思った以上に長くなってしまった…!
前回↓からの続きです。
続・おすすめの本。
■カルミネ・アバーテ『海と山のオムレツ』このタイトルと装丁がいかにも魅力的♡
南イタリア出身の著者による郷土料理、それにまつわる家族の物語が綴られています。想像力…というより味覚がおおいに刺激されるかも。笑
お料理好きな方ならよりいっそう楽しめる一冊かと!
■パオロ・コニェッティ『フォンターネ 山小屋の生活』
都市を離れてアルプスの山小屋にこもり、思索の日々を過ごした著者自身の体験を綴った作品。読み進めるうちに少しずつ心が凪いでいくように感じます。
私、読むにも書くにも文章に関してマニアックなところがあるんですが
この文章の美しさにもやられました。。
そうそう、LEE6月号p.184では著者の作品をもとにした映画『帰れない山』が紹介されていましたね。これも観てみたいなぁ。
ご紹介したい作品は他にもたくさん! でも熱量が高くて暑苦しいので、このあたりでやめておきます。笑
本選びのコツを少しだけ。
国内小説と比べて本選びが難しそう。海外小説にはそんな印象があるかもしれませんね。
ということで、最後に少ーしだけ選書のコツを書きたいと思います。
本を選ぶ際いちばん重視するのはもちろんストーリーだと思いますが、海外ものだと「ストーリーは好きだけど、日本語訳の文体(言い回し)が苦手…」ということも少なからずあるような。
逆もまた然り。
個人的には「好きな訳者さん」を見つけるのが海外ものの選書のコツじゃないかな?と思います。
私も何人か好きな訳者さんがいますが、無意識のうちに同じ方の訳書を選んでいることも。小川高義さんの訳が好きなのは今回ご紹介したラインナップを見てもよく分かります。
20年ほど前に購入した『リリィ、はちみつ色の夏』は小川さんの訳が好きだなぁと初めて認識した作品だったと記憶しています。
はっ、『海と山のオムレツ』と『フォンターネ 山小屋の生活』が同じ訳者さんじゃん!
今気づいてリアルに驚きました。笑
あくまでも私個人の考えですが、少しでも参考になればうれしいです◎
*
ブログのネタとしては少々マニアックかもしれないけれど、海外小説(エッセイ)好きな方がもっと増えたらいいなぁ。そんな願いを込めつつ書いてみました。
非日常を愉しむ読書体験、おすすめです!
ツナ
主婦 / 長野県 /
44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
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ツナ