【沖縄】やんばるはスパイスも美味しい!一粒から溢れる滋味深いひと皿を堪能@on the farm \ 001icoco
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2023.05.23
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オープン時から気になっていた沖縄県名護市源河にある小さなポップアップレストランon the farmさん。こちらはやんばるで育てた野菜の美味しさや大切さを伝え続ける「やんばる畑人プロジェクト」を設立しカフェ「Cookhal(クックハル)」なども展開、そして農業を通して「食で地域を元気にする!」をライフワークとして活動している芳野幸雄さんが経営するお店です。
以前訪れたCookhal(クックハル)さんの記事はこちら↓(限定のカレーはもうやっていないそうですー!涙)
スパイスと発酵を彩る空間
店内で飾られているスパイス、野菜、そしてお花は全て芳野さんが育ている畑から調達。
こちらは手作り酵素シロップ。ヤマモモはキビ砂糖(左)とパインはセイロンシナモンリーフ(右)と一緒に。
廃棄されるはずだった事務所用書類棚もon the farmさんの手に掛かれば食器棚として大活躍。
育てて食べる感動「国産スパイス」
レストラン横にある納屋は「にわかスパイス研究部」の場所。苗があったり、土鍋を炊く釜があったり。ここで何をしているのかな?と覗いてみると、
綺麗に並べられたスパイスが乾燥されていました。これぞスパイスの究極美というか洗練された出で立ちというか。普段スーパーで買い何気なく使うスパイスだって出荷される前はきっとこういう感じなんだろうなと考え始めると、一粒一粒に敬意を払いたくなりました。
納屋の隣にはトイレあがります。普段ここで記事を書くとき、トイレの写真なんて載せないですがこの何気ない日常を切り取った風景をどうしても読んでくださっている方とシェアしたくて。自然豊かな場所でのびのび育ったスパイスで食べる料理ってどんな料理?と何となく想像をかき立てさせられませんか?
さあ、食べよう「今日の一品」
店内へ戻ってきました。今回ここへ来た理由、ずばり「自家製ペーストで作るやんばるグリーンカレー」を食べるため。完成するまで10年かかったこのグリーンカレーは、芳野さんが販売されているペーストの原材料表示を確認し栽培できるのか確かめて、全てひとつひとつ栽培を始め収穫したものから作られています。そしてグリーンカレーとして納得いく味に完成されて、お店で提供するという特別な日がこの日だったのです。
「趣味でやっていることだから」と優しく微笑む芳野さん。いいえ、これはもう趣味のレベルを超えています。日本中どこ探しても見つからないプレミアムなグリーンカレーです。早速グリーンカレーのスープをすくって飲んでみると、清涼感溢れるハーブの香りが鼻をくすぐり後から来る複雑で繊細なスパイスの味がより味の奥深さを引き出していました。具の茄子やピーマンは火が通っていてもしゃきしゃき、豚肉はあくまでも満足感を得られる脇役です。美味しい。感動も相まって美味しいが渋滞。
添えてある副菜も丁寧に作られていました。下からエンサイ(葉野菜)を炒めたもの、ナンプラー漬け玉子(上にのっているのはパクチーの種。これね、凄く良いアクセント)、パパイヤサラダ(ソムタム)は爽やかなシークワサーと青唐辛子でパキッとした仕上がり。これまでタイ料理を飽きるほど食べてきたつもりですが、その中で一番美味しいソムタムでした。最後の揚げ物はバナナフライ。島バナナで作られていて揚げることでより甘くねっとりに。揚げ衣にはココナッツファインが入っているのでさらに香ばしさが増し、お腹いっぱいでも食が進みます。
カウンターに置いてあったパパイヤもきっと美味しいソムタムになっていたのでしょう。
この絵、もしかして?
座っていたテーブルの横に飾ってあった絵。よ~く見ていると「あ!」と直ぐに気付きました。最近観て記事にした映画「HAPPY SANDWITCH」のキャラタクーが描かれています。
聞いてみると、正解でした~!正確に言うと首里にある人気カフェ「CONTE」さんが発刊しているCONTEマガジンの挿絵として使われた原画でした。
Shall we grow スパイス?
この日は胡椒の苗がたくさんあって販売していました。どうしよう、欲しい。でも育てられるのか?
こんなに立派に生るならー!と勢いよく飛びつきたくなります。ひとまず落ち着いて考えることに。おすそ分けで頂いたこちらの胡椒、只今我が家のキッチンで乾燥中。グリーンペッパーにするかブラックペッパーにしようかなんて贅沢な悩み。
もし我が家で胡椒を育てるなら鉢に幹を置くこの方法しかない。
ローカルが持つ豊かさの在り方と取り組み方
食料自給率の低下が騒がれ地方の農業を取り巻く状況は厳しさが増す状況の中、ネガティブな事だけを考えるだけでは前へ進めず廃れるだけ。on the farmさんでは今あるこの豊かさを楽しみ共有して未来へ持続させたいという強い思い感じました。やんばるは美味しい!もちろん、やんばるだけじゃなく沖縄も日本も美味しい!
on the farmさん、撮影及び掲載ご承諾頂きありがとうございました!
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001 - icoco
会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊
45歳/夫・娘 (17歳・8歳)・息子(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌&WebのLEE、そしてLEE100人隊が好き。小窓の住人として自由に書きたいことだけを書いて駆け抜けて行ったらあっという間に3年目。これからもLEEが大切にしているものを大切にしながら、ゆるりと日常を楽しんで書き綴っていこうと思います。夢は美しい自然や花に囲まれて自給自足する事。衣食住+写真はシンプルカラーの中で時々はっきりとした色を使う事が好き。綺麗めカジュアルタイプ。肩幅広め中肉中背&骨が全体に目立つ骨格ナチュラル。身長162cm。
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