秋ですね〜。
こちら北海道では、スタッドレスタイヤやストーブのCMが流れはじめました…。
毎年のことではありますが、早すぎませんか。笑
さてもう9月も半ばで今更ではありますが、今年の夏に読んだ本たちをいくつかご紹介しようと思います。
こちらのブログ8月末に書いていたのですが、もたもたしていたらアップするのが今になってしまいました…。
今年の夏は読書熱が高まり、時間の許す限りひたすら文庫を開いていました。
吉田修一「泣きたくなるような青空」
飛行機に乗るたび、機内誌を隅から隅までじっくり読むのが好きなのですが、こちらはANAの機内誌「翼の王国」で吉田修一さんが連載していたエッセイをまとめたもの。
残念ながら連載は2021年3月で終了してしまいましたが、吉田修一さんはこちらのエッセイをご自身のライフワークとおっしゃっていて、なんと15年間も続いたそうです。
空の上で読むのが好きだったので連載終了はとても悲しいです。
連載をまとめたエッセイ集は全6冊あり(連載初期は短編小説も書かれていました)、3冊は以前読んでいたのですが、今回「泣きたくなるような青空」「最後に手にしたいもの」「ぼくたちがコロナを知らなかったころ」の3冊を一気に読みました。
吉田さんの出身地である長崎や小説「路」の舞台であり、好きで何度も訪れているという台湾の話題が多いですが、そのほかにも中国、パリ、タイ、カンボジアなどの海外から日本各地への旅について、たまに愛猫についてなど幅広くユーモアたっぷりに語られています。
コロナでの制限がなくなった今、旅行欲を掻き立てられます。
読んでいると爽やかな気分にさせてくれ、特に毎回まとめ方が素敵で読後感がとても良いのです。
元々吉田修一さんの小説が大好きだったのですが、エッセイを読んで以来その人柄にも惹かれています。
久しぶりに読んで「あーこれこれ。やっぱり好き」と再認識しました。
内田英治 MIDNIGHT SWANミッドナイトスワン
こちら2020年に草彅剛さん主演で映画化されたもの。
映像化された作品は、先に原作を読みたい派です。
体は男性、心は女性というニューハーフショークラブで働く主人公が、突然親戚の女子高生を数ヶ月預かることになり、バレエを通してお互いの心が開いていく…というようなストーリー。
こちらを読んでいる間、悲しいニュースもありジェンダーや多様性について改めて考えることになりました。
以前読んだ桜木紫乃さんのエッセイにて、最近よく聞く「多様性」とは、「個性的」とは違うのかというようなことを書かれており、私の頭の中も少し混乱しています。
個性を認められる社会とは。
Superfly 越智志帆 ドキュメンタリー
Superfly 越智志帆さん初めてのエッセイは、帯に「私の隠れ家へようこそ」と書かれている通り、私生活についてや巻末には妊娠・出産についてのエピソードなど、歌唱している姿からは想像がつかない普段の様子をみることができました。
電子レンジや炊飯器を手放して生活していたり、グルテンフリーをご自身なりに実践しているとのことで、私も身のまわりの当たり前と思い込んでしまっているものについて振り返るきっかけになりました。
便利なものって思考をとめてしまうこともありますよね。
越智さんは手放すことで、工夫を凝らしたり色々な方法を試すことを前向きにとても楽しんでいるようで、丁寧に生活されている様子が伝わってきます。
ほかにもサスティナブルへの考え方、三姉妹の真ん中で育ったこと、仕事についての向き合い方など新たな一面を知ることができました。
久々に活字中毒になった今年の夏。
まだまだ熱は冷めやらず。このまま読書の秋へ突入しそうです。
024 - kano
事務職 / 北海道 / LEE100人隊
35歳/夫・息子(4歳)・娘(1歳)/手づくり部・料理部・美容部/北海道の南の方で育ち大学進学にて上京。その後また地元に戻り暮らしています。料理すること、食べること、食事に合わせたお酒を飲むのが好きです。田舎で暮らし、四季折々新鮮なものを食べられる贅沢を日々感じています。ゆったり穏やかに日常を大切に、自分らしく自然体でいられるよう日々過ごしています。コスメ、ファッション、読書も好きです。身長166cm。
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024 kano