こんにちは! 059ツナです。
あっという間に4月も下旬。新年度の慌ただしさもひと段落して、どっと疲れが出る時期ではないでしょうか?
自分のことをいたわる時間も大切にしたいですよね。
今回はそんな時におすすめな本を紹介させてください。
笑いあり、涙あり。
心をじんわりほぐしてくれる本。
まずはこちら。『幸せなひとりぼっち』です。59歳・ひとり暮らしの主人公オーヴェは曲がったことが大嫌い。頑固で無愛想で、ルールを守らない人には容赦なく説教をする。
そんな彼の人生が、近所に引っ越してきた一家との出会いで一変していく…というストーリーです。
この主人公、近くにいたら間違いなく距離を置きたいタイプ。私は1ページ目からその偏屈具合に「うわぁ…」と引きました。笑

はじめは図書館で借りましたが、あまりの良さに後日購入しました。
だけどどこか憎めなくて、気づくと”愛すべき偏屈もの”と呼びたくなっているんです。
ある時はぷっと笑え、ある時は切なさに心がきゅっとなる。心をじんわりほぐしてくれる一冊でした。
以前にも映画化されたことがあるこちらの作品、この春にはハリウッドでリメイクされた映画が公開されています。主演は名優トム・ハンクス。イメージとぴったりで個人的にはとってもうれしい~!
残念ながら県内では上映されてないのですが、いつか絶対観る!と心に誓っています。笑
待望の新刊!
『マダムたちのルームシェア』♡
続いては以前ご紹介した『マダムたちのルームシェア』、待望の2巻です。
↓1巻はこちらで紹介しています。
沙苗さん、栞さん、晴子さんのルームシェア生活はやっぱり楽しい♪ 普段の生活もイベントも全力で楽しむ姿勢に元気をもらえます。ここのところ気持ちが上がらずモヤっとしがちだった私には、特にエピソード6が心に響きました。ふっと肩の力が抜けて優しい気持ちになれるような。
お疲れ気味な時、ちょっと元気を出したい時に心に効く一冊、おすすめです!
心と身体を温めるスープ本。
最後はこちら。『スプーンはスープの夢をみる』です。こちらはスープにまつわるアンソロジー。
タイトルと装丁に目を惹かれて手に取ったら、思ったとおり装丁はクラフト・エヴィング商會!タイトルも吉田篤弘さんが考案されたものでした。このセンス、やっぱりツボです。
↓スープ+吉田篤弘さんといえばこちらも…。
江國香織さん、村上春樹さんといった作家から、辰巳芳子さん、高山なおみさん、長尾智子さんのような料理家まで、さまざまな著名人の作品が収録されている読みごたえたっぷりの一冊。栄養満点のスープのように、心も身体もほっこりと温めてくれます。
森茉莉さんや中原淳一さんなど、時代を感じさせる作品が含まれているのも興味深い!
書き下ろし作品も収録されていて、個人的には高柳佐知子さんの作品を読めたのがうれしかったです。
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辰巳芳子さんのスープといえば、益田ミリさんの『わたしを支えるもの すーちゃんの人生』でもちらっと触れられていましたよね。この機に改めて読み返してみました。こういうリンクを見つけるとうれしくなるのは本好きならではでしょうか。
それとも私がマニアックなのか
ジャンルはそれぞれ異なるけれど、読めばきっと心がほぐれる本たち。ほっとひと息つきたい時にぜひ手に取ってみてくださいね◎

存分にくつろぐ術をにゃんこから学びたい…!

ツナ
主婦
44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
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059 ツナ