /
44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
この記事へのコメント( 4 )
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ツナ