物心ついたころからずっと洋菓子一辺倒だったわたし、
子どものころ一番好きだったおやつはヨックモックのクッキーとゴーフル。
ヨックモックのクッキー缶は中でも特別に好きでした。
同封されていたリーフレットを日がな一日眺めて、ノートに書き写していたりしましたっけ。
要するに、幼いころから食いしんぼうでした。
和菓子を食べるようになったのは、結婚してから。
夫も同じくおやつの時間が大好き、そして洋菓子も和菓子も大好きだった(特にあんこが)ので、その影響でおいしいあんこのおやつを食べるようになりました。
そんなわたしですが、羊羹をおいしいと思うようになったのは、つい数年前。
和菓子界における代表格、というか親分格とも言える羊羹、
これまでは自らすすんでは食べようと思わなかった羊羹ですが、
食べるようになったきっかけは、とらやの羊羹でした。
パリ出店35周年を記念して発売された「ヨウカンアラカルト」。
ほしよりこさんによるオリジナルキャラクター「寅多ティティ」のパッケージの、一口サイズの羊羹が色とりどりでいろんな味があってかわいくて、そしてどの味の羊羹もとってもおいしいことに、改めて驚き、感激したのです。
(付属の紙袋も瓶も、寅多ティティの絵が描かれていて、とてもかわいかった!今でも大切に保存しています♡)
以来、ちょくちょく羊羹を食べるようになったら、おいしいし、日持ちもするし、小さいパッケージなんかもあって、その上おしゃれだったりもする。
ちょっとしたお返しや、お土産に、気を張らない贈り物にと本当に重宝するし、
おやつのストックとしても同様の理由でとても優秀なおやつ、それが羊羹!
今頃気がついたくせに、羊羹フリークぶるのも大人気ないので控えますが、今となってはいろんな和菓子屋さんで羊羹を見つけては食べてみるのが楽しくて。
主にスティックタイプのものを好んで買っています。
食べ切れるのもちょうどいい。
と、つい最近その魅力を知ったわりに、長々と羊羹について書きましたが、今どきは羊羹も各お店でとても洗練されたデザインであったり、予想を裏切る
まだまだ夢中なわたしです。
HIGASHIYAさんの羊羹はとてもスタイリッシュ。
こちらはharuちゃんが送ってくれたのですが、いちじくとかココナッツの羊羹があってどれもとてもおいしくて美しい。
読書のお供にも羊羹はとても合うと思う。
この日は、西加奈子さんの「くもをさがす」を読みながら。
そして、羊羹を好きになるきっかけをくれたとらや。
デパ地下には必ずとらやのお店があるので、いつでもどこでも買えるのがうれしい。
いつも何本か買ってストックしています。
スティックの羊羹も、とらやのものはどっしりしているイメージ。
羊羹を好きになったのは40を過ぎてからでしたが、その時感じたのは、大人になったなあと言うこと。
とっくに随分前からいい大人でしたが、わたしにとっておやつに羊羹を楽しめるのは、大人の証拠。
大人になってもまだまだこんなふうに知らないことはいっぱいあるのだなあ、とうれしくもなったのでした。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき