いつもいく八百屋さんの軒先に色とりどりの夏野菜が並んでいるのを見ると、
今年も夏がやってきたな、と思う。
若い頃はもっと別のことで夏の訪れを感じていたのだろうけれど、今は旬の食べもので季節を感じます。

暑くなるとまず食べたくなるのはカレー

わが家の定番のカレーのレシピはいくつもありますが、簡単にできて家族皆が好きなのはスパイスカレー。
3種のスパイスで作るグレイビーをたくさん仕込んでストックしてあるので、思い立ったらすぐにスパイスカレーが楽しめます。
グレイビーとは、玉ねぎやトマト、スパイスを炒めて作ってストックしておくことができるカレーのベースとなるもの。
これさえあれば、ささっとカレーができるのです。
グリルした夏野菜をあれこれトッピングしていただきます！
汗をかきかき食べるカレーのおいしいこと。
ごはんにはクミンをパラパラすると、一口ごとに鼻にスパイスの香りが抜けてさらにいい。

ゆで卵入りミートローフと夏野菜のグリル

夏野菜をグリルして肉料理と一緒に盛り付けていただくのが好きです。
スコッチエッグを作ろうと思って、暑いので揚げるのをやめてミートローフの中にゆで卵を仕込みました。
こんがり焼いたズッキーニ、パプリカ、茄子に、焼きトマトのソースを添えて。
濃厚なトマトをグリルしたあとお鍋の中で潰して煮た焼きトマトのソースは、この時期に必ず作るストックフードの一つ。
煮る前に丸ごとのトマトを焼き目がつくまで焼いてから煮るので、甘みが強くて味の濃いトマトソースになるのがお気に入りです。

さっぱりとごちそうサラダの夕食

エビと帆立、ズッキーニはグリルして、
あとはベビーリーフやトマト、茹でたスナップえんどう、塩揉みしたきゅうりなどなど
さらに盛り付けて、ポーチドエッグと粒マスタードとはちみつのドレッシングをかけてもりもり食べる。
一人の夕食の時など、このサラダとスープだけでもお腹いっぱい、
食べ過ぎが続いた後にもちょうどいい。

日々の献立の参考に、いつも楽しみに見ている「おいしいLEEレシピ」、
今気になっているのが「きゅうりと長芋の山形のだし」。
暑いひにつるつるっとひんやりおいしそうで、近く作ってみようと思っています。

夏にさっぱり！「きゅうりと長芋の山形の”だし”」／榎本美沙さんの『旬を食べつくす日々の食卓』