こんにちは、しょこみです🕊
暑すぎる毎日、涼しい部屋で読書はいかがですか♡
最近読んだ本の紹介です。
くるまの娘 宇佐美りん
芥川賞受賞の「推し、燃ゆ」を読めておらず初めての宇佐美りんさん。
とにかく苦しい一冊でしたがそれが現実なのだと思います。
被害と加害の表裏一体、救いとは何なのか、といったことを、わたしもぼんやり考える時があります。考えれば考えるほど鬱々としていくんですよね。
突き詰めると本当に救いがないというか、誰もが幸せになるなんて無理なんだろうな、と思ってしまうというか。
“誰”にとっての救いなのか、“誰”にとっての幸せなのか。
救いや幸せってその主語の数だけあって、相反していても対立していても、他者が否定したり無きものにしたりはできないもの。
時にはそれが自分の幸せではないとしても、捨てられないものってあるよねと心がぎゅっとなりました。
絶対にこの感情を、この状況を書ききってやるという著者の強い意志が最初から最後までほとばしっていて。
だから、苦しいけれどこちらは全力で受け止めなきゃ、と覚悟を持って読む感じ。
体力のあるときに読む本です。
けだま 浜島直子
100人隊のみなさんも読んでいらっしゃった、我らがはまじの「けだま」。
わたし、初めて毎月買ったファッション雑誌が、はまじのデビュー雑誌なのです。
中学生のわたしには新鮮で、スタイルがあって好きだったなぁ。
はまじはわたしより少しお姉さん世代。
いつも憧れの存在です。
いくつかの章ではポロッと涙がこぼれてしまったり、クスッと笑ってしまったり。
軽快で素直な文章に、はまじのお人柄を垣間見た気がします。
バルト三国のキッチンから 佐々木敬子
次行きたい国はバルト三国!!プラス帰り道にヘルシンキで一泊という黄金コースがベスト。
エストニア、ラトビア、リトアニアから成るバルト三国。
似て非なる三国それぞれの食卓や料理。
それだけでも興味津々なのに、さらに奥深い文化や歴史、人びとの暮らし。
タイトルからレシピ本的なものを想像していたのですが、良い意味で裏切られました!レシピもばっちりです!
なんとも丁寧で贅沢な内容で、じっくりと読み込んでは行きたい気持ちを高めています。
こちらは新刊で、バルト三国関係の本を探していたところちょうど発売されることを知り、発売日を心待ちにして購入しました。
コロナ禍を経て、戦禍の影響を受け‥まさに“今”のバルト三国の姿が書かれており、歴史的にも意味のある一冊だと思います。
ラトビア、リトアニア、エストニアに伝わる温かな手仕事 赤木真弓
とにかくバルト三国に行きたい気持ちが溢れています(笑)。
バルト三国の魅力はなんといってもこの本に詰め込まれている、手仕事の数々!
すべての手仕事品に意味があり、受け継がれてきた物語があり、伝統だけでなく現代的に変化していったり、次第になくなっていくものもある。
有名な刺繍やミトン、かごぐらいしか知りませんでしたが、他にもひと目見てみたいものがたくさん紹介されています。
どこか日本の手仕事と通ずるところもあるような気がして、より愛おしく感じます。
手仕事だけではなく、街案内も充実。すぐに飛んで行きたい!
ラトビアで毎年6月に行われている森の民芸市に行くのが夢です。
おまけ 夏といえば文庫フェア!
本好きさんの夏イベントは、各社の文庫フェアではないでしょうか♡
いつから始まったんでしょう?中学生ごろにはもうあった気がします。
毎年キャラクターやプレゼントが楽しみで、まず各社の冊子をもらうのが夏の始まり。
近年は、我らが集英社の“よまにゃ”に夢中です♡
某社のキュンタも好き(小声)
最後までお読みいただきありがとうございました♡
【057 しょこみ】
057 - しょこみ
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊
38歳/夫・息子(0歳)/手づくり部・料理部・美容部/優柔不断ですが、スイッチが入ると突き進むタイプ。国内外問わず旅が大好きで、特に北欧をはじめヨーロッパ贔屓。その土地ならではの手仕事や食文化に惹かれます。好きが高じてフードコーディネーターの資格を取得し、今は薬膳を勉強中。片付けが苦手で忘れ物が多いところを直したいと思いながら、LEEらしい素敵な暮らしに憧れています。100人隊になって美容にも興味津々。身長164cm、顔タイプソフトエレガント、骨格ウェーブ。2年目隊員です。
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